紅白歌合戦初出場が決まった名門クラブチーム左大文字は15日に開いた忘年会会場で今年のMVPなどを発表する「左大文字AWARDS」を催した。MVPは主将としてチームを引っ張り、3位大躍進の立役者となった星野選手が受賞。新人賞はゴーリーで1得点を記録した濱野選手、敢闘賞はこれまたゴーリーでビッグセーブを連発した坂井選手がそれぞれ受賞した。
毎年恒例となった「左大文字AWARDS」だが、今年は初の3位入賞ということもあり、全選手が活躍したため、選定がかなり難航。選考委員の加来GMは一週間前から考えていたにもかかわらず、考えがまとまらず結局、その場で決めることとなった。
今年から主将に就任したMVPのMF星野選手は、練習メニューを毎週考え、まとめていく作業に没頭し、スムーズなチーム運営に寄与したことが大きく評価された。
今年はかなり大目の新人獲得となったため、激戦となった新人賞はゴーリーながらヘルプ戦で1得点を挙げた濱野選手がインパクトがあったため受賞。敢闘賞は安定したセーブでシーズンを通して活躍したG坂井選手の評価が高かった。
あいにく授賞式には、日本人の休むとき三大言い訳にあげられる「風邪」で欠席した星野選手、集金と歳暮配りのため来られなかった坂井選手はいなかったため、代表して濱野選手が「受賞ありがたいです。来年はもっと頑張ります」とアドリブがきかないながらもあいさつ。賞品として沖中選手から熱いキスが贈られていた。
ちなみに、他のけっこうどうでもいい賞である技能賞には田中へたれ選手、夜のMVP賞は酒乱として夜の木屋町で大活躍した高井選手に贈られた。以下受賞者のみなさん。
㊤技能賞を受賞した田中選手
MVP:星野久史(MF)
新人賞:濱野一樹(G)
敢闘賞:坂井敏一(G)
技能賞:田中聡(DF)
得点王:鶴原進(AT)
夜のMVP賞:高井俊之(MF)
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「忘年会開催!メンバーまたもやご乱行!」
今年の流行語大賞にも選ばれた名門クラブチーム左大文字は15日、京都市中京区木屋町通のさざんか亭六角店で「2001年忘年会」を開き、参加した13人の部員がちゃんこ鍋に舌鼓をうった。もちろんこのメンバーでは型どおりの忘年会に終わるわけもなく、二次会は鴨川で開催。裸で鴨川を泳ぐ選手が続出するなど周囲のカップルなどに変態テロを決行。夜の木屋町を恐怖のどん底におとしいれた。
今年は新年会とするか、忘年会とするか判断に迷うところだったが、言うだけ番長、鶴原選手の鶴の一声で今年中の開催が決定。場所は京都で学生時代を過ごしたものは一度は通るといわれる宴会場の登竜門の「さざんか亭六角店」。かつては在籍した東京支社員山口選手が酔客とのいざこざを起こして「殿中でござる」と引きとめられたといういわくつきの店だ。
出席者は吉井、鶴原、八木、佐藤、吉田、田中、濱野、沖中、宮崎、仲屋、加来、垂水、高井の13人。ひとまずおとなしくちゃんこ鍋をつついていたが、だんだんと腹もこなれ酒も進んでくると、酒乱三連星の一角、沖中選手がビールをびんごとのみ尽くし、鍋のふたで日本酒もたいらげる張飛のような酒豪ぶりを発揮。途中には「左大文字AWARDS」の発表もあり、盛り上がりは最高潮に達した。
そこで会をさらにヒートさせたのは技能賞を獲得した田中へたれ選手。すっかりできあがった彼は宴会お約束の全裸に挑戦。高井選手と一緒になって裸で他の宴会場にも入り込んでの大乱行。すっかりと盛り上がった宴会場から戻ると、嫌気をさした店員から「そろそろお時間です」と告げられ、夜の賀茂川に二次会会場をうつすのであった。
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「鴨川で二次会、高井、田中夜の木屋町を恐怖の渦に!」
さざんか亭を出たメンバーたちは、沖中選手が調達した缶ビール1箱を各自が手にして鴨川へ移動。夜の河原は宴会帰りの酔客であふれ大盛り上がりを見せていた。
忘年会での全裸で興に入った田中選手は、もちろんここでも裸。まず沖中選手が川に入って鈴木大地ばりの「バサロ泳法」を見せる男っぷり。田中選手もすっかり触発され、今度は本流のほうに突入。高井選手も追随し、三条大橋から多くのギャラリーの見守るなか、田中、高井の両選手は冷たい本流でクロールと平泳ぎで競争。ちなみにこの日の朝は今冬最低気温の1・3度を記録した日。底冷えのする京都で見せた3選手の男気にギャラリーからは大きな拍手が送られていた。
その後も全裸の田中、高井の両選手は、河原にたむろする女の子たちに近寄って「おれらはホモじゃー」と追っかける変態テロも決行。他の酔客にも「おまえらも見てるだけやなく、実行せい」とからむなど、はためからみたらほとんどアブナイやつである。手から流血もして、寒さにふるえる両氏は吉井選手が寒さ対策のためローソンで調達してきた女性用パンティストッキングをはいて、さらに変態度も倍増。松原署に通報される一歩手前の行動でメンバーたちから賞賛を浴び、一度風呂に入りに家にかえってから「アフリカ」での3次会にも出席して、忘年会を骨の髄まで楽しんでいた。
ちなみにこの忘年会の様子は写真にすべておさめており、左大文字写真館で公開されている。
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「新ユニフォーム開発計画発覚」
上記のようなあほなことばかり、忘年会で行われていたわけではない。実は会のなかでは、来年に新ユニフォームをつくる隠密計画が話し合われていたのだ。以下は週刊左大文字編集部と、ユニフォーム計画の発案者の加来GMとの問答である。
編:「ユニフォームを来年新しく作るとのことだが、その理由は」
加:「今のユニフォームは3万円を超える。新入部員の部費コストダウンのためにも安い新ユニフォームを作ったほうがよいと思ったためだ」
編:「ではそのコストはどのくらいになるのか」
加:「デザインにあまりこだわらなければ1万円ちょいでいける。破格のコストダウンだ」
編:「デザインはどういうふうにするのか」
加:「デザイン担当の三宅氏と相談して京都パープルサンガの紫を基調としたユニフォームになりそうだ」
編:「チーム名はどう入るのか」
加:「もちろん京都文化をあらわすため、漢字で左大文字と縦にいれる予定。また反対側にも山紫水明と漢字で入れて、京都の観光振興にも貢献したい。京都観光協会も喜ぶだろう」
編:「今後の動きは」 加:「とりあえず部員の意見を聞きながらデザインし、1月、2月には発注する予定である。前のユニフォームのときは店への手形取引で未払いが続き、大きな問題となった。チームのイメージダウンを避けるためにも今回は部員の金の徴収をしっかりとやりたい」
とのこと。近々新ユニフォームのデザイン案がホームページ上でアップされるため、各部員は意見を持ち寄ってほしい。
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<今週のコラム> つかれたので休み。
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