第646号 月刊左大文字再び(^◇^;) の巻

【行方不明になっていた警察官の人形「宮古島まもる君」10年ぶりに職場復帰】系クラブチームの左大文字ラクロスクラブは10月4日鶴見緑地球技場で行われたリーグ戦第一試合、ロハス戦において2-4で敗北したらしい。
筆者が5月に受験するはずだった某国家試験、コロナのせいで開催中止となり10月4日に振り替え受験となった。コロナめ。
というわけで筆者は勝ったか負けたかも知らず二週間たってやっと結果を聞かされた。
松本氏はこの敗戦にショックを受け、もともと筆不精だったうえに輪をかけて週刊左を書く気がまったく起きず、在宅ワークで酒におぼれる日々を送っているそうだ。
というわけでこの試合の週刊左は多分ないそうです。

打って変わって【石破氏のパーティで「カレー事件」発生。出席者にカレー行き渡らず。会場から「カレーがねえ!」「食べたかった…」の声】系クラブチームの左大文字ラクロスクラブは10月18日、淀川河川公園鳥飼上グラウンドで行われた『かぶとむし&LOHAS&左大文字合同チーム』対 大阪産業大学の練習試合は11対2で勝利した。
もともと単独練習だったはずが人数が集まらず、前日になって合同練習に変更、行ってみれば練習試合だった。
1Q、3Qはかぶとむしメイン、2Qと4QはLOHASと左メインでチーム編成を行った。
3チーム合同という圧倒的な人数で終始社会人チーム優位に流れは進み、結果は11対2、試合後大産大チームは15分のおかわりをリクエスト、またまた5対1で勝利した。
大産大チーム、なんとコロナのせいで今年初試合だったそう。
かぶとむしさん、LOHASさん、大産大さんまたよろしくお願いします。

■大槻氏、鼻をケガする
寝屋川が生んだスーパーイケメン『左大文字の中島健人』こと大槻明広氏が10月4日、鼻をケガしたらしい。
なんのこっちゃと思いきや、ヘルメットなしでキャッチボールをしていて見事にキャッチミス、大槻氏のイケメン鼻を直撃した。
わけわからんほど鼻が腫れて周囲も本人も「絶対鼻折れた」と思ったらしい。
「この誰もが惚れる美貌に何かあったとなれば、撮影にも支障が出るし、まず全国の大槻明広ファンが悲しむ!」と思った大槻氏、病院に行こうにも何科に行っていいのかわからず、とりあえず検索して耳鼻科に行った。
ご丁寧にCTまで撮影し、ついでに大槻氏をもともと悩ませていた憎き鼻づまりも見てもらった。
特に異常はなかったのだが、不意な出費となった4,000円にぶしぶし文句を言いながら病院を後にしたらしい。
筆者も壁打ち中にキャッチミス、ボールが目を直撃しメガネは割れ眼科に行ったことがあるので皆さんご注意を。

■松本氏、多分このまま定年までテレワーク
「最近年金のことが気になってしゃあない」という超有名製造業D社勤務の松本氏が定年までテレワーク勤務になりそうなことが発覚した。
週一回の出社を除いて家から出ることはほぼなく、内臓脂肪は急速に肥大、週一回のラクロスが健康の命綱となっているそうだ。
「ラクロスシーズンに健康診断ある時だけ数値がいい」という毎晩の晩酌が欠かせない松本氏の健康に黄信号はつきっぱなしとなっている。

■今週の試写室&読書室
試験が終わってまあまあ暇になったので趣味の映画鑑賞と読書を再開した。
本当に適当にレンタルビデオ屋の棚から選んだりしたので割と偏っているし酷評もあるが勘弁してくれ。
以下敬称略。

◆映画『キングオブコメディ』

予告→https://www.youtube.com/watch?v=eYRRBrCRrY0

かの有名なロバート・デ・ニーロ主演の有名な映画、二回目。
コメディアンを目指すルパート(デニーロ)は超人気コメディアン、ジェリーにあの手この手ですり寄るが全く相手にされない。
ルパートは現実と妄想の区別がついていない。
毎晩『大勢の観客が爆笑している巨大な写真』の前でコメディを披露、爆笑に包まれるという妄想にふけっている。
そしてルパートはジェリーを誘拐し、身代金代わりにジェリーが司会を務める番組に出演させろという。
そしてこの番組の放送後、ルパートは誘拐罪で逮捕される。
これで終わりかと思いきやどんでん返しの結末が訪れなんとルパートの夢はかなってしまう。
Youtubeの解説動画を見るまでよくわからなかったが、ルパートはあくまで有名になりたいというだけで心の底からコメディアンになりたいというわけではない。
だから毎日ステージに上がることなくただ写真の前でコメディを演じている。
これがSNSに翻弄される現代社会に生きる我々に通じるところがあるんだそうだ。
写真の前でコメディを披露するシーンは映画史に残るワンシーンなので是非とも見てほしい。

