人事異動は会社員の宿命系クラブの左大文字は、9月25日二色の 浜公園にて徳島大学と練習試合を行った。
試合前、二部FINAL3を目前に控えた左大文字に衝撃が走る!
クラブ創設以来、常に中心メンバーとして活躍した沖中が10月か ら札幌市へ転勤となった。全国から問い合わせが殺到する中、近日中に「涙・涙・そして涙。 沖中 特集号」を公開予定である。
さて今回の対戦相手、徳島大学。入団一年目ながら攻撃の中心となっているMF田中(ミッキー) の母校であり、 前日に学生リーグ四国ブロック予選一位通過を決めている強豪校。遠方より貸し切りバスで来て頂き、感謝感激である。
加えて徳島大出身のDF山崎さんが左大文字にゲスト参加。卒業以来のプレーであったそうだが、試合前から「 ミッキーの後輩だから、ザッキーな。」 と左のベテラン達に取り込まれ始める。未来を見据えたスカウト活動に余念がない左大文字であった。
また、クラブリーグ中四国ブロック優勝を決めているBARBAR IAN LIGHTSから宮田さんも参加。もはやゲストでなく準レギュラー的な扱いとなっており、 いずれ関西へ転勤となれば左も熾烈な獲得競争に参加することにな ろう。
全体集合の挨拶では、 徳島大学さんより地元名産の鳴門金時を使用したサブレを頂いた。対して左大文字は京都北山の名店malebrancheのお菓子 で応戦。前哨戦は互角といったとこであろう。
試合の詳細は互いにプレーオフを控えている為に記せないが、 若手中心のメンバー編成であったように思える徳島大に9-7で勝 利。FINAL3に向けて良い準備ができたと言えよう。Gは坂井・伴仲・金原が揃い踏みし、 激しいアピール合戦となった。
若手かベテランか、昨季MVPの実績か世界での経験か。 誰を先発起用するか、宮田主将の決断が待たれる。
DFは大槻・野尻の若手コンビが躍動し、先発の座に近づいた。 中堅・ベテラン勢との組み合わせのチョイスが悩ましいところだ。
MFはミッキーが一得点に加え、随所で存在感を発揮。 後輩たちに徳島大魂を見せつけた。今季加入の田川もすっかりチームに馴染み、 本来の持ち味を出してきたと言えよう。沖中の穴を誰が埋めるか、 各自の奮起を期待したい。
後輩には手加減しないミッキー
怯んでも容赦しないミッキー
泣きが入っても容赦しないミッキー
ATでは仕事の都合で予選出場が無かった北が2得点と実力を発揮 。まだ試合勘が戻り切ってない様子だが、 大きな戦力が帰ってきた。また川橋も得意の角度「川橋45」からシュートを決め、 これも明るい材料となった。
しかしながら大きな不安材料が一つ。試合日の10月1日、 ある行事が全国的に開催される。
そう「運動会」である。
子供の運動会とFINAL3。どちらを選択するか、 各家庭では残り一週間で激しい駆け引きが行わること必至である。子供や妻にクリスマスプレゼントや年末年始の旅行をチラつかせる など、様々な手段を試みている選手もいるようだが、 結果は芳しくない模様。今年のFINAL3、結果を左右するのは「運動会」 になるかもしれない。
試合後はゲスト参加した山崎さんが入団表明!
リーグ戦参加は来季からとなるが、大きな戦力獲得となった。 早くも左大文字オリジナルバックを購入し、やる気満々である。
先輩であるミッキーからは「昨日、 一緒にラッコンに行って防具を全部買わせてましたから。」 と驚きの報告。ミッキーは一度も練習参加しないで入団を決めたが、 徳島大のスピード感と上下関係は恐るべしである。
徳島大現役生の皆さんには、 子供連れでラクロスを楽しむ社会人の姿を見せることができた。今後に向け、継続的に交流を深めて行けそうな予感がする。 これが今回一番の収穫であったかもしれない。
さて来週10月1日はFINAL3、対CYL。 勝てば決勝進出と入替戦の2試合が追加される。負ければ今年の公式戦は終了。札幌へ旅立つ沖中選手の為にも、良い試合を報告したい。
乞うご期待!