第49号 エムクミ、全日本選手権パンフレットで美貌を披露!

(大阪支社 西端記者)
われらが名門左大文字のアイドルマネージャー、エムクミ(通称:江村久美子)がこのほど、選手たちよりも一足先に全日本選手権に初出場を果たした。
先週・今週と関東、関西の両地区会場で行われ、ラクロス日本一を決める全日本選手権のパンフレット内の「撮りっきりコニカフォトコンテスト」で、われらが名門左大文字のアイドル、美人マネージャ「エムクミ」がラクロス界のかわい子ちゃん日本一に選ばれ、見事全日本選手権(のパンフ)に初登場!
しかし、選考にはラクロス協会の陰の帝王でもあり、かなりのエムクミマニアで有名な山本昌宏氏の圧力もかなりあったとされ、左大文字「エムクミを守ろうの会」では、エムクミが有名になれば我々だけのエムクミではなくなり、今のかわいらしい性格もどんどん汚されていくのではと危惧し、真相の解明に努めている。
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「青木選手スノボで鎖骨骨折!」

 左大文字ナンバー1のスノボ野郎、青木秀樹選手が12日、岐阜県のダイナ高原スキー場で鎖骨を骨折していたことがわかった。骨折部は左鎖骨で全治1カ月の模様。
 青木選手は、当日チームメイトの清島選手らとスノーボードに興じていたところ、見事にこけて鎖骨を打った。すぐに病院に運ばれたが、これまた見事に骨折したことが発覚。これから1カ月間左手のつかえない不自由な生活にさいなまれることになる。
 
来年は衣袋選手の予想外の就職などで、ゴーリーが手薄になっているところにこの骨折事件。来年はいやでもレギュラーとならざるえない青木選手の負傷に左大文字チームメイトは「ま、いっか」と一通りの感想を話していた。この一件で今季のリクルート活動はゴーリー募集にさらに拍車がかかることは間違いない
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「ドキュメント=SPEEDライブを追う~厚かましいほうとの鑑賞会」
(大阪ドーム通信部 西端記者)