ちなみに最後ルパートはテレビでコメディを披露する。
このコント、スタンドアップコメディというものなのだが、日本人にとってははなはだ理解しがたい。
もはやつまらないとかどうとかいう話ではなく、「面白いとかつまらないとかすらわからない」レベルで理解できないのだが、どうやら解説動画を見たらつまらないものと断定していいように思う。
イギリスに留学していた友人に聞いてみたところ、笑いどころがさっぱりわからないとしたうえで、「U字工事の漫才みたいなもん。外国人が聞いても分からない」と言っていた。

ちなみに片方が「女子高生の制服や下着を盗んだ」ために逮捕され解散となったお笑いコンビ、『キングオブコメディ』のコンビ名はこの映画からとったらしい。
両方逮捕されとるやんけ。

めっちゃわかりやすかったYoutubeの解説動画→https://www.youtube.com/watch?v=p-shr60S6ME

◆映画『アルゴ』

予告→https://www.youtube.com/watch?v=rxMFf9aD1LE

イラン革命後におこったアメリカ大使館人質事件を題材にした作品。
亡命したパーレビ―国王の受け入れをアメリカが受け入れたことにより、アメリカ大使館周辺でデモが開かれるようになった。
その規模はどんどん膨らみついに大使館にデモ隊が侵入、占拠されてしまう。
その際裏口から脱出した6名がカナダ大使館にかくまわれる。
CIAが6名の救出作戦を立案した。
カナダ政府協力の下6名に正規のカナダ旅券を『偽装』、入国スタンプを偽装することになった。
ただ問題となるのは入国理由。
英語教師という案は学校が革命ですべて閉鎖されていることから却下、農業調査員は真冬で見るものはないということから却下、最終案は『SF映画のロケハンに来た映画会社のカナダ人スタッフ』となった。
最後にテヘランのメフラバード空港での出国審査はハラハラドキドキの連続となっており、文字通り目が離せない。
ラストシーンの飛行機を追いかけるシーンは少し興覚めだが、アメリカ大正義映画としてはかなり面白いと思うので是非見てほしい。
ちなみにこの映画、アカデミー賞作品賞・脚色賞・編集賞を受賞したのだが、最初から結末が分かった事件を描いたためかどうかは不明だが、『史上最も凡庸なアカデミー映画賞受賞映画』と称されているらしい。
イラン、この舞台になったメフラバード空港もちょうど一年前行ったなあ。
同時に行ったアゼルバイジャンとアルメニアはなんと戦争に突入、海外はもう当分いけないだろうけど、また行きたいなあ。

◆エッセイ 阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん二人暮らし』幻冬舎文庫

テレビでおなじみのお笑いコンビ、阿佐ヶ谷姉妹の奇妙な同棲生活を描いている。
見た目は本当に姉妹かと思うほどの二人、実は赤の他人なのだ。
一人っ子のミホはやはり他人のいびきが気になるとかそういう理由で、やっぱり赤の他人同士が6畳一間の部屋に暮らすのは少し厳しい。
ということで、部屋探しの末ちょうど隣の部屋が空いたためエリコが隣に引っ越し、お隣さん同士になるまでの過程を描く。

エリコはある時期エッセイが全く書けなくなった。
締め切りに間に合わず、マネージャーに電話、マネージャーは怒りもせずに優しいアドバイスをくれた。
泣きながら家に帰ったら辛口のミホが絶対に食べないバーモントカレーを作っていてくれた。
エリコは号泣し、また文章を書きだす。
なんていう文字通りのほほんとした話が続く。
気ぜわしい現代社会につかれた人たちに是非読んでもらいたい。

◆映画『92歳のパリジェンヌ』

予告→https://www.youtube.com/watch?v=pB-CSpa7JlM

全くあらすじを読まずに借りてきたら老いに苦しむ92歳女性の尊厳死の話だった。
子や孫に囲まれたマドレーヌ92歳の誕生パーティ、そこでマドレーヌは「もうしんどいので2か月後私は自殺します」といきなり発表、当然ながら周囲はパニックになる。
女性解放デモの先頭に立ったり、不倫をしていた過去が明らかになり、娘と一緒に不倫相手に会いに行きお別れを告げる。
息子は母を毛嫌いしているが、その理由がここにあったとわかる。
誕生日パーティでいきなり自殺を宣言され、家族はポカーンとなるわけであるがそれ以上にまったくの他人である視聴者のほうがポカーンである。
あらすじ全く読まずに借りた私も悪いっちゃ悪いのだが。

これに限らずだがこの手の映画で致命的な欠陥がある。
マドレーヌを演じたマルト・ヴィラロンガは1932年生まれ、この映画は2015年公開なので撮影時80代前半ということになる。
たとえどんな大女優であろうと、いや大女優であるがゆえに、80歳を過ぎてもカメラの前に立ち続けられることのできるほどにバイタリティーがある大女優が、老いや病に苦しむ人を演じることはすさまじく困難であるのをまじまじと見せつけられた。
だってピンピンしとるやんて。
『君の膵臓を食べたい』とかもうそうやったけど、死にそうな割にはピンピンしとるやんと。
私とフランス映画はどうもいまいち相性が悪いらしい。

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