第660号 リーグ開幕して随分経ちましたが振り返りの巻

【秋田市民「ついに秋田に松屋ができるぞー!」→出店場所が微妙すぎて秋田県民激怒】系クラブチームの左大文字ラクロスクラブは7月18日、毎度おなじみ淀川河川公園島本グラウンドにて定期練習を行った。
2か月続いた梅雨もやっと明けた。


今回は9時からグラウンドが取れず、枠に余りがあったので私がついでに入力した11時の枠が見事に当選。
11時からという遠方からも参加しやすいが、おなかが減る絶妙な時間に練習することとなった。
中途半端な時間になると参加者は少なくなる傾向があるが、今日も14人参加と人数は十分。
前回来てくれた宮成君に加え、今回はロハスの梅田氏が当チームに移籍ということで参加してくれた。
梅田氏は関大にてコーチをしており、志水氏の熱烈な勧誘によって移籍を決意したそうだ。
クロスパスもままならなかった去年とは打って変わり、今回も6on6も実施することができた。
本当に去年の人の少なさは何だったんだ?と思いながら私は用事があるため12時で練習をお暇した。
23日はとうとうリーグ戦第一試合、vsかぶとむし戦が控えている。
18時FOというまたまた絶妙な時間からとなっている。
当チームは皆様の生ぬるい応援を期待している。
それはそうと、ボール、見えるのか?
私はただただそれだけが心配である。

■今週のコラム『トムラウシ山遭難事故のbさんのようになりたい件』

全く需要がないだろうが、今週も山について書こうと思う。
この事故は私が大学を卒業した2009年におこった。
あれからもう12年もたつ。
大ニュースとなったため覚えている人も多いだろう。
私はその夏に中国に旅行に行った。
長江流域で見られる皆既日食を見るためだ。
大雨で日食を見ることはできなかったが、とにかく暑かったことを覚えている。
気温はゆうに38度を超えていた。
『夏山で、凍死』
ただただ猛烈に暑かった中国とは対照的だった。
いくら北国である北海道でのこととはいえ、一般的な感覚では考えられないニュースだった。

明治時代に神戸に住む外国人が六甲山に登っているのを日本人が真似始めて以降、山登りは主に山岳部や山岳会に所属する人たちのための限られた趣味だった。
ところが1980年以降、物質的豊かさに飽き飽きした人々は折からの健康ブームもあり山に登り始める。
そんな彼らのために登場したのがツアー型登山だ。
申し込めばひとたび登山口までの交通、宿、ガイドの手配を自動的にやってくれる。
これが受けた。
ただしこれには当然大きな問題点を含んでいる。
山岳会において当然のように行われていた登山技術のレクチャーはもちろんなく、体力や技術、経験がバラバラな参加者が集まり、しかもそれはパーティが山に登り始めてからでないとわからない。
またパッケージツアーという特性上、申し込めば日程が自動的に決まってしまう。
申し込み段階で当日の天気が分かるはずもなく、天候に合わせた柔軟な予定の変更は不可能なのだ。
この事故はツアーの悪い所がすべて顕在化した事故だと思っている。

参考URL『トムラウシ山遭難事故』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B7%E5%B1%B1%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E6%95%85
詳細については貼っておくWikipediaの記事と動画あたりで見ていただくとして、一人すごいなと思う人がいる。

以下抜粋。

「女性客bは歩けなくなった女性客eに手を貸していたが、トムラウシ分岐の少し先で倒れている女性客dを発見し、2人の腕を抱えながら下山を開始した[19]。そこへ男性客Cが通りがかったため、bはサポートを依頼した。その後Cとbは2人を引っ張って雪渓を滑り降りたが、Cは「自分のやれる範囲を超えている」と思い、1人で歩き去った[20]。bはなおも2人を引っ張って歩いたが、足がつりそうになったため岩陰に腰を下ろした。この時点ではd、eの意識はあった[21]。」

「男性客Cはトムラウシ公園付近でビバークのための場所を探したが、追いついてきた女性客bに「ビバークしたら死んじゃう。一緒に頑張りましょう」と励まされ、歩き出した[24]。」

女性客bさん、すごくないだろうか?
男性客Cさんの行動は傍から見れば非情かもしれないだろうが、自分の身を守るためには仕方がないと思う。
きっと同じ状況下に置かれたら私もそうしていると思う。
だがそれによりbさんの行動が対照的に映し出されている。
bさんからすればCさんは自分たちを見捨てた人と思われても仕方がない。
だがそのCさんに追いつき、「一緒に頑張りましょう」と言えるものだろうか?
何度もシミュレーションした。
それでも私は絶対に言えないと思う。
何かここに人間としての絶対的な差を感じてしまう。
ただ数日前に知り合った他人のために命を懸けられる、そのbさんの行動に私が生きる目的を見たと思う。
一生かかってもこうはなれないかもしれないが、私はこうなりたいと思う。
あと、bさんがすごすぎるだけでaさんとBさんも十分すごいと思うよ。

ついでだがこの件について同じようなことを思った人が大勢いるらしいので某ネット掲示板の書き込みを貼っておく。
【トムラウシ山頂付近でソロテント男遭難風雨強し 【山】雌阿寒岳でHP無くなり下山できず外人男女救助要請 】
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625498573/

436ニューノーマルの名無しさん2021/07/06(火) 02:39:23.12ID:JdIPlkij0
>>424
それで生き残ったCさん、最後まで助けようとしたBさん
そこはもう何も正解が無い世界かも

675ニューノーマルの名無しさん2021/07/06(火) 10:32:59.75ID:ZdWBLdi20
>>666
一旦、bを見捨てて自分だけ助かろうとしたCが無事に下山できたのも、
後から追いついて来たbの判断のお陰だったりするんだよな。

>男性客Cはトムラウシ公園付近でビバークのための場所を探したが、追いついてきた女性客bに「ビバークしたら死んじゃう。一緒に頑張りましょう」と励まされ、歩き出した。

737ニューノーマルの名無しさん2021/07/06(火) 13:44:51.40ID:cgB4wZ090
>>636
bさんすごいよね
他のほぼ歩けない客ふたり連れて降りるってどんだけなの

862ニューノーマルの名無しさん2021/07/07(水) 13:12:14.29ID:n7HsJz8G0
>>7
女性客aとbが凄いな
自力下山しているのもそうだが
自分だけでも大変なのに途中で他の客を何度も救おうとしている
こういうのは知識と経験だけのガイドではどうにもならない
人としての根本的な力の差を感じるわ

973ニューノーマルの名無しさん2021/07/08(木) 23:33:03.89ID:U280zlGG0
>>171
男Cは自分の命は自分で守るを実践して生き残ったから凄いよ
誰もが女bのようにはなれるわけじゃないからな

↓わかりやすいゆっくり解説動画。

このシリーズめっちゃ面白い。吾妻連峰のも見てみて。
ゆっくり動画が嫌いな人はユーチューブに転がってるドキュメンタリーを見てくれ。
私はそれを見てマジで眠れなくなった。

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