第150号 2002年スタート!左大文字13日から活動開始ー長岡京市民にソフトラクロス指導

たいしておもしろいテレビ番組もなかった年末年始をいかがお過ごしだったでしょうか?仕方なく「欽ちゃんの仮装大賞」を見て、香取くんの至らなさに怒りを覚えた人も多かったのではないでしょうか?編集部人手不足のため休刊となっていた週刊左大文字が今年も再開いたします。ジャンプやマガジンでよくだまされていた年末年始の合併号ということでよろしく。
ということでLOVE涙色系クラブチーム左大文字の今年のラクロス始めが13日に決定した。昨年、ソフトラクロス講座で出向いた長岡京第七小で開催される「みんなのつどい」で今度は子供たちも交えてラクロス指導を行う。
すでに5、6人の参加予定があり、現在もメールで部員たちの参加希望が寄せられている。ちなみに10人まで先着で、「みんなのつどい」の模擬店で使える特別優待券付き。陳、道場、坂井など料理の鉄人たちがプロデュースしたぜんざい、豚汁、フランクフルトが楽しめる。これはいくしかない!
このイベントは、青少年の健全な育成も目的とされているので左大文字の未来を担う青少年の参加が期待されます。くれぐれもラクロスの正しいイメージを伝え、ラクロスの普及、発展に貢献しましょう。
これまたちなみに13日は、偉大なるベテラン吉井選手の誕生日でもあります。何歳になるのかは直接本人に聞いてください。ファミレスでお誕生会もあり?プレゼント必須。
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<告知>

これからオフに入るため、週刊左大文字のネタがありません。ということで例年どおり、部員たちのオフの過ごし方をKGB的に密告制で掲載することになります。ネタがある人は編集部まで密告メールを。コラムも募集中。採用されたら100ガバス(ファミ通仕様)差し上げます。
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<突発的連載シリーズ>
「チンタオ上海浪漫滞在記①」

左大文字の皆様、お久しぶりです。チンタオ(※1)です。新年快楽(あけ・おめの意味)!こちらに来て早いもので5カ月が経過しました。その間に姉の結婚式で一度帰国しましたが、今回の正月は上海で過ごすことになりました(12月30日~1月2日まで両親が来るので、一緒に上海近郊を旅行することになっています)。
もう5カ月か~!旅行と出張で来たことがあったとは言え、慌しく引越をして上海に来た日が懐かしいなぁ。 出発の際、関西空港で急に不安になって、不覚にも流した涙を今ではすっかり忘れてしまいました(笑)。
今では生活、食事に不自由を感じることはまずありませんし、来た時は全く話せなかった中国語も、片言ではあっても何とか通じるようになってきました。一人でタクシーに乗ったり、同僚と簡単な世間話をしたりできるぐらいまでに成長しましたよ(自分でも驚)。
最初の3ヶ月は仕事と生活に慣れることを優先して、中国語は空いた時間に自分で独学だけだったのですが、11月から週3回の授業が始まってからは、徐々に相手の話も分かるようになってきましたし、自分で話す言葉も増えてきた感じです。

しかし、上海には上海語という厄介なものがありまして、これは全く普通語(プー・トン・ホア)は、全く異なります。さすが中国は広く、そして民族も多いだけはあります。例えば同じ省の隣の都市でも言語が全く異なることもあるようです。日本の方言とは訳が違います。
ちょっとここで上海のことを簡単に紹介しておきましょう。皆さんが上海と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?今年はAPECが上海で開催されましたので、ニュースで上海の様子を見た人も多いかと思います。
一言で言えば、”中国で最も大きい国際経済都市”になるのかな。中国では北京が政治の中心で、上海が経済の中心と言われています。実際、上海人はあまり政治に感心がないので、その点では日本の大阪に似てるかもしれません。

【人口】は東京よりも多く登録は1,200万人、ただし地方からの労働者を加えると2,000万人以上!そのうち駐在している日本人が3万人、未登録や短期滞在を含めると、実にその3倍、9万人いると言われています。

