第179号 沖中氏おろかな誕生会!スーツのまま愛知県へ

(千里支局 吉井マスト記者)

ジーコの日本代表はおれが鹿島、磐田以外の若手だったらぜってーやる気なくすぞ系クラブチーム左大文字の主力MFで酒乱三連星のリーダー、ガイア沖中が22日、またしても酒に酔っての不祥事を起こしていたことが分かった。酒に関する彼の話題もすでに今季6回目。もういいかげん読者もあきてきたのでそろそろパンチの効いた事もしてほしい。そんな沖中氏の実態を一番の理解者、吉井マスト氏がリポートした。
くしくも22日は沖中氏の29回目の発生日。普段なら飲み屋のおねえちゃんに祝ってもらい、結局は自分が金を払うはめになるのが彼の通例のパターンだったが今年は違った。むなしい誕生日を過ごす沖中氏を見かねた左大文字のメンバーが仕事帰りの梅田で誕生会を開催した。
参加したのは、吉井、田中、マネのぎっしーなどかなり波乱が予想されるメンバー。沖中氏を酒の師匠と慕うやんぼうも、プジョーを汚物まみれにした償いに参加表明するも、誘った田中が時間と場所を言わずあえなく不参加(しかもやんぼは土曜と勘違い)。結局、田中が沖中氏のために選んだ「黒」という鉄板焼き屋で宴は催された。
沖中氏は、ぎっしーから「ちょんまげ天国」という歴代の時代劇のテーマソング集を贈られ、終始上機嫌。ピッチャーを生中のごとくグイグイ飲み干す。数取り団ゲームでは思考回路停止状態で、いつものごとく閉店寸前。
結局、吉井記者と沖中氏も終電がなくなり、ぎっしーの車で吉井家に直行するいつものペースに突入してしまった。 しかも翌日は愛知県で行われるクラブチーム決勝観戦ツアーのため、加来邸に午前8時半集合だったはずが起きられる はずもなく、沖中氏はスーツのまま吉井家から直行するはめに。そしてスーツのまま、半田市陸上競技場で1日行動するというフォーマルな一日を過ごしておりましたとさ。
おろかな29歳の幕開けを迎えた沖中氏の行く末が危ぶまれる。モーオタばたくんと共に新たな2003年は将来を真剣に考えてもらいたいものである。
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「クラブチーム決勝、バレンティアが優勝!ナニワ健闘も攻めきれず」
(長岡京支局 加来記者)

沖中氏がスーツのまま観戦したクラブチーム選手権決勝ナニワ対バレンティア戦は23日、愛知県半田市のグラウンドで開かれ、16-9でバレンティアが底力を見せて優勝した。関西からはたくさんの応援団が駆けつけたにもかかわらずナニワは健闘空しく2位となり、全日本選手権に向けてリベンジを誓っていた。
クラブチームの頂点を決める決戦を前に、アップでのバレンティアのキャッチボールのあまりの速さに、左のメンバーたちは「ボール入ってないんとちゃうか?」とまぬけぶりを披露していたが、我が関西代表のナニワのメンバーは週刊左大文字も熟読してモチベーションは最高潮。前半は7-5とナニワが健闘を繰り広げるものの、後半に入ってバレンティアの守備力に悩まされる。バレンティアのゴーリーが2回もクロスチェックでひっかかったが、エキストラをいかせず逆に点を決められるパターンで徐々に崩れた。ショートクロスで守るゴーリーという異例の事態にもショットが打てずそのまま敗北。
関西に初の優勝カップを持ち帰ることはできなかったが、来るべき12月の全日本選手権に向けて巻き返しを図る。
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<トピックス>
「グ、グランドセッティング?」
                 (松ヶ崎支局 濱野記者)

クラブチーム決勝を観戦に行った左大文字のメンバーを異例の事態が発生した。愛知県半田市までわざわざクラブ決勝を見に行ったわけだが、試合開始が午後2時のはずだが、集合が京都駅に午前9時とやけに早かった。
メンバーたちは、渋滞対策と思っていたが、行きの車内で加来GMが「12時までに着いてGSするから・・・」と衝撃の宣告をおこなった。もちろん、メンバーからは大ブーイング。結局、無事にGS開始に間に合い、スーツ姿の沖中氏以外のみんなで手伝った。グランドに、ひとり、スーツ姿であったのが異様であった・・・。
なぜ、そんな重要な事を当日まで黙っていたのか?加来GMは開き直っていたが、チームではこの事態について査問委員会(?)をもうけて審議する方針だ。
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「龍谷大、一部昇格!」

鶴原、八木、ゆっぴーなど左大文字の誇る名選手を生み出した龍谷大(京都市伏見区)が23日、入れ替え戦に勝利し、見事一部昇格を決めた。
後輩にはまったく認知されておらず、そして2部そして3部降格の原因を作ったとも言われる鶴原選手は、一応後輩の動向が気になるらしく、入れ替え戦を応援に行ったが・・・。鶴原選手から加来GMへ「入れ替え戦に応援に行ったら、すでに試合が終わっていたわ・・・」との電話があり、鶴原選手の相変わらずの卒業校への無知ぶりに、車中は爆笑のうずに包まれた。
何はともあれ、名門龍谷大の一部復活に、龍谷OBの左メンバーたちもご満悦のようだった。おめでとうございます。
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<お知らせ>
「忘年会の場所と時間決定!」

12月14日の忘年会の詳細が決定しました。場所は京都市中京区の木屋町四条上ルのイタリア風居酒屋の「たんとくわんと」で午後8時から。
初動が遅かったせいもあり、鍋料理の店はどこも満杯だったのですまん。でも座敷でビールさえありゃええやろ。沖中氏には樽で頼んでおきました。いまんとこの参加メンバーは次の通り。
<参加>
沖中、鶴原、山本、森本、吉井、高岸、加来、仲屋、吉田、濱野、大槻、中塚、坂井、宮崎、田中、三宅、垂水、由比

<不参加>
安田、松本、川端、佐藤、西端、小林
現在18人参加
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<今週の読書室特別編>
「大蔵選手の秋の夜長に…④」

山口東京支社長の読書批評シリーズ第3段!秋の夜長を鳴き通す渾身の一作を読め!
「文庫版 姑獲鳥の夏」
<講談社文庫・京極夏彦・?円>

古本屋で陰陽士の京極堂こと中禅寺秋彦が登場する、京極堂シリーズの第一作。そのボリュームから敬遠していたが、先日友人に借り初めて手にした。
小説家・関口は20ヶ月もの間子供を身ごもり続けるという噂を友人であり古本屋の主人で ある京極堂に話す。京極堂の勧めで探偵・榎木津の事務所に向かった関口はそこで謎の失踪 を遂げた産婦人科医の調査に携わる事に。失踪した産婦人科医の妻は噂の妊娠20ヶ月の女性であるという。探偵・榎木津は早々と事件から手を引くが関口は…。
古本屋店主で神主でもある京極堂、鬱病傾向の関口、他人の記憶が見えるという探偵・榎木 津、東京警視庁の刑事である木場といった個性豊かな人物が物語にうまく溶け込んでいる。
導入部分の心と脳に関して語る心理学的というか哲学的(?)な京極堂と関口の会話部分で はやや重さを感じたが、物語自体へ繋がるプロローグでもあり不可解な謎のキーでもある。 2作目以降さらにページ数に厚みを増すため、少々抵抗はあるが充分に楽しめる予感もあり、 是非読んでみたい。
(今週の筆者 東京支社長山口大蔵)

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