第651号 早朝練習も今期はあと二回の巻

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【本物のバナナを金属化『バナナハンマーDX』発売】系クラブチームの左大文字ラクロスクラブは11月22日、かぶとむしの練習に混ぜてもらった。
出席したのは毎度おなじみ舟橋氏とくにお氏。
合同練というよりはもはやただメンバーが練習に混ぜってもらったと言う方がしっくりくるのでこれからはこう言おう。
リーグ戦も終わりどこのチームも燃え尽き、3連休ともあって出席したのはかぶとむし7名、左2名、LOHAS2名の計11名。
「来週が今年最後の練習です。左とLOHASもちゃんと人数にカウントしてるからね」と言われ平穏無事に練習を終えた。
あくまで来週今年最後の練習なのはかぶとむしなのでご注意を。
当チームの今年最後の練習はなんと9月27日であった。

■ラクロス協会大阪事務所、なくなる

関西のラクロッサーにはおなじみあのラクロス協会大阪事務所がなくなるらしい。
備品などは貸倉庫に預けるということらしい。
事務所でのミーティングからの飲み会という当チーム発足以来のベタベタな伝統がどうなるのか、大変危惧される事態となっている。
なお今冬は当然のようにチームとしての忘年会も忘年会も無い予定だ。
来年はどうなるのか?未来は誰にも分らない。

■大槻明広人生相談所

左大文字ラクロスクラブが生んだスーパーアイドル、『左大文字の中川大志』こと大槻明広氏がなんと人生相談に乗ってくれるらしい。
先の試合でのこと、「体調が悪い人いませんか?」という昨今お決まりの確認を宮下MGがした。
メンバーは「足が痛い」「心が痛い」などというしょうもないギャグを連発。
だがここで「つらいことがあるんだったら相談に乗りますよ」と名乗りを上げたのが我らがスーパーイケメン大槻氏だった。
ジャニーズ所属の大槻氏がジャニーズで経験した豊富な経験のもと、『彼女がほしい』や『彼女がほしい』、はてまたは『彼女がほしい』など、津々浦々な悩みを聞いてくれるらしい。
「大槻に悩み事相談しておれに何のメリットがあんの?」(田中氏)と評判は上々だ。
悩みがある人は大槻氏のLINEまで。
ドッグランの犬を満面の笑みで抱きかかえるアイコンが目印だ。
ただし紹介料として大槻氏を合コンに連れて行かねばならない。

■今週のコラム『アンサイクロペディアのローマ皇帝の項目が面白い件』

マニアしか見ないことが有名なサイト、アンサイクロペディアにあったローマ皇帝の項目が面白かったので紹介したい。
たまたま見つけたのだがなかなか秀逸な記事だった。
なお私が見た限りはだいたい本当である。
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%9A%87%E5%B8%9D%E4%B8%80%E8%A6%A7

カエサルが終身独裁官になろうとしたために暗殺され、そのあとをアウグストゥスが継ぎ、皇帝に即位することによりローマの帝政が始まったとされる。
ただし護民官の地位を持ち、元老院の承認を得て即位するローマ皇帝と、『皇帝の元祖』中国の皇帝とは権力機構がそもそも結構違うので、『皇帝』『帝政』と言っても日本語としてもかなりややこしいのだが。
何はともあれその地位は誰かが受けついでいくのだが、大概な場合結構グダグダである。
ローマの場合はダメダメな皇帝が出てもそのあと不死鳥のごとくよみがえっているのがすごいっちゃあすごいのだが。
まあ結局滅びてるんだけどね。

その才能をカエサルに見出され後継者に指名され皇帝に即位したたアウグストゥスであったが、すでに2代目ティベリウスからすでに怪しくなってくる。何がってグダグダさが。
「アウグストゥスに使われているだけの人生に嫌気が差し、ロードス島に引きこもってしまった。
アウグストゥスの男性血縁者がことごく死に絶えために、「他に人が居ないから、心底残念だがティベリウスを後継者に指名する」と公言されて、無理矢理第2代皇帝にさせられた。
皇帝になってから当初は人前にも出てきて元老院で真剣に政治を議論していたが、元老院の怠けきった態度に純粋なティベリウスは嫌気が差してしまい、今度はカプリ島に引きこもってしまう」
と書かれている。結構グダグダである。

