「選択的夫婦別姓は家庭内でも意見が割れる」 系クラブの左大文字は12月19日、 大阪市内のラクロス協会事務所にて2015年総括ミーティングを 行った。
まず今年のプレーを振り返る。
「優勝したから全て良し!」 で纏めようとするベテラン勢であったが、 更なるレベルアップを求める若手の熱意が勝り、 特に攻撃面での反省が挙がった。内容は重要機密の為に記載できないが、 得点パターンの多様化と速攻強化は必須である。
続いて2016年人事。
ラクロス連盟代議員、チーム会計を決定。主将について候補は挙がるものの、 年明けミーティングまで結論を持ち越し。 年をまたいでの激しい選挙戦が予想される。
最後にチーム運営について。
ここ数年グランド確保を一人に頼りきりである反省を踏まえ、20 16年こそ分担と練習場所の分散を確認した。特に学生チームへ合同練習を積極的に働きかけていくことになった 。
想定時間より早めにミーティングを切り上げ、「こっちが本番!」 とばかりに一同はお初天神へ向かう。
予約していたお店に早く着き、 予定時間まで別料金で飲み始めることに決定。 こういうときの一体感と決断の速さは関西一であろう。予定時間になると一旦会計を済ませ、本来の席へ移動。 メンバーも続々と集まり「二部優勝と大声で言えるのも、 あと数週間!」と大いに盛り上がる。
宴会時間を終了すると、次の店へ。 この辺りから筆者は記憶が曖昧。
トイレで偶然出会った友人を無理やり我々の席に連れてきたり、 帰りの電車では吉井主将に「 大学で勉強しながらラクロスできたなんて、なんて幸せなんだ。 もっと親に感謝しなくては。」 と同じ内容を三回ほど説教した気がする。来年の人間関係がとても心配である。
2016ウインターステージ
翌週12月26日、リクルートチームは数年後を見据え、 舞洲で行われたウインターステージを観戦。これは各大学一回生による大会であり、 当日は予選を勝ち抜いた8チームによる決勝トーナメントであった 。(ルールは15分ハーフという以外は公式戦と同じ)
先ず一回戦の同志社大学VS大阪教育大学&甲南大学合同。
試合は同志社が優勢ながらも、大教・ 甲南が必死に応戦し接戦のまま終盤へ。最終スコアは2-1で同志社の勝利であったが、 合同チームながら接戦に持ち込んだ両校の健闘を称えたい。
試合後は甲南大学の松本主将と緊急会談。2016年の合同練習を 申し入れ、前向きな回答を頂く。
一回戦を終えベスト4は立命館大学、大阪大学(以下阪大)、 同志社大学、神戸大学となった。
立命館が先制しリードしたまま後半に突入するが、 終盤に阪大が追いつく。このまま1-1でタイムアップとなり、 特別ルールのフリーシュート戦へ。阪大の1本目を立命館ゴーリーが見事な反応でセーブ。 続く立命館が1本目を決め、大熱戦にピリオドが打たれた。
準決勝第二試合は同志社VS神戸。
この試合も一進一退の攻防が続き、両チーム無得点のまま後半へ。後半、遂に神戸が均衡を破るとそのまま1-0でタイムアップ。 神戸が決勝へ進出した。
三位決定戦は阪大VS同志社。
序盤は阪大が優勢に試合を進める。1-0で前半を終え、 後半も阪大が追加点を挙げ2-0とする。しかし同志社が1点を返すと、ここから一気に押し返す。 数分間で連続3得点と逆転。終了直前には阪大の決定機をゴーリーがビッグセーブ。
3-2でタイムアップとなり、同志社が3位となった。
決勝は立命館VS神戸。
立命館優勢で時間が進むが神戸が必死に防ぎ、前半は1- 0と立命館僅か1点のリード。後半も立命館が優勢であるものの、神戸が粘りに粘る。 しかし立命館守備陣の集中は最後まで途切れることなく、 追加点も挙げ2-0でタイムアップ。
立命館の見事な優勝で幕を閉じたのあった。
観戦した全ての試合が僅差であり、 非常にハイレベルな大会であった。知らずに観戦したら、 一回生だけの大会とは気づかない人も多いのではないだろうか?彼らは来年、再来年はチームの中心として活躍し、 将来の日本代表もいるだろう。
一回生が一つプレーに必死に取り組む姿には、 心を打つものがある。社会人プレーヤーの皆さんに観戦をお勧めすると同時に、 この大会を支えた学生連盟スタッフ、 審判団に最大級の敬意を表します。
寺町支局 秋本記者