7月の連戦後、雨に祟られまくっている左大文字は毎週練習時に豪雨に遭い、先週はついに台風まで来る始末。しかし、迫るリーグ戦に向けて少しでも練習をと、深北緑地に集まった左大文字メンバー達は、前回のミーティングの成果を確認すべく精力的に練習メニューをこなした。
程なくして降りだした雨にも負けず、GB、6on6と練習を続ける左大文字であったが、6on6が終わる頃にはグランドが水浸しに・・・グランドボール無し縛りでエキストラを進めるも、雷がなりだしたところでやむなく練習を中断し、結局雨が上がらないままこの日の練習はここで終わりとなった。
練習は残念ながら中止となってしまったが、8月16日は何を隠そう左大文字ラクロスクラブの名前の由来となる、京都五山の送り火が行われる日であったのだ。
先祖代々の霊を送り出すとともに、リーグ戦の必勝を誓うこの日は毎年盛大に行われているのだが、当の京都はグランドの有る東大阪よりも更にひどい雨模様との情報が入っていた。
京都市内各所で床上浸水、水道管破裂で道路は隆起し、道路交通は半麻痺状態。雨天決行都のことであるが、土砂災害をも注意すべき事態となっていたのだ。
しかし、ただ飲みたいだけの左大文字メンバーはそんな交通事情にもめげずゾクゾク会場に集合し、点火の時間を今か今かと待ちわびていた・・・
8時ジャスト、如意ヶ嶽の大文字が点火し、妙法、舟型と続くが15分を過ぎても火がつかない左大文字。点火担当の人が走り回っているのが伺えるが、なかなか火がつかない。なんというスロースターター、まるでどこかのラクロスチームを見ているかのようである。KBSの6時限中継でも唯一弱々しい火が映し出されていたが、その中継が終わる頃、ようやく本調子を取り戻した左大文字は力強く燃え盛り、京都の夏の終わりを彩っていた。
他の送り火も消えかけ番組ももう終わろうという時に燃え盛る左大文字(右側中段)
リーグ戦初戦で躓いた左大文字ラクロスクラブであるが、この左大文字のごとく終盤へ向け一気に燃え上がっていきたいところである。