我が名門左大文字SPEEDマニアッククラブの有志たちがこのほど、大阪ドームにて 開かれたSPEEDのコンサートの応援に駆けつけた。このコンサート「SPEED DOME TOUR 1999 REAL LIFE」は3月に解散するSPEEDにとっての事実上解散コンサートとなり、名古屋を皮切りに、大阪・東京・そして最後はクリスマスの日に福岡といった順に4大ドームを駆けめぐる。
 大阪ドーム初日。我が左大文字からは「ばた君」「厚かましい方宮崎」「さとし」の3名が参加した。「さとし」は某有名ラクロスクラブの無名ゴーリーとアリーナ後方にて鑑賞。「厚かましい方」は会社の人達とビスタルームに。「ばた君」はインターネットを駆使して取ったアリーナ2列目(といってもかなり右端で、右端に来たときしかほとんど見えない・・・)。とそれぞれが楽しんだ。
 しかしこの初日を最高の盛り上がりで終えた後、2日目のスタンド前列席に満足がいかなかった「ばた君」「厚かましい方」のラクロスでもかなり熱い両選手は、急遽電話ミーティングを行い、2日目のスタンド席4枚を売って、アリーナ最前列2枚を確保することを決意。他の2名に申し訳ないと躊躇する「ばた君」の助言も聞かず、「厚かましい方」は他の2名を「あの人達はSPEEDよりラクロスの勉強した方がいい」と、自分勝手な訳のわからん理由で勝手に切り捨てた。
 そして2日目。「厚かましい方」の厚かましさがとうとう大阪ドームでも炸裂。先輩の「ばた君」は夜も寝ずにインターネットを駆使してアリーナ前列をひたすら探し、朝の早くから会社に出向いて応援ボードの作成。そして開演2時間前から、ドーム周辺をうろちょろする怖いおっさん達(通称ダ○屋)と営業力を駆使しての値段交渉。にもかかわらず、一方の「厚かましい方」は、開演30分前にのこのことやって来て、直前まで交渉を進める「ばた君」をよそに自分の分だけグッズを購入していた。
 開演の4時直前、ようやく何とか納得がいく席(アリーナ7列目真ん中より左寄り) をそこそこの金額で手に入れたばた君は暇つぶしにうろうろする「厚かましい方」をやっとの思いで探し出し、ぎりぎりで入場を済ませた。
 入場後、早速「厚かましい方」の厚かましさが炸裂した。トイレに行く暇もなくチケット確保に走り回った「ばた君」が「トイレに行きたい」と言うと、「それじゃー僕は始まるので先に行っときます」と席につき、かつ「ばた君」が席にたどり着いたときには当然のようにステージに近い方に厚かましく座り込み、「ばたさんの席はこっちです」とステージに遠い席に座れと命令。
 大人の「ばた君」は何とかその場の怒りをこらえ、このコンサートを十二分に楽しもうと決意。余りの近さに感動するも左寄りの席なので右を向くと「厚かましい方」の無駄に大きな身体が邪魔してあまり見えず。それでもラクロスで培った瞬発力と持久力を駆使して「厚かましい方」よりも高く飛びつづける事で、何とか間近にステージ上の彼女達を見ることができた。一方の「厚かましい方」は今季数少ないロング陣 で持久力が鍛えられているはずにも関わらず、すぐにダウン。その瞬間を見逃さず、まるでリーグ戦の矢のようなカットインを彷彿させるように「ばた君」はスペースに切り込み、飛び続けた。ダウンした「厚かましい方」は、トークの際に彼女達が「大阪名物を食べた」と言ったら「パチパチパンチ」とか訳のわからんオヤジギャグを連発。周りのおとなしいお客さん達を見事に引かしていた。
 コンサート中盤、奇跡が起こった。中盤以降、彼女達はステージ中央から左右に走 り回る回数が増えるにつれ、我々の前にもちょくちょく来て手を振ったり踊ったりしていた。すかさず「ばた君」は早朝に会社で作成したB2大(かなり大きいよ!)の 『多香子』ボードを片手に持ち、飛び跳ねていたら、何度も多香子がこっち向いて手を振ってくれた(周りは関係者らしい人も多く、どう考えても2人以外はおとなし かったので「ばた君」に手を振っていたことは100%間違いない。前日の2列目の時も目があったので、カッコイイから覚えていてくれたのかも・・・)。
 そこでも「厚かましい方」の厚かましさが炸裂。すかさず『多香子』ボード(裏返すと『寛子』)を「ばた君」から取り上げ、さも自分が作ってきたかのように振り回すも、無視されつづけた。しかし、奴は何て前向きで超楽観的なのか・・・。多香子はボードを持っていた「ばた君」の顔が隠れていたので「僕1人に手を振っていたんですよ」と断言する始末。そして最後にはまた信じられない光景が・・・。
 何とズボンの中に使い捨てカメラを隠しており、止めようとする「ばた君」を払いのけ、写真を撮りはじめたのである。危うく警備のお兄さんに連行されるところだったが、「ばた君」の営業スマイルに警備のお兄さんもイチコロ。何事もなかったかのように、その場を去っていった。
 コンサートはクライマックスを迎え、初日の様に涙は無かったものの、「厚かまし い方」がいなかったら最高のコンサートになっていた。この両日で「ばた君」は5㌔ 痩せ、一段と激痩せ街道まっしぐら。
 余韻に浸ってドームから帰る途中、ここ1ヶ月SPEEDの為に昼飯も大好きな焼肉も控えてきた「ばた君」に「厚かましい方」がメシをおごれと付きまとい、ついにあの温厚な「ばた君」でさえ、あきれ果てた。
 ようやく家に着いて、「厚かましい方」から開放されたと思った矢先、最後のだめ 押しに、奴が飲み終えたペットボトル(それも「ばた君」が気を遣って入場前に買ってあげた分)が、「ばた君」のカバンの中に入っていた。(どうりで席から立った時、 奴だけペットボトル持ってなかったんや・・・)。
 そんなこんなで、最高の思い出を「厚かましい方」にめちゃくちゃにされた「ばた君」は、東京ドーム、福岡ドームに「たけし」「さとし」らと参加する決意をした。
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<今週のコラム>
「SPEEDライブは美しい」

今回のコンサートは、SPEEDらしく、あまりファンで無い人にとっても楽しめる内容になっていた。構成曲のほとんどが、全シングル曲とCMでなじみが深い曲、そして SPEEDの4人が大好きな曲「熱帯夜」「Starting over」の2曲を含んだ構成なので、 彼女達のファンへの思いやりがひしひしと伝わってくる。だから彼女達のコンサートには家族連れが非常に多い。でも実際歌を歌ってのっているのは子供達よりもお父さんやお母さんだったりする。
また今回のコンサートでは、あれだけ個々人が活躍しているソロパートも全くない。それは4人が4人で一緒にいる時間を少しでも大切にしたいという気持ちなのか、そう思うと涙が出てきそうになる。
個人的に良かったのは「Long Way Home」。最後のシングルのわりにはあまり人気がないが、やはり生で見ると踊りがカッコイイ。中央の花道ステージが上に上がっていって、そこで踊りながら歌うため今回のコンサートの前列側の方はあまり見えなくって残念だったが、ついオフシーズンにダンスチームを作りたくなるくらい彼女達のダンスは洗練され尽くしている。
そして最後の曲「Starting Over ~ Walk This Way 」。彼女達はデビュー前にこの曲でお台場のステージでこの曲を歌い、SPEEDとして本格的に活動を始めた。そしてこのドームツアーの最後にこの曲を歌うことで新たな人生の1歩(まさしく 「Starting Over ~ Walk This Way 」)を踏み出そうとしている。彼女たちの解散については賛否両論だが、私としては彼女たちの解散、そして新しいスタートを暖かく見守ってあげたい。だって、我々名門左大文字SPEEDマニアッククラブの心の中にはいつまでもSPEEDの4人が生き続けているのだから・・・。
(今週の筆者 MF西端裕幸)

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