編集者のサボタージュにより、5月20日以来発刊が滞り、「週刊」とは名ばかりになっていた、あのジダンもかかさず購読しているという週刊左大文字がこのほど約一ヶ月ぶりに復活した。ワールドカップとあいまってサッカーに負けてならじと、ラクロスでも情報発信につとめていく。
編集部を代表して仲屋編集長は「いやーわりいわりい。ワールドカップもみなあかんし、さぼりが続いちった。またまじめにやるから許してちょ」と迷惑をかけたみなさんにお詫びのコメントを発表し、真摯に批判を受け入れるとしている。
どうだ!ダスキンにはこんなおわびできんやろ!ということでゆっても来ないけどネタの提供よろしくお願いします。
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「名門左大文字、新聞で紹介される」
天下一のかぶき者集団左大文字を紹介する記事が、朝日新聞のタブロイド版「あいあいあい京都」で5月下旬に紹介された。チームの練習中の写真と集合写真を二枚も使う豪華なカラー紙面で、メンバーたちもご満悦。チームのHPアドレスも紹介されたため、ホームページ閲覧者も急上昇している。
記事の内容は,京都唯一の社会人クラブチームの活動内容やラクロスのスポーツの歴史、ルールを紹介している。田中、宮崎、三宅のコメントも掲載されており、現実とはちがってかなり硬派な内容。最近とみにメディア露出が高まっている左大文字は芸能界からも注目の的で、左大文字一の男前・西端選手には早くもジャニー喜多川から直接、夜のお誘いがかかっているらしい。
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「新マネージャー北岸よしみさんが見学!アメリカ人選手トフィーも初登場!新入部員続々と」
江村、高岸と数々の名マネージャーを輩出してきた名門左大文字に新たに新マネージャーが誕生しそうだ。その名は北岸よしみさん(23)。京都市内在住で、なんと京都3大女子短大の一つ、京都女子短大を卒業し、会社に勤めるうるわしきOL。先日朝日新聞のタブロイド版で紹介された左大文字の記事を読んでチームのHPをのぞいてくれたという。
1日に久我橋グラウンドで行った練習にさっそく見学に訪れ、女性日照りの続いている独身部員の羨望のまなざしを一身に集めていた。ラクロスを見るのははじめてとあって「よくルールがわからない」ととまどいがちだったが、先輩マネージャーぎっしーの厳しい指導のもと、さっそく水汲みにも挑戦。やや緊張の表情を見せながらも、練習後には選手とうちとけて、セクハラまがいの質問攻めにあっていた。北岸さんは「今後も来るのでよろしくお願いします」とマネ宣言して、チームのために働いてくれるようだ。
また、期待の新戦力は舶来製!昨年入部してすぐに退団したデビッドに続く、第二のアメリカン、Topher Willis (トフィー・ウィリス)選手が同日、練習に初見参した。現在29歳のトフィーは、雑誌社に勤めるナイスガイのタフネスDF。本場で鍛えたスティックワークが魅力で、しばらくラクロスから遠ざかっていたが、防具を買ってはじめるという。なんと住まいは仲屋選手と二筋違うだけ!
仲屋選手も「夜ののみ仲間が増えそうだ」とえびす顔だ。日本在住6年で日本語もかなりうまい!トフィー選手は「体は動かないかもしれないので最初にあやまっとくね」とおちゃめな面も見せ、早くもチームに溶け込んでいた。
部員のみなさん、新戦力を加えて、がんばっていきましょう。 :::::::
「京大、滋賀大と試合、練習で交流。15日には龍谷大と合同練習」
地域密着というJリーグの理念を実践してきた名門左大文字は、5月から6月にかけて地元大学との交流強化月間につとめている。
5月には京都大と練習試合を行い、点数は忘れたが、勝利。9日には彦根市まで遠征して、最近ちょっとやせたAT小林を輩出した滋賀大と合同練習を行って、滋賀県への地盤もちゃくちゃくと固めつつある。
練習試合や合同練習は学生にも「社会人と違った雰囲気で練習が楽しめる」とおおむね好評で、15日には、いまや後輩は誰一人として知る人がいないであろう鶴原、八木の両選手を輩出した龍谷大と瀬田グラウンドで合同練習を行う。皆さん学生から刺激をもらって有意義な練習にするのと同時に学生にもいい刺激を与えるような練習をこころがけましょう。
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「新快速の帝王、沖中氏W杯で白熱!またもや守山まで」
JR東海道線の最終電車に夜な夜な現れる黒い弾丸をご存知だろうか?そうあの左大文字きっての酒乱沖中氏がまたもや大阪から京都駅で降りることに失敗。果ては草津、守山へと導かれ、野洲の地に撃沈した。
今月はくしくもW杯の月。9日に行われた日本対ロシア戦を大阪ドームのモニターで観戦した沖中氏はもちろんしらふではいられない。オイルマンのようなビア樽のビールをすべて飲み干し、ベロンベロン(アルゼンチンではない)に酔っ払った奴は、なんとか電車に乗車して京都へ帰ろうとしたが、もちろん起きられるわけもなく、そのままラリホーマ状態。
いつもどおりのパターンとなり、今季8度目の乗り過ごしとなった。これで打率はイチローの約2倍の6割8分9厘。沖中氏は車破壊についでの不祥事続きで「私はいささか古いタイプのラクロッサーです」とムネオばりの言い分けをしていた。
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<今週のコラム>
フィリピンマニラに大学の研究のため出向中の高井俊之選手から、ひさびさの現地レポートが送られてきた。なかなか彼も頑張っているようだ。部員のみんなも感想、励ましのメールをおくってあげよう!