【場所】は中国の南東に位置し、緯度で考えれば日本の九州よりも南にあります。

【気候】は湿度が高く、夏はジメジメ、冬は雪は降らないけどメチャクチャ寒い。大阪よりもずっと寒いですよ!おかげでこっちに来てから、ずっとカゼひいてますよ。

【上海の街で有名なもの】と言えば、黄浦江!黄浦江の東がAPECが開かれた浦東!国際会議場や東方明珠塔や400mを越える金茂大厦等の高層ビルが立ち並んでいる。浦東の開発が進められたのはここ10年ぐらいの話だそうです。黄浦江の西が浦西!1843年の開港以来世界各国のモダンな建物が建てられ、今も目にすることができます。
黄浦江の西側沿を一般に外灘(バンド)と呼んでいます。他には人民広場や上海博物館や、観光客が必ず写真を撮る南京路や豫園、うちの近くの静安寺などが有名です。

【食事】は上海料理!たくさんある中華料理の中でも日本人の口に最も合うのは上海料理かな?やはり多少油っぽいですが、慣れれば病み付きになります。しかも安い!ちなみに私のお昼は10元(※2)です。特に上海ガニとか、小龍包なんかが日本人には人気がありますね。中華がダメな人でも、至る所に日本料理店がありますし、欧米人も多いので、何でもあります。
こちらにある日本料理店はだいたい150元で食べ飲み放題というスタイルでやってますね。味はまぁまぁといった感じ。本物を食べたかったら、300元~600元かかっちゃいます。物価が安い安いと言いますが、基本的に日本人向けのものは高いと思っていた方が良いでしょう。マクド、KFC、SUBWAY、ピザハット、ファミレス、ローソンetc。

【交通】は日本に比べタクシーが初乗り10元なので、上海の主要な場所なら50元出せばほとんど行けます。バス、地下鉄、電車もありますし、かなり便利です。地下鉄も2~4元だし。中国だと自転車を想像する人が多いと思いますが、確かに自転車に乗ってる人が多いんですけど、最近では車が増えて、中心部はいつも渋滞しています。

【買物】は食材や衣類などは確かに安い!でも先程も書いたようにブランド物や電化製品は、日本で買った方が絶対安い。WTO加盟の効果が出るのはまだまだ先でしょうね。

【遊び】はまだまだ遅れている感じですね。アミューズメント系の場所が少ないなぁ。映画館、ボーリング、ゴルフ、テニス、卓球、麻雀ぐらいかなぁ。パチンコ、競馬はありません。

【ナイトライフ】さすがは国際都市だけあって、飲むところはビックリするぐらいたくさんあります。BAR,DISCO、スナック(台湾式とか日本式などなど)、ゲイバーもあるらしい。小室哲哉がプロデュースしたDISCOもまだまだ人気ありますよ。
僕は居酒屋か、BARやなぁ。友人と飲むときはスナックに行く時もありますね。で、風俗関係は公安が厳しく取り締まっているので、日本みたいに公にやってる店はありませんが、普通のマッサージと称して、いくらかプラスすると・・・とか~。スナックでいくらか出すと”お持ち帰り”ができたり、とか、そんなところもあるらしい。しかし、公安と病気は怖いですからね~。一つの例ですが、全国紙の一面に載ったある事件を紹介しますね。

上海である日本人出張者がスナックの小姐をホテルに連れ込もうとして、ホテルのボーイに”連れ込み不可”と断られたのに腹を立て、殴ってしまったらしい。で公安に引っ張られて、その後どうなってことやら?たぶん金で解決したんでしょうけどね。他にAIDSの話も聞きました。

第1回新年特集号はいかがでしたでしょうか?ちょっと長過ぎたかな?少しは上海がどんなところか分かってもらえました?今後適当な話題と、「チンタオの中国語講座」でもお送りする予定です。感想お待ちしております。
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※1 私の名前の中国読み(清島 隆之:Qing Dao Long Zhi)!
ビールで有名な山東省の”青島”市と同じ発音なので、
一度自己紹介すると、みんなすぐに覚えてくれます。
※2 先月まではだいたい1元=15円だったのですが、最近の円安で      15.8円ぐらいに なってます。
ちなみに平均月収は1,000~1,500元ぐらい。大卒で3,000元ぐらい。   でも、とんでもないお金持ちがたくさんいるのも現実。

<上海関連情報サイト>
・上海ウォーカー:http://www.shwalker.com/
・日中ドットコム:http://www.nicchu.com/index.phtml?r=sh

