アブトロニック系クラブチーム左大文字は3日、舞洲グラウンドでプレミアカップ一回戦の相手PONSE上方ラクロスクラブと対戦し、5-0で完封負けした。気力、体力、技術いずれも上回った上方に完敗したことから、リーグ戦に向けてチームとして今後の課題の修正を強いられることとなった。
本年度前半戦の試金石となるプレミアカップはトーナメント制。昨年の成績から技巧派クラブチームのPONSEと対戦することとなった。けがの三宅、結婚式を終えたばかりの行司を除いて、現在登録しているメンバーはほぼ参戦することができたが、試合前のアップではなんとなくモチベーションが低め。気合を入れ直して試合に臨んだ。
試合序盤は拮抗した場面が続いたが、オフェンス陣は積極的なワンワンが見られず、パス回しでも攻撃を作れない。ディフェンス陣もクリアー、グラウンドボールともに失敗や足が止まる場面も見られ、なんとなく歯車が噛み合わない試合運びが続いた。
そんな間隙を軽快なパス回しと要所要所でのワンオンワンで攻撃にアクセントを付けるPONSEにつかれ、ミドルショットから先制点を奪われる。その後も動きで上回るPONSEペースで試合は進み、反則を繰り返す左大文字はマンダウンが続いて自滅に近い形となった。
4Qになってオフェンス陣が攻撃のリズムをつかみ始めてきたが、得点には繋がらず結局、無得点のまま試合終了。完全試合で破れるという試合結果に左大文字幹部陣は緊急ミーティングを開き、ビデオでプレイを点検し敗因を分析した。攻撃、守備ともに集中力を欠き、パス、キャッチ、クリア、チェックアップミスなどが多発したことなどが挙げられ、今後の練習のなかで課題を徹底追求していく方針を示した。
幹部陣の1人は「今回は試合に対してのモチベーションが低い気がした。試合中にプレーで高めていきたかったが、今後立て直したい」と話していた。
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左大文字 VS PONSE上方
★負け 0-5
<得点者> なし
出場メンバー
G:坂井、濱野
DF:宮崎、由比、吉井、大槻、吉田、青野
LMF:田中、仲屋
MF:森本、佐藤、西端、沖中、安田、加来、八木
AT:鶴原、小林、垂水
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「鶴原選手、クロスチェックで退場3分第1号に!」
PONSE上方との試合中、公式戦初導入となった新ルール、「審判によるクロスチェック」が1Q終了後にさっそく行われた。左大文字からはAT鶴原選手がノミネート。ひもをテーピングで抑えただけのばればれのクロスが思いっきりイリーガルと判断され、審判規約第9条「ひも5センチ以上の刑」が執行されてしまい、あえなく3分退場の御用となった。鶴原選手は「なんでやー」と叫んでいたが、審判であればだれでもチェックしたくなるクロスであったのは間違いない。
その後、PONSE上方でも1件イリーガルクロスが検挙され、翌日の試合でもイリーガルクロスが続出していた。今大会では大いに見せしめとなった公式戦第1号適用者の鶴君。試合中の3分マンダウンはとても痛い。今後、ルールをみんなが遵守してイリーガルクロス大量検挙がリーグ戦でないように、ここで気をつけていきましょう。
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「オフィシャルでプレミアカップ貢献」
名門左大文字はプレミアカップ一回戦で負けてしまったため、2日目の4日は同じく舞洲グラウンドでPONSE対神戸大の試合のオフィシャルを担当した。反則でマンダウンが多重に起こる激しい試合だったが、オフィシャルでは混乱もなく、粛々と仕事をこなし、大会のスムーズな運営に貢献した。ただ、残念なことにボールボーイのキャッチボールなども多少見られ、わずかに今後の課題を残し、加来GMは「3つのマンダウンが重なり、時計の対応にも困ったが、なんとかできた。今後も課題を修正して部員のリーグ戦運営に貢献する意識を高めていきたい」と話していた。
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やだ