第186号 第2回京都カップ4月12、19日に開催

ザ虎舞竜のロードはいつになったら最後の第13章まで発売するのだろう系クラブチーム左大文字が主催する大会、京都ナンバー1チームを決める京都カップが4月12、19日の2日間にわたって長岡京市の洛西浄化センターで開かれることがこのほどわかった。
京都カップは京都にゆかりのある大学チームを左大文字が招待して、リーグ&トーナメントで試合をするオープン戦的な大会。クラブチームと大学の交流を推進するため名門左大文字がない知恵を振り絞って考えたすばらしき大会である。
グラウンドの状況から昨年は開催できなかったため、今回は二回目。学生、クラブチーム入り乱れてのおととしの第一回京都カップは主催者、左大文字の優勝に終わったが、学生たちも力をつけてのぞんでくるため簡単には2連覇はさせてくれそうにない。すでに立命館、龍谷、同志社、仏教など名門大が参加を決めている。
まだまだ京都にゆかりの大学は、参加を受け付けているのでメールなどで参加申し込みをしてください。
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「左大文字初練習!」
 名門左大文字の今季初練習が8日、長岡京市の松下グラウンドであり、オフ明けの選手たちがさわやかな汗を流した。1日に予定していた初練習が中止となったため。次からの練習予定は以下のとおり。

3/1(土) 9:00-洛西浄化センター
3/8(土)15:00-松下グランド
3/15(土)15:00-松下グランド
3/23(日)13:00-松下グランド
部員以外の人も気軽に参加してください。
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<今週のコラム>
「第三回世界水フォーラム」

京都、滋賀、大阪を舞台に世界の水問題解決に向けてあらゆる分野の参加者が意見を交わす国際会議「第三回世界水フォーラム」が16日から8日間開催される。一般市民にとってはまったく訳のわからん会議で、最近よくポスター貼ってるなぐらいな感覚だと思うが、これはなかなか奥深い会議なのである。
約180カ国、1万人の人々が期間中に訪れる予定で、3府県をまたにかけて開催するところが関西的。参加者も淀川流域を行き来することで、日本の水文化を感じ取ることができるだろう。参加者は世界のあらゆる水に関係する人たち。学者から学生、一般市民まで水に関する分科会を開きたかったらだれでも参加できるオープンな会議だ。
実際に何を話し合うのかと言えば、すべて水がテーマである。世界の水のなかで、97・5%は海水。淡水はわずか2・5%にしかすぎない現実がある。第三次中東戦争ではイスラエルとパレスチナの紛争の原因となったのも水の奪い合いが原因だ。イスラエルがゴラン高原を占有しているのは豊かな水の源泉地であることが一因となっている。「水と紛争」のテーマではチグリス、ユーフラテス、ナイルなど中東を中心にシビアな議論が繰り広げられるだろう。
また「水と汚染」では、アフリカなどの発展途上国で水の汚染が原因で8秒に1人子供が死んでいくという現実を直視する。水を得るのに苦労する乾燥地帯ではかんがい農業の功罪について話し合う「水と食料、農業」というテーマもある。現在の世界人口は60億人だが、2035年には発展途上国を中心に80億人にまで増加し、厳しい食糧不足が予測される。世界の水利用の7割を占めると言われる農業用水の効率的な利用に議論が集中するだろう。
水フォーラムは第一回はモロッコのマラケシュ、第二回はオランダのハーグと比較的、水に苦労する場所で開かれてきた。今回は雨の多いモンスーンアジアの日本で開催されることとあって「洪水」の対策が取り上げられる点も大きな特徴だ。
難しい会議はごめんだという人には、京都のみやこめっせ、大阪のグランキューブ、滋賀の大津市体育館周辺などで「水のえん」という市民向けイベントも開くので、参加をお勧めする。伏見の十石舟、水のEXPOなどにふれることで、めぐまれすぎている水という存在のありがたさを身近で体験できる。「おみず」は得意な行司選手もぜひとも今フォーラムを機会に大好きな水割りの元になる水という存在に興味を持ってほしい。
(今週の筆者 仲屋聡)

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