(おまけ:ラクロスに関する質問)
中国ではラクロスが普及しているらしい(未確認情報)?留学生の子から聞いたんだけど、日本の国体にあたる、4年に1度の中国の体育大会(オリンピックメダリストとか、プロサッカー選手も出るぐらい大きな大会。毎日テレビ中継)で、ラクロス(網棒球)の試合を放送していたらしいんです。
最初聞いた時は、「嘘でしょ。ラクロスって知ってる?ポロとかクリケットと間違ってない?」って私も疑ったんですけど、彼は「男子はアメフトみたいな格好してて~」って言うじゃないですか!彼はラクロスってどんなルールだろうと考えながら観ていたらしい。
「アメフト、サッカー、ホッケーいろんなスポーツの要素ありますよね。」確かに正しい。女子も当然やっていたようです(彼は大阪の子で、日本でもラクロスを見たことがあるとのことで、間違いないでしょ)。
ぜひその事実を確かめたいんですが、どうしたものか???確かに北京は沖中さん、鶴原さんも行かれましたもんね。でも国体規模の大会でやるってことは、相当普及してるってことですかね?日本を越えてますよね。全国放送ですよ。これ!ラクロス協会で知ってる人いませんか?上海でもやってるんかな?
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<今週のコラム>
「大阪人のイメージ」

先日、夕方ひまだったのでつい「サザエさん」を見てしまった。「笑点」、「ちびまるこちゃん」と続く日曜のゴールデンコースだが、その内容があまりにひどかったのでまたちょっと文句。
その「サザエさん」を見ていて初めて知ったことなのだが、実はマスオさんは大阪出身だったのだ。大阪に親がいて、そのマスオ親を訪ねてサザエ、タラ、カツオ、ワカメの一行で大阪旅行に出かけるという内容だった。
旅行シリーズ定番の三本物だったが、そのカツオにとっていとことなるのかどうかよくわからんが、その子供がしゃべる大阪弁があまりにあほっぽさにひたすら怒りを覚えたものである。それはそれは「ジュラシックパーク3」を見終わったときのような残尿感だった。
子供が「わいは・・・」「・・・でんねん」など、そんなん使うかという言葉のオンパレード。しかもイントネーションもかなりひどく、あれを見た関西の視聴者は「大阪をなめとんのか」と9割の人はおもっちゃたのではないだろうか?新潟出身のエセ京都人が思うくらいだからまず間違いないと思われる。
このような例は結構身近で見受けられる。昔、ジャンプの漫画で「なくようぐいす」だったか、そんな名前のナンセンス系の漫画があったが、そのなかでも大阪人が出てきて、主人公が「どないでっか?」と質問すると、「ぼちぼちでんな」と答え、主人公が「本当に大阪人はそう言うんだ!」と爆笑していたシーンがあった。関東と関西では笑いのツボはちがうのかもしれんが、関東人の作者の独り善がりのようで「あほらし」と感じたこともある。またバラエティーでも東北弁、九州弁のキャラをわざと作ってみんなで笑って楽しむ番組も多い。
また6年前の阪神大震災のときも、災害の最中にテレビでは、「もし東京でこのような震災が起こったらどうなるか?」という特集をしている社も多かった。東京ばかりで神戸の人はどうなってもいいのか?と問い掛けたくなる、震災の渦中のひとたちの心をふみにじるまったくあほらしい東京主義中心の報道体制であきれかえるばかりである。
こういうのを見てて腹立つのが、何もかも東京主導というマスコミの構図である。けっして東京の人が嫌いといっているのではないので誤解してほしくはないのだが、テレビ番組、漫画など大して研究もしてない奴が、東京至上主義の思い上がりで作った作品が垂れ流されているため、このような状況がおきる。
インターネットでの調査によると、東京都の人口で本来の東京人というのはほんの3割程度なのだという。本来の江戸っ子ではなく、地方から上京してきたおのぼりさんがいつのまにか思い上がってああいう作品を作り上げてしまうらしい。「京都はよそもんに冷たい」と言われるが、異文化をもっとも受け入れないのは、首都圏のてんぐさんではないだろうか?外国人をこころよく受け入れる京都人のほうがよほどインターナショナルなのである。バーロー!
このような地方軽視、各地の文化を侮蔑するような風潮は改めなければならない。東京の人は好きだけど、このテレビなどの風潮自体が嫌いなの!あまりに出来の悪い「サザエさん」を見てしまったせいでつい、我を忘れてしまった。しかし、今年の初怒りが「サザエさん」とはあまりに情けない・・・。書くことがないのでしょうもないことを書いてしまった。この類のことを話させると夜が明けてしまうのでここらへんで。
(今週の筆者 LMF仲屋聡)

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