第233号 左大文字11周年記念総会

左大文字ラクロスクラブ11周年記念総会が、12月2日から3日かけて開催された。参加者総勢9名(朝帰り1名含む)は、二日にわたって、皿そば、カニをはじめとする海の幸、但馬牛を満喫した。

観光客でにぎわう城下町

晴れ渡る空の下、観光客でにぎわう京都駅八条口タクシー乗り場前に集まった左大文字一行は、激務の合間をぬって作られたとは思えない見事な旅のしおりを片手に、最初の目的地である兵庫県豊岡市出石町にある手打ち皿そば「但馬近又」へと向かった。
車を走らすこと3時間あまり、ようやく出石町にたどり着いた一行は、観光客のあまりの多さに驚きを隠せずにいた。人の波をかき分けてたどり着いた「近又」であったが、そこで驚愕の事実に直面する。店内はすでに満員、寒い店外で席が空くのを待たなければならなかったのである。

待ちに待った手打ち皿そば。大将曰く「20皿食べるとそば認定書が、50皿を10分で食べれば永久無料になる」という。しかしながら、夜のカニに備えなければならない左一行は、各々10皿を完食し腹八分目に抑えた。一方で、早くも酒に手を出す沖中氏、それにつられて飲み始める非運転者達。
今回の記念総会、誰もが快調な滑り出しであると感じていた。これから起こる波乱を一体誰が予想できたであろう。

なんかアットホームな感じ

出石町の辰鼓櫓(しんころう)にて、記念撮影を終えた一行は、記念総会のメイン会場となる京都府京丹後市久美浜にある民宿「わだ」を目指し北上を続けた。

京丹後市に入り久美浜町に近づくにつれ、まるで左一行を歓迎するかのように、次第に雲行きが怪しくなり、ついに雨音が聞こえ始めた。

カーナビが示すおよその目的地にたどり着くも、あたりは民家風の建物ばかり。町ゆく人に場所を訪ねながらなんとか到着。目の前にたたずむ民宿、どことなく「ふるさと」を感じさせるアットホームな佇まいであった。

夕食前にお菓子を食べ、カニは別腹だったと知る。

左一行は部屋に入るなりすぐに、酒とお菓子をテーブルに広げはじめる。夕食1時間前だということも忘れ、乾杯を始めてしまった。ここでも人一番ピッチが速い酒豪沖中氏、それにつられるかのように各々お菓子、酒に手を出していった。夕食にカニが待っていることを忘れ、まるで何かに取り憑かれたかのように・・・。

待ちに待った夕食、目の前に広がる新鮮な魚介類の舟盛、カニすき鍋・茹でガニ、焼きガニ、甲羅焼き、かに刺し、かに雑炊、カニ刺し身が並び、そして最後は「あわびの踊り焼き」。誰もが、心の中で「味のIT革命やぁ~」と思っていただろう。間違いない。

あの酒豪沖中氏でさえ、酒を飲むのを忘れ、目の前のカニに夢中になっていた。

冷たいひょうに降られて、左一行は温泉の温もりを知る。

カニずくしの夕食を終えると、今度は温泉、残念ながら「わだ」には家族風呂しかないとのこと。幸いなことに宿から数百メートル離れてるところに温泉「久美の浜 みなと悠悠」があることが判明。「タクシーを呼ぼう」との声があがる中、今回の記念総会幹事である田中氏が、宿のご主人にピストン輸送してくれるように話をつけてきた。
未だに降り続く雨は、日が沈み下がり始めた気温と共に、ひょうへと姿を変えた。それは、まるで左一行が温泉へたどり着くのを阻止しようとしているかのようであった。

田中氏が、どこからか入手してきた無料チケットのおかげで、タダで温泉につかることができた左一行。しかも、他に客はほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態で、温泉を満喫することが出来た。

●泉質 ナトリウム・カルシウム -塩化物硫酸塩温泉
●泉温 42度
●効用 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・冷え性・慢性皮膚病
慢性婦人病・動脈硬化症など
(民宿 わだWEBページ外湯のご案内より抜粋)

世代交代

温泉から帰ってきた左一行。テレビをつけると、K-1ワールドグランプリが放送されていた。白熱した戦いの模様を食い入るように見入る面々。そのそばで、スヤスヤと眠りに着く沖中氏。

結果は巨人セーム・シュルトが次々に伝説の男たちを倒して、世代交代を告げる大会2連覇を達成した。

一方で、「今日は飲むで」と豪語しながらも、すでに眠りモードに入っている沖中氏に代わって、一人でもくもくと酒を飲み、お菓子を食べていた田中氏。実はここでも世代交代が行われていたのかな?

