第96号 週刊左大文字第100号達成まで間近!記念パーティー開催か?

三田佳子次男系クラブチーム左大文字の内情を暴露するメール部報「週刊左大文字」が12月中旬にも記念すべき100号に達成する。編集部では記念として京都市内のホテルをかりきって編集者、部員、愛読者たちとふれあう大パーティーを開くことも企画している。
週刊左大文字は部員への情報伝達、休部中の部員への連絡などのために1999年1月に週一回の頻度で送信を開始した。また同時に開設したホームページにもアップをはじめたことから、人気が急上昇。部員外でも閲覧するファンの数も増え、99年度yahooサイトランキングでも最高8位を記録。ラクロス界最先端の情報を求めるNASAやホワイトハウス広報課の目にもとまり、クリントンやバラクなど国内外からリンクの申し込みが殺到した。
その週刊左大文字もここまで1週も休むことなく(少しやすんだかもしれんが)、つつがなく100号目を迎えようとしている。慢性的なネタ不足のため、コラムには苦し紛れのガンプラまで登場。編集者得意の昔のジャンプネタで突き進もうとするものの、あまりのマニアックさに読者がひいたため、「燃えるおにーさん」の登場は却下した。しかし、最近はダジャレ系コラムニストとして確立した地位を築いた大原氏や、選手の精神的なサポートをコラムで指摘する山本氏などの協力で編集者の負担も減り、安定期に入りつつある。
編集部では隠れ愛読者のクラブチームのみなさまも招待してパーティーを開く予定で、 編集長の仲屋氏は「なんとかみなさんの協力で連載100号を達成できそうであります。雨の週、オフの時期はネタがなく苦労もしました。二日酔いでずる休みしたときもありますが、100号達成時にはみなさんでぜひとも祝っていただきたい」と話していた。
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「関西クラブリーグ、ヘルプが連覇!」
(長岡京支局 加来記者)

関西クラブチームリーグの決勝戦が3日、浜寺公園であり、優勝候補のヘルプがナニワラクロスクラブを9-8で下し、みごと連覇を遂げた。
連覇阻止をねらうナニワに対して、ヘルプが一時7-2と大きくリードしたが、この日のナニワは後半に力強さを見せた。1点差に追いつくショットがクロスチェックで無効になってもすぐにまた得点。その後も互角、いや後半はなにわが押していたとが、なんとか、ヘルプが逃げ切ったって感じの試合だった。
これで、クラブチーム全日本選手権では関西が、ヘルプ、なにわ、関東がバレンティア、ラガマフィンズの4チームで学生と日本一をめざし対戦する全日出場を争うことになった。
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「全日本クラブチーム選手権スタッフに小林選手が参加」

石器捏造系クラブチーム左大文字から、12月2、3日に関西で行われる全日本クラブチーム選手権のスタッフとしてチームきってのラクロスマニア小林克秀選手=写真=が派遣されることがこのほど決まった。さっそく小林選手はラクロス協会のミーティングに参加して、大会の準備に励んでいる。
全日本クラブチーム選手権は、クラブチームの日本一を決める大会で1、2位までが学生チームと真の日本一を争う全日本選手権に出場することができる。関西からはヘルプとナニワの2チームがクラブ選手権に出場する。同選手権は関西で12月2、3日の2日間、準決勝、決勝が行われるため、他のチーム部員はスタッフとして大会運営に参加する。みなさん、小林選手の要請には素直に協力するように。
要請の詳細は以下のとおり。
・・・・・<ラクロス全日本クラブ選手権のスタッフ募集>・・・・・・・
12月3日に決勝が関西の会場にて行われます。その運営スタッフとして各チー ム9名必要となります。これは明日12日までに大阪ラクロスの布施さんにメール 又はFAXで参加者の名前と携帯番号を知らせんとあきません。資料及びFAXもないので取りまとめを西端さんか加来さんよろしくお願いします。
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<今週のコラム>
「カレーライス師匠にご注意を」

もうかなり昔のテレビ番組である。ダウンタウンのコントに登場した 「カレーライス師匠」をご記憶だろうか。この人物は自分の芸名が 滑稽なのを棚にあげて,弟子の若手コンビに,コンビ名というものは 生涯ついてまわるものだから,よく考えて名付けるようにと説教していた。権威者と認められると,無理な説法もまかり通ってしまうのは,お笑い界に限らない。
先日,ある新聞に掲載された吉本隆明氏の記事を読んで,その感を強めた。この記事は「少年法改正にみる幼稚さ」と題されたものである。ここで,吉本氏は,刑事罰の対象年齢が16歳から 14歳に引き下げられた改正案が衆院で可決されたことに異を唱えている。逆に,社会的な自立が遅くなった今日では,大学卒業年齢まで少年法の範囲を広げるべきではないかと述べている。
吉本氏の考えについては, 賛否両論あるだろうが,ここでは取り上げない。ただし,何度読んでも理解できないくだりがある。長くなるが,そのまま引用する。

「被害者の親は『うちの子どもは殺されたのだ。相手の刑は軽すぎる。 死刑にしてもらいたい』とテレビで例外なく語っている。ほんの少しだけ疑問の影が走る。また『お前の子どもが殺されたらどうなんだ』という 投書が殺到しそうな気もするが,願望として自分を美化して言うと, 『殺されたわが子は生き返るわけではない。子の供養のため相手の刑を できるだけ軽くしてやって欲しい』と言う方が,子どもを真剣に育てた親の言い方にふさわしいのではないかという考え方がありうる気がする。そこに近づきたいと思う。」

このくだりで,意味がつかめないのは,供養に関する部分である。 誰が供養をするのか。犯罪者なのか,遺族なのか,それとも霊が自分自身を供養するのか。供養とは,死者の霊を慰めることである。したがって,供養をする主体とその客体となる霊が存在しなければならない。 吉本氏の記述では,誰が誰に対して供養をするのか不明である。また,刑を軽くすることが,何故供養になるのか,その因果関係が 説明されていない。犯罪者が更正することにより,被害者の死が無意味でなくなると解釈できなくもないが。今度,ラクロスの試合で反則をしたら 「相手チームの選手を慰めるために,退場時間を短くして欲しい」と審判に懇願してみるのはいかがなものだろうか。
このコラムで,吉本氏の考えを批判するつもりはない。ただ,理解に苦しむ文章が掲載されたことに,疑問を呈したかったのである。おそらく,吉本氏と編集者との間に,カレーライス師匠と弟子との間に見られた,権威とその権威を受け入れざるを得ない関係があったのではなかろうか。素人がこのような文章を投稿したら,編集部から意味不明であると掲載を却下されるか,訂正を求められるであろう。
ラクロス界の名門左大文字は,その権威ゆえに,カレーライス師匠のような存在になり得る恐れがある。一部員として,そのような存在にはしたくないと思う。
(今週の筆者 DF大原 悟務)

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