節分系クラブチームの左大文字は現在シーズンオフまっただ中。
キックオフミーティングを控え、各自課題に精力的に取り組んでいただいている真っ最中であろうと思うが、週刊左大文字には一切ネタが降り注いでこないため、カニカニツアー中に出たチームマスコットキャラクター(ゆるキャラ)のカニ採用について一言書かせていただきたい。
蟹といえばゲームでも雑魚キャラの定番。稀にボスクラスに取り上げられたとしても序盤の中ボスが精一杯である。ゲーム・アニメの蟹キャラの立ち位置を決定的にしたとされるのは、漫画聖闘士星矢。蟹座のデスマスクはアテナ(主人公側)に忠誠を誓う聖闘士最上位の黄金聖闘士の中でも完全な悪役として描かれており、十二宮編では死闘の末セブンセンシズに目覚めた紫龍に打ち破られてる。この十二宮編で最初に殺される黄金聖闘士がこの蟹座のデスマスクであり、蟹座生まれの小学生を期待をどん底に叩き落とした張本人なのである。
蟹座の他にも純粋な悪として描かれた黄金聖闘士はいたのだが、後の冥界十二宮編でアテナへの忠誠が描かれ、汚名返上となった。しかし、どうにもこの蟹座のみ私利私欲のために裏切ったというオチがついたのである。
これをきっかけに蟹をモチーフとしたキャラは主にちょい役・やられ役に徹し、仮面ライダー龍騎ではこれまたカニライダーが最初に殺され、ガンダムにいたってはGガンダムにちょっと出ただけである。ちょっとまって!あの大きなハサミで大活躍したキャラがいるはず!と思った貴方。よく思い出して欲しい、それはエビやザリガニではなかったであろうか?
これらの蟹の扱いは、為す術もなく人間に捕獲され、食べられるために生まれてきたかの様な現実のカニの悲哀を表しているようである。まさに蟹工船(意味不明)
この資本主義社会の弱者の象徴である蟹をを以ってチームキャラクターとするのは、勇ましさを求められるラクロスチームにふさわしくないのでは?という考えがよぎったのであるが、これを書いているうちに今まさに立て直しを求められている左大文字には逆にふさわしいのではないかと思い始めてコラムを終わりとします。