第172号  八木選手に第2子誕生。鶴君は風邪でダウン

アニ-タよ、金を返せば青森県が銅像作ってくれるらしいぞ系クラブチーム左大文字の主力MFとして活躍する八木選手にこのほど、長男奏太くんに続く、第2子が誕生した。今度は女児ということで、これで男1人、女1人と理想的な展開。パパとしての責任も2倍となった八木選手の週末はさらに家庭への比重が重くなりそうだ。
かたや龍谷大で同期だった鶴原選手(30)=独身=は大阪戦のあと、疲労がたたったところに風邪を引き、ダウン。病院で点滴を受けているところに八木家の家族が増えた情報がはいると「家族は早くもつもんやな。父さんあなたは素敵です」と話していた。どうやら「北の国から-遺言」に感動したらしい。
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「リーグ戦もはや中盤、各リーグで抜け出すチームは?」

 8月に始まったと思ったクラブチームリーグ戦も各チームとも2試合を終え、はや中盤に入った。サトラレ系クラブチーム左大文字はKOBE,大阪を下して2連勝と絶好調でBリーグで2位の好位置に付けている。そのBリーグではヘルプも2連勝で、22日に左大文字とリーグ1位を争う試合を行う。
Aリーグではリーグ戦初参加のゴジラも交えて5チームでファイナル4出場の2つの椅子を争う。昨年の王者ナニワが絶好調で、KGモルツ戦ではリーグ新記録となる54点差で勝利。PONSE上方にも危なげなく勝利して15日には事実上のAリーグ決勝戦ともいえる中東戦が控えている。名古屋の名選手をそろえた中東も今年こそはとナニワ戦に備えており、かなりの好勝負が期待できそうだ。
ファイナル4に進出するのは、Aリーグは順当にナニワ、中東が突破しそう。Bリーグはほぼヘルプと左大文字で決定となっている。両リーグとも次の1戦の結果次第でファイナル4のトーナメントの組み合わせが決まるため、壮絶な試合が予想される。わが左大文字も組み合わせを有利にするためにもぜひともヘルプに初勝利を飾りたいところだ。
=リーグ配分=
<Aリーグ>            <Bリーグ>
ナニワ                 ヘルプ
中東                 左大文字
PONSE上方            KOBE
KGモルツ              大阪
ゴジラ

<今後の試合予定>
9・15 10:30 ナニワ 対 中東(名古屋)
9・22 10:30 PONSE上方 対 ゴジラ(東久代)
13:00 ヘルプ 対 左大文字
9・29 10:30 ナニワ 対 ゴジラ
13:00 中東 対 KGモルツ
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<ネタがないので今週のルポ>
「能登寄稿~せつない風景」

先日ささやかな休みがとれたので、金沢から七尾、そして能登半島の先端の珠洲まで至る旅行にでかけた。そこで目にした光景のお話である。
能登半島はJRが半島の付け根ぐらいである七尾までしか通っていない。そこから先は能登鉄道というもちろん、ディーゼル単線の3セク鉄道が半島先端の珠洲までレールを伸ばしている。
どうしても能登半島の先端を見てみたく、珠洲まで鉄道で行くことにした私は、缶ビールと文庫本を山ほど買い込んで七尾駅から列車に乗った。2両編成のその車両は、京福電鉄のような感じ、海沿いを走る感じは丹後鉄道KTRの海岸列車を想像していただきたい。まあ一般的に言えば古くさい列車ということである。
列車は能登半島の海岸べりを走っていく。天気のいい日で、みなさんが冬にいった能登島も手が届くようによく見える。地域の人の生活列車の呈を成す鉄道は、駅の間隔が短く、部活を終えたばかりの中高生、七尾まで買出しに来ていたばあさんと次々と土地の人が乗り入れてきた。
折々の駅はそれはそれは規模が小さく、ちょっと見ではトイレと間違えてしまいそうな駅もある。ベンチでネコが寝ている姿もあり、ほのぼのとした風景を眺めるとビールも進み、ほろ酔い気分が読書にも心地よい。青い海と青い空を横目に列車に揺られて3時間強。珠洲市にやっとのことで到着した時はほぼ出来上がっていた状態であった。駅には一応観光センターというものがったが、ほとんどこれはキヨスクである。まあ民宿を手配してもらい、珠洲で一晩明かすことに。日本海側とあってわが郷土と風景が似ており、明かり一つない真っ暗な夜の海が佐渡の田舎を思い出させた。
翌日は、早々に宿を出て能登半島先端を巡ったあと、また珠洲駅から七尾へ向かって3時間半の行程となる。そしてそこから数多くのせつない風景を見ることになるのであった。
お盆を終えてちょうど帰省先から都会へ向かって帰る家族が駅にいた。おばあちゃんらしき人が孫の3人姉妹と最後の別れを惜しんでいる。「また来るからね」と列車に乗り込む子供たちに、ちょっと涙ぐみながらも笑って手を振るおばあちゃんがなんとも切なく見えて仕方なかった。
おじいちゃんがいなかったことから、きっと家に帰ったら1人なのだろう。農村、漁村部の少子高齢化は今に限ったことではないが、田舎の縮図を見るようで。佐渡が島に1人で住んでいる自分のばあさんと姿がだぶってしまう。別れを惜しむ家族の風景を見るに忍びなく、缶ビールに手を伸ばし、視線を書物に落とした。
帰省時期にヒットしてしまったため、七尾駅まで20駅近くある3時間の旅で各駅ごとに同じような風景が繰り返された。駅でみやげ物を渡す母親に、ちょっとすれた感じの茶髪の娘も唇をきゅっとかみしめる。ホームに軽トラックを横付けて柵を乗り越えてホームに入り込み(おいおい)、息子夫婦を見送るじいさんなど家族の別れのオンパレードでなんかしらんけどうちまでもらい泣きしそうになってしまった。
各駅停車のローカル鉄道は、さよなら列車。せつない思いを胸に七尾駅前の回転寿司で新鮮な12皿のネタを食らい、ビール3杯のんでから金沢へ直行。夜の町へと繰り出して、たっぷりと百万石の夜を満喫した私でした。
(今週の筆者 仲屋聡)

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