無登録農薬系クラブチーム左大文字に、トファーに続く第2のアメリカ人、ニュージャージー州出身のデビンくん(21)が加入した。身長183センチのがたいのよさと正確なショットが魅力の期待の大型MFで今月の登録も完了し、22日のヘルプ戦に参戦する模様だ。デビンは14日の練習にさっそく参加して、NCAAディビジョン1に所属していたプレーの片鱗を見せていた。
デビンは昨年チームに所属していたDFデビッドの知人で、紹介を受けて左大文字に参加することを決めた。出身校を聞くのは忘れたが、NCAAのディビジョン1に出場した経験もあり、現在は枚方市に在住して、関西外国語大で日本語を勉強している苦学生でもある。
根っからのラクロス好きで、日本に来てからもラクロスをしようと決めていたらしく、7日は雨で練習が中止だったにもかかわらず、洛西浄化センターに現れ、集まった数人とシュート練習にいそしんだ。カーブ、ストレートと正確無比なショットは速度も十分、エキストラオフェンスの大きな武器として早くもチームに期待を持たせ、ゴーリーに入った濱野選手は「はやくて見えないのははじめて」と驚きの表情を見せていた。
14日の練習でも、チーム練習にしっかりと溶け込み、MFディフェンスのうまさも見せる。初のチーム練習を体験したデビンは「早く調子を上げて、試合にでたいです」と話していた。
トファーと合わせて2人の外国人選手を擁し、国際色豊かな京都ならではのチームに様変わりした左大文字。ECC四条校に通って英会話を習得中の仲屋選手は「2人のおかげで私の英会話の上達も早まりそうです」と話していた。
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<トピックス>
「PONSE上方と練習試合、力負けで敗北」
ヘルプ戦を一週間後にひかえた左大文字は16日、大阪府内のグラウンドでPONSE上方ラクロスクラブと練習試合を行い、4-7で敗北。リーグ最終戦に向けて不安の残る結果となった。おまけにMFの八木が試合途中で腰痛で退場。鶴原選手も小指を骨折するなど故障者続出で、ヘルプ戦までの建て直しが急がれる。
<結果>
左大文字 VS PONSE上方
4-7
★負け
<得点者>
松本、中野、不明、不明
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「いよいよ22日にヘルプ戦。試合の展望は」
Bブロックリーグの最終戦、ヘルプ戦がいよいよ22日にせまっている。左大文字はKOBE、大阪に2連勝して迎える大一番で、選手たちも気合を入れなおして当日を迎えようとしている。ここにきて山本、デビンといった有力新人2人も加入して、絶好調の左大文字は強豪ヘルプから勝ち点を奪い、Bブロック1位通過を狙いたいところだ。
昨年のリーグ戦では、ヘルプのテンマンライドや強力なオフェンス陣に悩まされ、ゴーリー濱野が得点をあげたものの結局は3-14で力負けしている。今季も昨年のメンバーを中心に安定した戦いを見せるヘルプは強力な布陣。対する左大文字は力の差はいかんともしがたいため、基本を忠実にライド、クリアーを確実に行い、グラウンドボールで競り勝って流れをのってのりきってしまう以外に方法はない。これまでの練習の成果を出し切ればいい結果は期待できる。ゾーンディフェンス、テンマンライドなど上級チームの戦略を分析して勝利を狙いたいところだ。
残すところ練習もあと一回だけ。しっかりと戦略を固めて、体調を整えて当日の試合に臨みましょう。
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「一部の部員が夏を惜しむつどいを開催。鴨川沿いで痛飲!」
左大文字酒乱三連星の1人、沖中選手を筆頭に4人のメンバーが14日夜、京都市内で「夏を惜しむつどい」を開催した。参加者らは鴨川の床で中華料理をたいらげながら、ビールを痛飲し、この夏最高の思い出を作っていた。
参加したのは、沖中、鶴原、行司、仲屋という酒癖ではあまり評判かんばしくない4人組。練習終了後に「ビールでものみたいのう」という心の声が一致し、京都は木屋町方面へ繰り出すことにした。店は四条河原町東入ルの東華菜館という中華料理店で鴨川沿いに床をだしているちょっとした高級店。年収100万以下の部員4人もこの日は少し奮発して、川床でビールや中華料理をあほほど頼み、高尚な話題に花を咲かせていた。
酒の席での話題の内容はラクロスだけにとどまらず、過ぎ行く夏を惜しんで「初めてのデートはどこがおすすめ?」という、はなまるマーケットでもとりあげず、いまどき中学生でも話さない青臭いテーマに議論が集中。「海遊館」「遊園地」「花火大会」など、部員の精神年齢まるわかりの会話が飛び交い、行司選手の新婚生活、鶴原選手の将来設計、仲屋、沖中両選手のバーチャル恋愛計画など多彩な議題について話し合った。
鴨川の流れを眺めながら、女性関係の話に熱中するむさくるしい異様な男4人組に、天の神もあいそをつかし、いきなり雨が降り始める始末で、部員らは屋上のビヤガーデンへと避難。それどもこりずに、あすなろ白書のような4人組は閉店になるまで、ビールを飲みつづけ店のひんしゅくをかっていた。
二次会は仲屋氏いきつけの居酒屋へ出動。ここでもしょうもない話で時間をつぶした4人組は、品行方正に12時前には無事、帰宅の途につき、過ぎ行く夏に別れを告げた。主催者の沖中選手は「4人のしょうもない会話の内容をもしテープで録音されていたらと思うと、恥ずかしくて自殺したくなります。なにはともあれこの夏最高の思い出でした」と話していた。ちなみに参加者はみな30歳前後のいい歳です。こんな大人にならないように気をつけましょう。