ジンセイまだまだこれから

温泉から戻ってから眠り続ける沖中氏、ラブラブモードのまま眠りにつくますT氏、明日朝帰りのため早めに寝付く鶴原氏といった年長組が次々と脱落する中、残された6人は、最終兵器「人生ゲーム」を開始する。(これは2~6人用のボードゲームのため、全員で遊べないことを知った年長組が、若者に気を遣ったとの説もあり)

白熱の3時間あまり、ジンセイとは6人いれば6通りのジンセイがあるということ、山があれば谷があるということを改めて思い知らされた。

あるものは政治家→プロスポーツ選手→スター選手と華麗な転身をとげ、隆盛を極めるも、みんなの反感を買ってしまい、「しかえし」の標的にされ、一気に奈落の底に突き落とされてしまった。あるものは意図せずフリーターに、その後正社員になるも、すぐにフリーターに舞い戻ってしまった。一度下流に沈んだものは、二度と下流から抜け出すことが出来ないのかと思いきや、同じフリーターでも人生最大の賭に勝ち、億万長者になるものいた。

『人生は、必ずしも思うようになるとは限らない。』by ローマの休日

スパイダーマンの謎

翌朝、目を覚ました左一行は、すでに鶴原氏の姿はないことに気づいた。みんなを起こさないようにと、メールに別れの言葉を残し、帰路についたもよう。(メールの着信音で目を覚ました人がいたとか、いなかったとか。)

昨夜は部屋になかったはずのスパイダーマンの人形が残されていた。これは一体何を意味しているのか、誰も頭を悩ませることはなかった。

雨と風とカキとビールと

民宿をあとにした左一行は、次なる目的地は小天橋マリンプラザへ向かった。そこは湊漁業協同組合主催の冬恒例のお祭り「カキ・魚まつり」が行われる会場である。メインは久美浜産のカキ試食コーナーで、焼カキ、カキ御飯、酢カキ、カキフライをなんと無料で食べることが出来るという。なんと、民宿から徒歩10分ほどの場所にある。しかしながら、かき・魚まつり渋滞に巻き込まれ、車で10分以上かかってしまった。

会場はすでに多くの人でにぎわっており、すでに焼カキの配布を待つ長蛇の列ができたいた。早速並んだ左一行だが、遅々として進まぬ行列と、冷たい雨風により、焼カキの試食を断念。屋台で「カキうどん」や「カニ雑炊」を食べたり、ビールを飲むなどして、冷えた身体暖め、会場をあとにした。

福知山で但馬牛

無料のカキを食べることが出来なかった左一行だが、昼食の但馬牛にすばやく気持ちを切り替えた。福知山駅前の御肉料理「竹下」へたどり着いた一行は、但馬牛のステーキ重やすき焼き定食(肉大盛)を注文し、まだ予算が残っていることから、肉さしみにも手を出した。みな心の中で「おいしー!」と叫んでいたに違いない。間違いない。

「人生は退屈すれば長く、充実すれば短い」

 

1泊2日の11周年記念総会は、幹事による見事なスケジューリングと気配りによって、とても有意義な事案を過ごすことができたもよう。この場を借りて感謝します。
また、運転者の皆様どうもお疲れ様でした。

週間左大文字滋賀支所八木特配員

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左大文字OB大槻選手 結婚おめでとう!

左大文字ロング黄金時代を支えた巨大ディフェンス、ヤンボーこと大槻選手が12月2日、東京品川で結婚式を挙げた。くしくも記念総会と重なってしまったため、OB代表として当記者が2次会に潜入。新しい人生の門出を祝った。

 

予想に反してとても小さいお嫁さんでした。

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オフ突入の週間左大文字。ネタ投稿大募集!

例年のように、オフに突入した週間左では慢性的なネタ不足に陥ります。そこで、左大文字内外問わず広く投稿を募集しております。今年の反省や、日々のイベント、映画レビュー、個人的の主張、自作の詩等ジャンルは問いません。

これは!と思ったら是非筆を執って週間左大文字までお送りください。採用者には週間左大文字記念記者章が授与されます。

ヤスダ

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