第93号 ファイナル6、PONSE上方に惜敗!全日出場の夢絶たれる

みごとファイナル6トーナメントに進んだわいせつ教師系ラクロスクラブの左大文字は22日、大阪府の浜寺公園運動場でPONSE上方と対戦し、7-8で惜敗した。1点を争う好勝負だったが、敗れたことで左大文字の全日本クラブ選手権出場の夢は絶たれ、念願の初優勝の芽も消えた。
名門左大文字と新鋭PONSEとの勝負には、森本、小林を銀行員試験で欠き、ロング陣は服部を仕事で欠き普段にもまして厳しい状態。また星野、芝も欠席。季節の変わり目で沖中、仲屋は風邪を引き気味のほかはそこそこベストメンバーで試合に臨んだ。
試合は序盤、モチベーションがなぜかあがらない左大文字が集中を欠いているところをPONSEにつけこまれ、KOBE戦での堅守が嘘のようにまさかの1Q大量失点。AT鶴原が1点を取り返すもののスロースターターの悪い部分がでてしまい、次々とクリース前に穴があき難なく決められる初歩的なミスが続く。まずい立ち上がりにメンバーは2Qに奮起。目がさめたメンバーたちは気合を入れなおし、オフェンス陣がのってくる。高井のフェイスオフからのブレイクなどが決まり徐々に点差を縮め、ほぼ左大文字ペースで試合は進む。ディフェンス陣もふんばり2Qは零封。がぜん盛り上がるオフェンス陣は逆転の予感を感じさせ、後半へ期待をつないだ。
後半に入っても左大文字のブレイクなどで猛攻は続くが、ショットはうてどもPONSEゴーリーのビッグセーブも続きなかなか点数が入らない。しかし、とうとう均衡をやぶってエキストラからAT山田が決めて1点差。そしてさらに攻撃は続き、AT宮崎がクリース前のATにパスを出そうとしたところ、見事ショットに早変わり。「あらっ」という感じで入ってどうとう同点に追いついた。
そして勝負を決めるべく臨んだ4Qは一進一退。先に1点を決めたのはPONSE上方。しかし、時間はまだ十分に残る時間をうまく利用してポジショニングよく落ち着いて同点弾をPONSEゴールに突き刺したのは、ニューカマーのAT行司。要領いいとこ見せてしっかりと見せ場をゲットした。そして決勝点をめぐって残り5分の攻防が繰り広げられるなか、最後に相手MFに切り込まれ万事休す。序盤にディフェンスの乱れから大量失点し、猛攻のなか、決めるべきところを決めきれなかった左大文字が勝てる試合を落として1点差に泣いた。
これで次節のHELP戦はなくなり、今シーズンの公式戦はこれで終了。試合後、左大文字上層部は「今年のリーグ戦は中東戦、PONSE戦と序盤の大量失点するなど序盤のディフェンスの集中力が課題」と記者会見で話し、来年に向けてとりあえず温泉慰安旅行などで対策をたてる方針を示した。
まあ厳しい試合でしたが、みなさんがんばりました。おつかれさんです。
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左大文字 対 PONSE上方
7 -  8  負け
<得点者>
1Q:(OWN GOAL)、鶴原
2Q:行司、高井
3Q:山田、宮崎
4Q:行司
<メンバー>
G:青木
DF:大原、吉井、青野、宮崎
LMF:仲屋
MF:増村、早瀬、竹志、八木、梅垣、鈴木、安田、松本、加来、西端、高井、沖中
AT:鶴原、行司、山田、三宅、清島、宮崎
アドバイザー:山本
マネ:江村
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「11月は練習試合しまくりの予定。H・JEROと対戦求む!」

公式戦の日程が終わった俊英・左大文字上層部は11月の練習日程をこのほど発表した。11月は、新入部員のリクルートも兼ねて、京都、滋賀圏の学生チームへ出張し、練習試合を中心にスケジュールを立てる。また左大文字の部員からは、ファイナル6で左大文字と同じく1回戦で姿を消した九州のクラブチームH・JEROとの「完全なる6位決定戦」の実現を求める声も多く、今後試合の実現を相手チームにも呼びかけていくという。
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「左大文字専属アーティスト倉木麻衣さん立命大産業社会学部合格」

シンプリーワンダフル系クラブチーム左大文字の専属アーティストで京都を代表する歌姫の倉木麻衣さん(18)=写真=がこのほど、立命館大(京都市北区)の産業社会学部に合格した。同学部は左大文字部員のなかでも、山本氏、西端氏、仲屋氏が卒業した「パラダイス産社」とも呼ばれる立命のある意味看板学部。20歳以下のアーティスト情報に詳しいクッキー評論家の西端氏は「ばたくんに憧れて、立命にきたのでしょう。いい後輩ができました」と喜びの表情で話していた。
倉木さんは、左大文字部員のなかでもOBが多い立命館を選んだ理由を「音楽が社会に与える影響について勉強したかった。あとばたくんにも会いたかったので」と話している。倉木さんはプロ野球の「長谷川滋利」「古田敦也」、女優の「おしん」、日本スピードマニアコンテスト優勝者の「西端裕幸」に続く立命館の有名人学生となる。
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<今週のコラム>
「Eビジネスは,いい商い?」

その昔,首都圏の国鉄路線は国電と呼ばれていた。それがJRに変わり,一時期「E電」なる愛称が付けられたことがある。だじゃれ系の命名が災いしたのか,さっぱり使われなかった。当時,石原慎太郎氏が,英文字を使った愛称を安易に作るのはけしからんと,こき下ろしていた記憶がある。
この石原氏の任期中に,何の因果だろうか,今年開通する都営地下鉄の新路線に,大江戸線という大げさな名前が付けられた。漢字を使っても,命名は難しい。この名称が普及するかどうか興味深いところである。
さて,話が脱線したようだ。本線に戻そう(私の表現も情けない)。新聞記事でよく目にする,Eビジネスということばは,どうやら普及したようだ。この種のビジネスが浸透しつつあるのだから,当然の結果であろう。先日,左大文字の掲示板に,あるスポーツ店から書き込みがあった。これも,Eビジネスだ。店のホームページを辿ってみると,東京に店を構え,ユニフォーム上下を1万5千円ほどで販売している。結構お買い得な商品を提供しているのかもしれない。
しかし,ホームページを見た部員は少なかったようである。おそらく,この書き込みが唐突すぎたためではなかろうか。京都の商いでは,馴染みでない客を「一見さん」と称して遠ざけることが多い。また,予約なしに訪れる客を「振りの客」と呼ぶこともある。でも,それは客とて同じこと。花街での作法に精通した部員は一見ものの商いに警戒してしまったのだろう。
Eビジネスの魅力は,費用をかけずに,情報を素早く伝えられることにある。ただし,制約を取り払ったフリーなビジネスを追い求めるあまり,「振りの商い」に至ることもある。「Eビジネス」を,「イイ商い」につなげるのは,意外に難しいのかもしれない。
(今週の筆者 DF大原悟務)

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