立てこもり系クラブチーム左大文字の今年の主将選(3月20日公示、31日投票)の候補がなかなか決まらない。現星野主将路線を受け継ぐ主流派からもこれといった名前が浮かんでこず、反主流派からは新たな候補を立てようという動きも見られない。これ以上今年の主将選びが長引けば、プレミアカップ出場に向けて初動スタートの遅れも心配される。迷走を続ける主将選に幕をひくのは誰か?今日も影の内閣として糸をひく加来GMの苦悩が続く。
(主将選取材班)
「タマ(選挙での隠語:候補者となりうる器量人)がいないんや」
GMの加来は、母校のリーグ戦報告会の席上、大きなため息をつきながらつぶやいた。主将の座が空席となってから加来は夜も寝られず、ますますやせ細る日々が続いている。このままだと30キロ台に突入する危険もはらむ。
今年4月から農水省のキャリア組として社会人となる星野主将の引退が左大文字の冬模様を一層暗くしている。1年間主将を務めた星野は、本格的にラクロスに取り組むチーム体制を、学生的なラクロスチーム運営方法をいかして1年で確立した実績を持つ名主将。その星野のあとということで、だれもが主将のポストには二の足を踏む。
そこで昨秋に、GM加来は早くも裏工作に動いていた。ベテランMF梅垣の結婚式ニ次会の席上、だれもが注目を集める次期主将選への立候補を打診したのだ。しかし、結果はペケ。梅垣は結婚はしてもラクロスは続ける気であったが、主将となるとまた話は違ってくる。梅垣は「私みたいなおっさんがチームを引っ張るようではだめだと思い、固辞した。チームリーダーは若者のほうがよい」と当時の状況を振り返る。
では、そのキーマンとされる若者は、どうか。主将選候補という重職に耐えうるにはそれなりに仕事以外に時間を作れるものでなくては難しい。だが、目下の大学院生とすればやんぼうぐらい。やんぼうも立場的にやってくれれば大助かりなのだが、ややおとなしめの感じもあるため、断られるのは目に見えている。さらに、社会人1、2年目という部員も会社に慣れるのにたいへんで難しいだろう。
となると、やや会社に慣れ始めてきた中堅クラスが順当という判断になる。昨年は星野が大学院生ということもあったので、メニュー作りなど社会人の立場としては星野に甘えすぎていたのかもしれない。ここは中堅クラスの部員が一肌脱ぐのが適当となるのだろうか。
そこで一時、主将候補として名前のあがった与党のあつかま党党首の宮崎氏に取材をすると「おれは無理無理。家でゼータプラスのプラモ作らなあかんねんもん」と取材陣を煙に巻いた。ゼータプラスは変形が難しいから組み立てのときに気をつけろ。
一方、反主流派として歯に衣きせない発言でチームを叱咤してきたミリタリー党の行司氏は「ジミ婚の用意でたいへん。候補者選びなんか、かかわってるひまないっすよ」と今回の主将選には候補者を立てない方針を明らかにした。
2月中に与党会派のなかで根回しを済ませるため、3月中には候補が決まることが予想され、今後も主将候補選考の行方が注目される。取材班では主将候補選びについて、立候補までの動きを継続的に報道していくのでよろしく。
:::::::
「デビッドからメール!今度はインドアラクロス?」
昨年一年間、チームのメンバーとして縦横無尽の活躍をしてくれたデビッドから加来GMあてにメールが届いた。12月から故郷のアメリカに家族で戻ってしまったが、なんとか母国で元気にやっているらしい。なんと今度はインドアラクロスに挑戦。ほんといろいろ挑戦しようとする姿勢はすごい意欲的ですねえ。またオヤジさんの会社でラクロスのユニフォームが安く作れるのでよろしくとも。かなり安いらしいぞ。メールはメーリングリストで流したのでみな返事をかいたげよう。でもローマ字で書いてあるので読みにくいじょ。
:::::::
<今週の読者コーナー>
150号の清島君の上海浪漫紀行での上海でのラクロス普及について、週刊左大文字読者からおたよりが来ましたので紹介します。読者は鶴さん、沖中さんと一緒に中国ラクロス普及に同行したこともあるそうです。
以下おたより文
ーーーーーーーーーーーーーーー
週刊左大文字を見たものです。 え~、上海ラクロス情報ですが確かに上海にも2年前までは 確実にありました。経済??大学!?ってとこに男子のチームが あったはずです。詳しい事は知らないけど、2年前までは北京と 上海両方でラクロス普及を同時進行してたんやけど、その後協 会が北京に力入れるようになったのと、北京が乗り気になった ってことでしょうか!?
ーーーーーーーーーーーーーーー
ということです。清島君ちゃんと読んでくれているファンがいるので、定期的に紀行を送ってくれ。