第639号 月刊左大文字??の巻

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阿部寛のホームページ、1990年製のMacintosh SE30でも表示できることが判明系クラブチームの左大文字ラクロスクラブは7月19日、淀川河川公園島本グラウンドで定期練習を行った。
6月に活動を再開したものに一か月間雨でグラウンドがまともに使えず、数分おきに走る東海道新幹線がグラウンドから見える、という鉄道マニアにはたまらない好立地(?)で一か月ぶりの練習となった。
ここ一か月間ずっと涼しかった梅雨空を尻目に今日は晴れ、『季刊左大文字』は『月刊左大文字』に微妙に格上げされ、メンバーは「この暑さやばいわ」と早速の夏バテモードであった。
だがまだ梅雨は空けていない。夏本番はまだまだこれからだ。

今回練習に参加してくれたのは前回も一度参加してくれた現在単身赴任中の原氏(上智大)と、在宅勤務のため一時的に九州から関西に戻っている薮田氏(京都大)だ。

 


原氏は「ラクロスがない土日は暇で仕方がない。単身赴任中だがコロナのため観光するわけにもいかず、近所には飲み屋すらなくいちいち出るのも大変」と単身赴任事情を暴露。
数年前愛知県に単身赴任していた松本氏から週末の過ごし方について熱いアドバイスを受けていた。
志水氏は薮田氏を見るなり「薮田って誰かと思ったらお前だったのか!今日ゴーリーいないけどお前できるだろ?」と早速の後輩いじりモードを発動。
「あーそういう関係やったんか」と周囲から生暖かい視線を受けた。
練習終わりに「最後にきれいにオチつけて何か一言よろしく」と言われ「今日はありがとうございました。また練習に参加させてください」「あれオチは?」とツッコミを受けながら今日の練習も平和裏に終わった。
ともあれまた練習に来てください。

『大槻氏、マッチングアプリを活用せず』

左大文字の手越祐也こと大槻明広選手(ジャニーズエンタテイメント・左大文字ラクロスクラブ所属)が「コロナでどうせ断られる」とマッチングアプリを全く使っていないことが発覚した。
事の始まりは2019年の新年会、メンバーに勧められてスマホにマッチングアプリをインストールしたことから始まった。
ところが老若男女問わずモテモテ、「ライターと女は捨てるもんや!」が信条の大槻氏はそれ以来登録すらしていないようで、コロナウイルスが関係あるのかははなはだ疑わしい。
「今アプリで出会うとか普通やから。Pai○sとTind○rがええで」とメンバーからの割とガチ目のアドバイスを尻目に、『食パンを咥えながら走ってくる転校生と角でぶつかる』、という昭和過ぎてもはや今となっては斬新な方法で大槻氏は今日も出会いを探す。
今波に乗っている大槻氏は芸能活動も忙しいようで、メロドラマで『人妻(宮沢りえ)との禁断の恋に溺れるラクロス部員』という謎のはまり役を演じきった大槻氏からこれからも目が離せないゾ。
ちなみに去年の忘年会で志水氏から誘われた合コンはまだあるのかわからないそうだ。

 

 

今週のコラム『ひろしまタイムライン』

https://www.nhk.or.jp/hiroshima/hibaku75/timeline/index.html
NHK広島放送局が面白い企画をやっているので紹介したい。
1945年に広島に在住していた実在の人物が描いた実際の日記を、文章を現代風に校正し75年後の全く同じ日付にツイッターでつぶやく、という企画だ。
その人物は3名、新聞記者と主婦、中学生と好対照。

中学生は「遂に敵米が沖縄にまで侵略の手を伸ばした。
近頃は支那事変で使っていた飛行機まで特攻機として使用しているらしいではないか。
それに比べて敵は新鋭機を沢山持っていて連日我が本土を空襲している。本当に我が国は優勢なのだろうか」と戦局に疑問を呈している。

その一方で主婦は旦那が出征、日々の寂しい思いを日記につづっている。
「言葉にはしなくても、しみじみとした愛情が、お手紙を読む私にもはっきりと伝わってくる。
早く帰ってきてくださるといいな…
本当に、毎日そればかり思っている…
眠れないから、お腹の赤ちゃんのよだれ掛けに刺繍をしよう…」
とツイート、「お手紙きたんですね!よかったですね!」とリプが来ていたりでほほえましい。
75年前でも主婦の書くことはあまり変わらないようだ。

新聞記者は「呉空襲で改めて確信した。
防空壕に頼りすぎてはいけない。
できる限り地方へ疎開すべきだ。
「疎開に行き過ぎはない」と岡山空襲を受けて記事にした際は、逃げることを正当化するなと特高と言い合いになった。
それでもやはり言い続けたい。無駄死するな」と特高とかなりきわどいやりとりをしていたりする。
戦時中は検閲があったが、実際問題検閲は結構ザルだったようで(「沖縄全滅」と書くのはダメだが「最後の戦い」と書くのは良い等)、検閲に通過した記事が後から軍部を激怒させた、なんてこともあったりする。
横浜事件も「検閲を通過した記事が軍部を激怒させた」ことが発端である。
『防空壕』を『マスク』、『疎開』を『外出自粛』と読み替えれば今のご時世にも通じるものがあると思うのだがどうだろう?

もはや懐かしいレベルでもある『100日後に死ぬワニ』をパクった感はするが、商業主義丸出しにもかかわらず失敗してしまった『100ワニ』に比べて、こちらは金の臭いもしない。
8月6日が来るのを私たちは知っているが、その結末も分からないのでこれからのツイートを楽しみにしている次第だ。

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