「外界から一言」
(フィリピンマニア支局 高井俊之記者)
皆さんお元気でしょうか?そして私をお覚えでしょうか? 再度フィリピンへ渡り、またもやベルトの穴を新しく作らないといけないほどがりがりに痩せつつある高井から、週刊左大文字が最近ネタ切れだということで 一言物言わせていただきます。
私は現在フィリピンのルソン島(首都マニラがあるフィリピンでもっとも大きな島)にある 国際イネ研究所(通称IRRI)で博士課程の研究を行っております。研究といっても 毎日フィリピン人のおっちゃんと田んぼに入って野良仕事同然のことをしていますが。
実は立場としてはまだ京都大学大学院に在籍する学生なのです。授業料払っているわけです。 これからあと3年は学生なわけです。まったくの親不孝者です。
それでそのIRRIというのは何者かといいますと、今から40年ほど前にロックフェラー財団が中心となって 世界の特にアジアの食糧問題の解決を大きな課題として作られたイネに関する研究機関です。 当然日本もお金を出資しています。というか最も多くの金を出資しています。
このお金はどこから出ているのかと言いますと、もうお分かりかと思いますが、ODAという形をとって 我々の税金から出ています。そういう背景に少しでも感謝をして私も研究をさせてもらっています。 (私は常に謙虚です。日本人に大切な文化の一つです)
しかしながら、長引く日本の不景気対策の為に政府が打ち出した構造改革の影響を受け、 宗男のような族議員が蔓延してなんのメリットもないこの研究所にまわす予算は大幅に 削減されました。聞くところによりますと、予算削減の為に今年1年間でこの研究所は30%の リストラを行うそうです。もう既にリストラは始まっています。
何が言いたいのかといいますと、日本ではリストラされた人々は自殺に走るケースはあっても 社長を殺したり、会社を爆破させたりすることはまずないと思いますが、ここフィリピンではあり得るのです。 しかも日本の出資が減ったことがリストラの理由だということも広く知れ渡っています。怖いのは 我々こちらで研究をしている日本人が逆恨みされる可能性があるということです。先日、これは日本人では ありませんが、西洋人の乗った車が夜、カージャックされました。
私は一学生にすぎませんから文句は言っても何もする力はありません。出発前に外務省に対して ODAの削減に対して再考して欲しいという署名にサインしたのが精一杯です。日本もカツカツなのは事実です。 ただ日本の行為がその後、どういうふうに外部に波及するのか、そこまで事を考える視野は必要なのではないかと 思います。
もう1つ個人的なことで文句言いたいのですが、日本育英会というのがあります。たぶん左のメンバーの中で おそらく学生時代に借りられた事がある人がいると思います。この中に現在の条件によれば、院生で借りた後、 国や県の職員や研究員、すなわち公務員の職についた場合、借りたお金を返さなくても良い免除制度があるのです。
この制度のおかげで大学に高い授業料を払っても、バイトをする暇もない学生が何とか研究者道を歩むことができるわけです。 しかしながらこの制度も、いろいろな理由があると思いますが、構造改革の影響を受け近々廃止されるそうです。半月ほど前に ネットのニュースで知りました。すなわち将来の日本の科学技術を創造する担い手となる若き研究者の卵が、国から金を借りて までして大学に授業料を払わないと、研究の道を志すことはできなくなるかもしれないということです。誰が好き好んで30才近くまで 収入なしで借金まみれになって研究者の道を目指すでしょうか?
ここに日本の将来の危惧を感じます。もはや経済的にも科学技術的にもアメリカに歴然とした差を開けられている日本国、 この国を本当に愛する国民がまだ存在するのなら、どう解決したら良いのか私にも答えが見つかりませんが、 何か行動を起こせないでしょうか?へたれはどう思う?