サクラが満開の京都で7日、洛西浄化センターでの練習を終えたデフレスパイラル系クラブチーム左大文字のAT行司理選手が、帰り道のファミレスミーティングにバイクで向かう途中、「春の交通安全運動」真っ最中の向日町署の取り締まりに見事引っかかった。27キロオーバーで赤切符一歩手前。「和食さと」のまさにまん前での災難に、ファミレスでも「1万5000円が消えていく・・・」と終始うなだれていた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「左大文字TOTO共同購入クラブ結成」
左大文字のチーム内でも大流行のサッカーくじTOTO。ついにチーム内で一億円を稼ぐための共同購入クラブが発足した。みんなでその週のくじを資金と情報と予想を按分して買おうというすばらしい計画。10人で買って一億円があたれば1000万円ずつの配分となる。
くじの予想は、ファミレスミーティングでそれぞれ個人でシングル予想。そしてみんなの予想を交えながら意見交換し、ダブル、トリプルを交えたシートを作る。
また前の週にそれぞれ予想した人のなかで予想が一番あたった人が次の週の予想主導権を握ることが出来る。
「和食さと」で7日に行われた初会合では、これで一億円をゲットできるとあってみな本気で予想。ミーティングでは、あたった後に、一億円を元手に設立する会社の構想を話し合うなどとらぬ狸の皮算用に熱中していた。
今後もこの会合は毎週続けられるため、会員になりたい方は鶴原氏まで。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「仲屋選手がTOTO 1等当選!」
サッカーくじ系クラブチームでもある左大文字の仲屋聡選手が8日のTOTOで見事1等に当選した。ダブルを5つ使っての当選だったが、なんと結果は4万5000円の超安値。引き分け、番狂わせがなかったための低当選額となってしまったようだ。
仲屋選手は「ほぼ順当な予想通りの結果となってしまったため、低当選額は覚悟はしていました。しかし、初の1等ということで今後の自信にはなります」と話していた。今週は1等は1万6000人。これは園部町の町民全員が1等当選したぐらい、けっこうな人数。3等にいたっては300円としゃれにならん金額。
やはり、大物を狙うには、引き分けや番狂わせねらいで予想しないと難しいということらしい。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
<トピックス>
「宮崎選手が博多へ赴任」
4月からJR西日本に入社したAT宮崎祐丞選手が、5月以降九州は福岡博多に赴任することが決まった。宮崎選手は2年間チームに在籍し、名古屋遠征での夜の宴会部長、プレー面でもクレバーなアタッカーとして活躍。
現在は吹田市のJR研修センターで研修中の宮崎選手は7日に練習に訪れ、「お世話になりました。3、4年九州で暮らします。向こうではラクロスをできれば続けたい。4月中は顔を出します」と話していた。2年間おつかれさまでした。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
<今週のコラム>
「総裁選」
森首相の辞任発言を受けて、にわかに動きが出てきた総裁選。うちの地元の野中氏は擁立はなくなり、いよいよ橋本(橋本派)、小泉(森派)2氏の争いとなりそうだ。河野グループからは麻生氏の声もあがっているが、最大派閥の橋本派の優勢はいなめない。
しかし、この騒ぎを見ていると、いったい森のおっさんの一年間というのは何だったんだろうと思ってしまう。森首相の擁立を決めた5人組もこれほどまでにおっさんがひどいと思わなかったんやろうな。首相というものは能力がなくてもなんとかできるが、常識がなかったらできないものだ。宇野ちゃんらと並んで、まちがいなく日本史上ワースト3には入る首相ではないか。何より、日本の経済がこのような厳しい時期に一年間の空白を作った罪は大きい。
では自民党では他に人材は居るのか?亀井・江藤派からは亀井擁立論もでているが、あれだけ黒い噂のある人物が首相とはとても厳しい。
また河野氏はとことんついてない人。一昔前に自民党総裁となった時には、党が野に下っていたときで、今回は、外交機密費でみそがついた。出戻りということも影響しているのか、これ以上の栄達は当分先になりそうだ。
そして、加藤紘一。この人は政策立案から、何から何まで一級の能力をもっている。ただ、公家集団といわれるようにエリート意識が強く、周りが見えていなかったようだ。11月20日の加藤政局はその足元のもろさがもろに見えてしまった形。あれだけ自信あるからには派内はおろか、派外にも相当根回しされてるであろうと思っていたが、自派閥さえも掌握しきれておらず、古賀、堀内ら造反組が新たなる宏池会を結成してしまう分裂を生んだ。このおかげで加藤派のプリンスと知られる京都5区の谷垣さんの将来の芽も消えてしまった。
一方、この政変で、男をあげたのが山崎さんと小里さん。山崎氏はあくまで加藤に同調するとして、YKKの面目を保ち、小里さんは当時の総務会長で、野中氏との連絡を引き受けながらも、加藤派に見切りつけることなく、薩摩隼人らしく最後まで派内にのこった。
まあ、このように注目すべき人物は党内にいろいろいるが、結局は橋本首相で落ち着くのだろう。私はこんななか、加藤さんももう少し自重していれば、今ごろは首相の有力候補だったのにと思う一人。
私は加藤氏のホームページを開くことが多々あり、その見識と立案能力などかなり期待をしていたのだ。加藤氏はホームページのなかにもたびたび自分の言葉で書き込み更新をしており、IT、ITと叫んでるバカ首相よりもよほどIT化を視野に入れている。
こういう人は自分が首相になったら「あれをしたい、これをしたい」と心に秘めるものが多く、ページ上でも応援者に向けて自分のやりたい政策についてメッセージを載せている。首相といったら自分の政策を実現できるポスト。その昔、中曽根元首相は、閣僚時代から総理になったらやりたいこをノートでつづって、それが8冊にもわたってぎっしりと書き連ねてあったという。あれはあれで人物だったのだ。
だが、森のおっさんは、不測の事態での首相就任とはいえ、一体何をしたかったのだろう。IT?教育?とてもあのサメの脳みそで考えた自分の言葉で出たものとは思えない。
だから加藤氏が、森のおっさんの無見識が腹に据えかねて、あのような行動にでたというのはシンパの私としては、すごく分かる気がするのだ。そういう面では、われわれ国民の声を真っ先に実践してくれたともいえる。
私は「それ見たことか」と、影でせせり笑う党内の政治家の暗躍よりも、つぶれはしたが、加藤氏の行動は、幕末の志士的な憂国心から来たもので、決して笑ってすませるべきものではないと思う。何もしないバッジだけの国会議員と比べ、政治家の職責を果たそうと、よほど努力はしたと拍手をおくりたいくらいだ。ただ、今回は失敗しただけ。そういう心意気を持ちつづけることこそ政治家にとって、そして首相にとって大切なのだ。
さて、いよいよ今月下旬に決まる新首相。誰がやっても「森よりはまし」との声も確かにある。混迷の時代に、火中のクリともいえる首相の座を拾おうとする橋本氏、小泉氏。あなたたちは憂国の政治家でらっしゃいますか?
(今週の筆者 LMF仲屋聡)