今世紀最後となる週刊左大文字では、今世紀の左大文字における10大ニュースを特集する。JR京都駅前を歩く老若男女からアンケートをとった結果、設立から6年目の超名門左大文字10大ニュース第一位に輝いたのは「八木選手結婚!」、続いて2位に「デブブーム!四天王絶好調」、3位には「2000年左大文字史上最多の部員35人に!」がランクインした。
それでは順に発表。
①「八木選手結婚!」
2000年4月に安藤理恵子さんとめでたくゴールイン。財布を管理されながらも家庭を顧みずなぜか毎週参加していた八木選手でした。来年は待望の赤ちゃん誕生です。櫃田選手、所川選手など結婚が相次ぎました。来年は青ちゃんも結婚。
②「デブブーム四天王絶好調!」
世紀末ということもあり、何がはやるかわからない時代でした。左大文字ではなぜかデブがもてもて。国際派・山田選手などが一時代をつくり、今も追い風が・・・。
③「2000年左大文字史上最多の部員35人に!」
ミレニアムを迎えた左大文字に、増村、早瀬、高井、安田、行司などニューウェーブが参戦。部史上最多の35人が登録してシーズンを迎えることができました。来年はさらに増加?
④「左大文字万年5位堅持!」
毎年毎年、KOBEと争っている5位の座を今年もなんとか堅持し、万年5位の座を確固たるものとしました。来年は返上して6位か4位になりましょうか?
⑤「名古屋遠征定着!夜も恒例に」
恒例の行事となった初夏の名古屋遠征。愛知県出身の宮崎選手、安田選手などの活躍で、夜のほうもかなり定着してきたようです。
⑥「酒乱発覚!3人がブラックリストに」
クラブチームといえば宴会。宴会といえば酔っ払い。酔っ払いといえば度が過ぎれば酒乱。そんな部員の中に酒乱が3人発覚。沖中、濱田、高井の3選手は木屋町界隈からは出入り禁止をくらっています。
⑦「試合中のケンカ3番勝負!」
試合中にエキサイトしすぎてケンカもしょっちゅう。有名なケンカ番長DF山口選手はナニワ戦で、松本選手は3分退場、吉井選手は名古屋遠征でビルと国境を越えたケンカで友情を深めました。
⑧「左大文字公式ホームページ開設!週刊左大文字100号を達成!」
広報体制の確立のため、松本健選手が1999年にホームページを開設。メール部報の「週刊左大文字」も100号を達成。部員の増加にも一役買いました。
⑨「新グラウンド開拓!伏見区、長岡京が中心練習地に」
スポーツブームのこんにち、嵐山グラウンドの奪取が難しくなり、新たにグラウンドを開拓。伏見区の洛西浄化センター、長岡京市のスポーツセンターが練習の中心地に2000年度からなっています。
⑩「冬場の温泉旅行定着!鈴木、高井選手ブレイク」
慰安旅行として冬場の温泉行きが1999年度から始まり、定着。夜間に鈴木選手のリンゴむきなど話題をふりまいてくれました。
以上の結果になった。予想通りラクロス以外の話題がほとんどを占めた。来るべき21世紀には、全日本選手権出場、そして優勝という話題がベスト10にあがるに相違ない。あらたなる左大文字の21世紀にかんぱーい!
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「九州・博多からの使者、浜武選手来年から参加か?」
リクルートシーズンまっただなかの、BSデジタル系クラブチーム左大文字広報部に22日、福岡大卒業生で京都で働く浜武雄児選手から「来年から参加したい」とのメールが届いた。同広報部では「ぜひとも来てちょうだい」とすぐに返信。来年からの活躍が期待される。
浜武選手は今年4月から社会人として京都に在住在勤。学生時代にはATとして活躍。一年間留学したカナダでもプレーしたことがある国際派だ。
「京都での人間関係も広めたい」と浜武選手は、新年会にも参加したいとの意向も示している。九州からの参戦はH・JEROから移籍した梅垣選手に続いて2人目。来年以降の活躍が期待される。
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<トピックス>
「大みそかに送り火!今世紀最後の左大文字を見よう!」
京都市は「21世紀に向けてメッセージを」-と大みそかの31日夜から、京都五山で送り火など火にまつわったイベントを市内で実施する。
送り火は通常8月16日の年一回のみだが、今年は20世紀最後の年ということで大みそかに火にまつわったイベントを実施することにした。当日は名門左大文字ラクロスクラブのメンバーたちが平安時代に始めたといわれる「五山の送り火」が午後9時から市内の5ヶ所であるほか、鞍馬の火祭りが午後5時から、広河原の松あげが午後5時15分からある。
左大文字のメンバーたちもこぞって最後の左大文字をお楽しみください。
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<今週の読書室>
「バトル・ロワイヤル」
高見広春 太田出版 1480円
最近、映画がR-15指定となり話題を呼んでいる「バトルロワイヤル」の原作を読んでみた。読まなきゃ批判はできないし。あらすじはご存知のとおり、無人島に一クラスの生徒が解き放たれ、殺し合いをしていくという話。
で、「あんまおもんなかったなあ」というのが素直な感想。ありきたりのストーリーやし、何がテーマなのかよくわからん、あんなの15歳以下に読ましたって、映画見せたって特に問題ないと思うけどなあ。メッセージ性が何もないし、あれ見て真似しようとおもうほど感銘うけるほどのものではない。映像にしたらおもしろいのかもしれんけど・・・。
こういう映画や本は、むしろどんどんと見せるべき。それには「バトル・ロワイヤル」みたいな映画だけでなく、他の映画や本ももちろん見せるべきなのだ。暴力的な映画だけに限定するからあかん。他のいい映画や本はたくさんある。それらを見せずに、偏った映画ばっかり見せたらそらおかしくなるわ。
でもよい映画を平行して見せたれば、どんなにくだらんものか理解できて逆にいいとおもうぞ。どれだけ世間に良書があふれていることか。良い物を探す努力を大人たちが怠って、無理な規制の理由の一つに子供たちを使ってやり玉にあげてるだけに過ぎない気がする。
世の中大人が自分に自信がなく、推薦できる本や映画がないから、あれだけ無理に規制してしまう。子供にはいろいろな本、映画を見せて、自分たちで判断する能力をもっとつけさせるべき。大人はちょっとおかしいなと思ったら軌道修正を手伝うだけでいいのだ。そこはしっかりとした大人の責任。
ポルノにしても、もっとオープンにしてしまえば、逆にくだらんものは淘汰されていくものだと思うのだがなあ。こんなことでは何を見るにしても子供たちは眼が肥えずにやせていくばかり。もっと自信もてよ大人たち。自分たちの子供やろ!
(今週の筆者 LMF仲屋聡)