第474号 「基礎技術の重要性を再認識」

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「卒業式で泣かないと~、冷たい人って言われそう~」系クラブチームの左大文字は3月16日、鶴見緑地公園にて定期練習を行った。

巷では卒業式シーズンを迎え、各メンバーの母校でも壮行試合やOB戦が行われている模様。

どの大学の卒業生にも晴れやかな新生活が待っていることを、心から願って止まない今日此の頃である。

さて、定期練習は「パス」「キャッチ」「キープ」「スクープ」といった基礎技術を再確認するメニューが組まれた。

ゴーリーに対しては20分間シュートが雨のように降り注ぐという、学生時代を思い出すメニューも登場。
終わった後に爽やかな笑顔を見せる主将には一同感服したものである。

あるメニューの内容説明では「そんなの簡単じゃね?」といった空気が流れたが、実際取り組んでみると意外に難しい。
一つ一つの技術が連続して完結する内容であったが、最後に至るまでにミスが続出。重たい空気がグランドを包んだ。
そんなとき勇心監督が「お前ら気合を入れろ!」と言わんばかりに、三連凧をグランド上空に舞い上げた。
その昔、凧はメッセージを伝える手段でもあったというが、各メンバーは無言の激を感じたのであった。


そんな激が届いたのか、続くゲーム形式のメニューでは各自意思疎通を図るべく声を出し合い、互いに要求しあう場面が続出。
得点シーンでも意図の再確認、失点シーンではポジショニングの再確認と、濃密な時間を過ごしたのであった。

やはりどんな世界・レベルでも「基礎」こそが重要な事を再確認した一日であった。
来週はDay Campを実施予定。より濃密なメニューと内容、そして終了後の温泉が楽しみである。

号外!「審判試験、潜入レポート」

2月7日、年に一度の審判員3級試験が実施された。
左大文字からはA氏が試験に挑戦。茨木市福祉文化会館に向かった。

会場は150人程度が入れるホールであったが、ほぼ満席状態。開始前から過去問題をチェックしあう学生達を横目に40歳の中年男は肩身が狭い。
受験者の9割以上は学生である為、受付担当者から機械的に「大学名は?」と聞かれたが、正直嬉しかったA氏である。

試験開始ともに問題を確認するが、過去問とのテイストの違いに困惑の色を隠せないA氏。焦りが募る。
退出許可時間が過ぎると、続々席を立つ若者達。焦りは頂点に達する。ここでA氏は試験監督官に不正にならないギルギリの線で質問を連発。
そして何とか回答用紙を埋め、退出。
頭によぎったのは「みんなに受験するなんて言わなきゃ良かった・・」「落ちたらカッコ悪い・・」。ネガティブ思考、ここに極まれりである。

後日、山下代議員より「Aさん、合格です。しかもクラブチーム所属で合格したのはAさんだけですよ。」との一報が届く。

その日の酒は旨かった。
「合格は俺だけか。俺、凄くない?」と妻に自慢するA氏。お調子者、ここに極まれりである。


秋本

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