4代目クラウディウスは「妻(後述のアグリッピナ)が持ってきた毒キノコ汁を良く確認せずに飲んで死んでしまうことにな」り、
6代目ガルバは死後「皇帝にさえならなければ、最も皇帝にふさわしいと讃えられたであろう人物」と評され、
7代目オトは「「『最精鋭』ライン川軍団」か「『最強』ドナウ川軍団」かというローマっ子長年の疑問を、実際に両軍を本気で戦争させることにより解決するという男の夢をかなえた」
(解説すると、最精鋭ライン川軍団が反乱をおこしたため、最強と呼ばれるドナウ川軍団を呼び寄せるしかなくなった、ということ)
9代目ウェスパシアヌスは『小便税』なる税金を作り(参照→https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041800142/)、
11代目ドミティアヌスは「既に結婚してたのに、13歳年下の姪っ子に惚れた挙げ句孕ませたゲス野郎で、それが原因で妻に恨まれて刺し殺されてしまう」。
この辺まではなんだかんだメロドラマ的であり、ローマ帝国はまだ破竹の勢いで膨張し続けている。
その後にローマは全盛期を迎える。
12代目ネルウァは「トラヤヌスを後継者と決めたこと」だけで五賢帝入り。
13代目トラヤヌスでローマ帝国は最大の領土を得る。
15代目アントニヌス・ピウスは記録がほとんど残っていない。
なぜならば普通に皇帝が有能であまりに平和でみんな幸せに過ごしていたので、何の記録も残っていないのだ。
五賢帝というのはかなり後世になってからできた呼び名で、それまではトラヤヌス、ハドリアヌス、ネルウァが三賢帝と呼ばれていたらしい。
ちなみに阿部寛主演の『テルマエ・ロマエ』はハドリアヌス帝の時代を描いている。
そんなハドリアヌスは年下の美少年な彼氏がおり、彼が死んだときは嘆き悲しみローマ中にその銅像を建てた。

そして五賢帝最後の16代目マルクス・アウレリウスからローマ帝国は衰退の道をたどる。
これ以降は確かに皇帝の死に方があまり笑えないものになってきている。
昭和戦前における日本の首相の死因とかも結構なものだが。
だいたい肥大した軍隊をコントロールできなくなると国は滅亡の道をたどる傾向にあるようだ。
衰退しているから軍隊をコントロールできなくなるのか、軍隊をコントロールできなくなっているから衰退するのか、それは謎である。
個人的にはヘリオガバルスが好きなのだが、あくまで後世からの歴史の傍観者からしたら面白いというだけで、その時代を絶対生きたくないと思えないほどには嫌である。
何をしたかはここではちょっと書けないので興味のある人はググってほしい。

今週も長くなってきたのでこの辺で。
もっと詳しく知りたい人はYoutubeの動画と参考文献、映画を紹介したい。

●俺の世界史ch『ローマの歴史を教科書よりもちょっと詳しくゆっくり解説』(Youtube動画)

教師(おそらく?)が作った動画。俗にいう『ゆっくり』動画だがものすごく詳しい。
何とローマパートだけで10時間ぐらいある。2週間ぐらいかけて全部見た。
練習の行きかえりとか通勤中は最近これを垂れ流している。
他の動画も面白いから歴史好きな人は是非見てね。

●安彦良和『我が名はネロ』(漫画)
暴君で有名な第五代皇帝ネロの生涯を『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインで有名な安彦良和氏が描く。
ただし連載雑誌の販売不振で廃刊が決まり、後半がかなり駆け足になっている。
殺される寸前血を吐き、自分の腹部を指さしながら「さあここを刺しなさい!あなたはここから生まれてきたのよ!」と言いながら絶命していくアグリッピナの死に方は今思い出しても衝撃だった。
今本棚を探したけどなかった。あるはずなんやけど。ぴえん。
高校生のとき読んだ。相変わらずマセガキでしたわ。

●フェリーニ『サテリコン』(映画)
ネロの時代を舞台にした古代ローマの長編小説『サテュリコン』(ペトロニウス作と推定)をイタリア映画界の巨匠・フェリーニが映画化。
イケメン学生エンコルピオ(あの世界史にも出てくるアガメムノンが経営する学校らしい)は美少年の奴隷ジトーネといい感じ。
でも親友のイケメン・アシルトにジトーネを奪われ、旅に出るところから物語は始まる。
全員ホモやんけ。
帝政ローマの退廃ぷりを見事なまでに描いている。
私は当然ローマの時代を生きたわけではないが、おそらくローマの時代を一番リアルに再現できていると思う。
『トリマルキオの饗宴』はローマ文学史上かなり有名で、ここだけの解説本も書かれていたりする。
登場人物たちがゆっくり壁画になっていくというラストの描写がすごくよかった。
こうやって歴史が生まれていく。

Wikipedia 『サテュリコン』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3

Yahoo映画『サテリコン』
https://movies.yahoo.co.jp/movie/8842/

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