クラブチームの日本一を決める全日本クラブチーム選手権の決勝「バレンティア(東日本1位) VS ラガマフィンズ(東日本2位」の対戦が3日、大阪府の金岡運動公園陸上競技場で行われ、7-3でバレンティアが初優勝した。一方、名門左大文字はオフィシャルとしてスタッフ活動。小林選手を中心に見事に運営に携わり、またもや名門の名声を高めた。
クラブチームの最高峰を決めるこの試合には、約250人の大観衆が詰め掛けた。試合前には西日本クラブチームの閉会式があり、遅刻した仲屋氏を除いた左大文字の精鋭たちが寒風吹きすさむなか、短パン、ユニフォーム姿で参列した。結果発表では、結局左大文字は今年も5位。気になるベスト10はだーれもおらず、「もはやベスト10選考も談合の時代ではない」と選手たちは再認識していた。
男子の決勝は、昨年に引き続き、今年も関東勢同士の対戦。バレンティア優勢の予想通り、試合は運ぶかと思われたが、序盤はお互いに中盤でのつぶしあいが激しく、一進一退の攻防。しかし、中盤になるとショット数で上回るバレンティアが徐々に突き放しにかかり、ラガマフィンズもクリアーができずに大苦戦。4Qになって厳しい戦いのなか、バレンティアの完璧なゾーンディフェンスを前にラガマフィンズは結局1点を返すのが精一杯。バレンティアがクラブ選手権初優勝を決めた。
左大文字の面々は,試合中はラクロス協会のなかでも、エリートが選ばれるという「オフィシャル」の作業に従事。今回スタッフに大抜擢された小林選手を中心に、見事なスコアシートを作り上げて影のMVPともいえる働きを見せていた。
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「ラクロス全日本選手権いよいよ9日開幕!」
学生、クラブチームと完全なるラクロスの日本一を決める「全日本ラクロス選手権」がいよいよ9日、大阪府の舞洲運動公園で開幕する。今年の男子の部は、学生は神戸大、関学大(以上関西)、慶応大、立教大(関東)、名城大(東海)、クラブからはバレンティア、ラガマフィンズ(以上関東)の7チームがラクロス界の頂点を目指し、激しい戦いを繰り広げる。
日程は関西地区では、9日は舞洲,10日は鶴見緑地で1回戦とセミファイナルがある。10日はチケットが必要。チケットをまだ受け取ってない人は、加来さんまで電話を。当日球技場にいます。
また17日には東京の江戸川陸上競技場で決勝戦があります。来年の場慣れをするためにもみなさんこぞって見にいきましょう。
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「オールジャパン選考会、23日開催。左大文字は名誉ある撤退か?」
日本ラクロス協会西日本支部は、2002年のワールドカップに出場する全日本のメンバーを選ぶ選考会を23日に大阪府で開催する。
選考会には各チームから4人出場できる。推薦基準は、平均より高い運動能力、スティックワークを持つ選手。京都の古豪としては、もちろんすべての条件をクリアーする選手たちばかりだが、ラクロス協会の反主流派・左大文字の全日本への選考を阻もうとする各チームの切り崩しにより、今回は「名誉ある撤退」を早々と宣言。3日のミーティングの時点では参加希望者は一人もおらず、選考会への参加は見送られそうだ。
というわけで、4人の枠はがら空きなので、参加したい選手は、加来さんまでメールか電話を!左大文字からオールジャパンの出る日も近い!
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「来年の協会登録手続きはじまる」
来年の協会登録手続きが始まっている。登録用紙をバタ君か加来さんにもらって印鑑と署名をして1万3000円を添えて、加来さんに渡してください。会員証は引き続き使用できるそうです。
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「来週、週刊左大文字いよいよ100号達成!」
名刺折り曲げ系クラブチーム左大文字のメール部報「週刊左大文字」が来週でいよいよ感動の第100号を迎える。編集部では100号達成を記念して、9日から伊勢方面の温泉旅行で100号達成記念の伊勢エビ立食パーティーを開く予定。
メール部報「週刊左大文字」は1999年1月から配信を開始。以来1週も休むことなく、配信されつづけ、このたび21世紀を前にした節目に100号を迎えることとなった。仲屋聡編集長は「仕事の合いまにさぼって書きつづけていよいよ100号。ネタがなくて、石器ばりに捏造した記事もあったが、なんとかみなさんの協力で続けることができました。ホームページにアップして、部員外の方からも、激励のメールを送っていただき、うれしさこの上ない。来週の100号発行が楽しみだ」と話している。
なお温泉旅行での立食パーティーでは、編集部の挨拶のほか,来賓に左大文字イメージアーティスト・倉木麻衣さんを迎えて花束贈呈、京都出身のグループ「ブリリアントグリーン」のミニコンサート、バタ君の伊勢エビ早食い講座など多彩なイベントが開かれる予定。どうぞ気軽にご参加ください。
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<今週のコラム>
「カズの戦力外通告」
J2落ちが確定した京都サンガが先日、リーグ戦17点を挙げた三浦知良選手に事実上の戦力外通告をした。選手への敬意がまったく感じられない京都フロントの対応に世間では批判の声があがり、各紙こぞって批評文を掲載した。
しかし、個人の見解としてはこれまでの京都フロントの対応から、特に驚きはなく、京都市バス並みに「不祥事?ああ、またか」という感想しかない。それほど京都フロントはこれまでに信頼をなくしており、今回はとどめを刺した感じであろう。「京都というチームが好きだった」という男気のあるカズ選手。誠心誠意交渉すればJ2でも残留の可能性はあったとカズ本人も認めていた。まず残留ありきで交渉しないとは何事か。あきれ果ててものもいえずに日本酒半升呑んでしまったよ。こんな対応をしていたのでは、遠藤、望月、平野など有力選手も早々と去っていってしまうだろうな。
ここだけの話、京都のフロントでサッカーというスポーツをわかっている人間は皆無。経営者でしかありえない球団に選手に敬意を払えといっても無理な話。これまで、自分らで選手を評価せず、外部からの話だけを聞いて選手を補強してきた球団の病理はあまりに深い。なんのビジョンも持たずに元日本代表のブランドがあれば獲ってきた姿勢があまりに見苦しく、岩本、山田、黒崎、森保、山口や、若手の森岡、鈴木はたまた活躍したシジクレイなどとってはすぐに放出。これでは結果を出す暇も無い。こんなスパンでは選手に京都という風土、そしてチームに愛着を持てというほうが無理だろう。
ここまで来たらもう落ち果てたチームだ。このさい、一新を図って、ほんまもんの京都のチームにしてJ2を戦うしかない。付け刃の補強では1チームと4試合対戦するJ2は勝ち残れない。こういうときにこそ、京都生え抜きの野口を中心に、松井、辻本、手島、平井が結果を残すしかないだろう。1年でJ1に戻るのは無理としても、今年準優勝した京都ユースを順調に育てていけば将来に芽がでるはず。
J2に落ちたらチームとはおさらば。所詮チームに愛着のない付け刃の補強選手はそんなものなのだ。浦和の小野のように、J2でも残って戦えるほど愛着のあるチームもある。カズにはその選択をするチャンスも奪われてしまった。どんなに弱くても強くても心から応援できる地元チームを作り上げた浦和や鹿島がうらやましい。京都のフロントには猛省を促し、サポーターの信頼を取り戻す道を自ら模索して欲しい。
(今週の筆者 LMF仲屋聡)