第91号 5位決定戦KOBEに何とか勝利!ファイナル6へ

あっせん利得系クラブチームの左大文字は8日、関西クラブチームリーグの5位決定戦でKOBEと大阪府の二色浜運動場で対戦。8-7で辛勝し、ファイナル6トーナメント出場を決めた。
この時期の風物詩ともなってしまっている「京都対神戸」の構図。KOBEとの5位決定戦が今年も大方の予想通り行われることもあり、名門左大文字の面々は毎年のことなのでスカウティングは万全。前日の練習にからモチベーション高く試合に臨んだ。
どちらも勝てばファイナル6への出場が決まるため、並々ならぬ決意での試合。左は前回の試合でDFの要、宮崎が負傷のため欠場。DFの数が少ないため、星野と森本が急造LMFとなって出場した。試合序盤、左大文字ペースで試合は進む。ボールキープも長く何回かディフェンスで絶える間に、ベテランATの鶴原が先制のショット。勢いにのる左はさらに猛攻をしかけ、エキストラからMF竹志、ワンオンワンからまたもや鶴原がショットを決める。2Qに入ってもMF陣は松本、早瀬のワンオンワンからのミドルショット、行司のカットインのショットが決まって突き放すかに見えた。

しかし、後半に入ってからMF陣に疲れが見えはじめ、クリアーとライドが中盤で機能しなくなってくる。疲れから中盤のディフェンスで反則も増えて厳しい時間帯が続き、KOBEMF陣の攻撃が激しく、G青木が好セーブを連発するものの徐々に点差が縮まる。4Qに入ると、荒れてくる試合内容に審判団も教育的指導。反則に厳しくなってマンダウンの回数が増え、試合終了3分前にとうとう1点差に追いつかれてしまう。そして終了1分前、相手ゴール前でのパスミスからブレイクで、なんとロングスティックに得点され、同点に。絶体絶命のピンチになったとき左大文字ベンチは苦渋の決断。伝家の宝刀「クロスチェック」を申請。相手クロスはひもが5センチ出てたとのことで得点は認められず、なんとか8-7で逃げ切った。
左大文字は後半はAT三宅、山田の2得点のみ。ショット数が30本を超えたKOBEMF陣のショットを、今試合のMVP、正ゴーリー青木の好セーブでなんとか耐え切った印象が強く課題の多いゲームだった。機能しなかったクリアーとライドの各プレイヤーの意識付けが急務となる。左大文字上層部は「クロスチェックでのもうけもんの勝利で遺憾の意。でもルールにある以上使えるものは使おうと思った」と話していた。クロスのひも長さ5センチ以上が、勝利の要因とはあまりにも情けない。次回は22日のファイナル6。課題を克服して完全な勝利を目指しましょう。
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左大文字 対 KOBE
8 - 7  WIN☆
<得点者>
1Q:鶴原②、竹志
2Q:早瀬、松本、行司
3Q:三宅、山田
4Q:
<メンバー>
G:青木
DF:大原、吉井、服部、仲屋
LMF:森本、星野
MF:増村、早瀬、竹志、八木、梅垣、鈴木、安田、松本、加来、西端、高井、沖中
AT:鶴原、行司、小林、山田、三宅、清島、宮崎、芝
アドバイザー:山本
コーチ:宮崎
マネ:江村
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<トピックス>
「エムクミ再就職。家事手伝いよさようなら」

左大文字のアイドルマネージャー江村久美子ことエムクミが地元茨木市の薬品会社に派遣社員としてこのほど再就職した。前回の会社辞職騒動から約半年。再び社会復帰を果たしたエムクミは「会社の事務は楽しいです。毎日がミッションインポッシブル!派遣社員最高」と話していた。

「左大文字ユニフォーム代債務返済」

ミロシェビッチ系クラブチーム左大文字が1年にも及ぶ間、大阪市のラクロスショップに滞納していたユニフォーム代がこのほど完済された。返済されたユニフォーム代は約150万円。部費滞納者が続出していたためのやむにやまれぬ返済期間延長だったが、ショップのほうにも迷惑をかけないためにも部費はしっかりと払いましょう。また首脳陣が立て替えた人もいるため、早めに払ってください。
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<今週のコラム>
「君の名は?」

NHKラジオの「ラジオ深夜便」という高齢者向けの番組が深夜の放送にもかかわらず,人気があるらしい。日替わりのアナウンサーのゆったりとした話し方や選ぶ音楽が聴取者の好評を得ているようだ。 以前,この番組に,アナウンサーが歌手名を呼び捨てにするのは良くない。「さん」を付けるべきだ,との投書が寄せられた。「さん」を付けるかどうかの判断は各アナウンサーに委ねられており,不統一であった。投書の標的となった女性アナウンサーは「私が女性だから生意気に聞こえるのかもしれませんね」とか「グループ名や外国人の名前にも『さん』をつけるのでしょうか。」といささか感情的に嘆いていた。
一般に,名前を「さん」付けすることは,丁寧であり,呼び捨てにすることは無礼とされている。しかし,「さん」には多くの用法があり,そうとも言い切れない。『新明解国語辞典』によれば,「さん」とは「様」より親しみを込めた敬称であり,「山田さん」,「お隣さん」などと使われる。京都では,「大丸さん」というように店名にも使われることもある。その一方で,同書では,動物や食物を擬人化する用法も紹介している。おサルさん,おいもさん,などと。 こうして見ると「さん」は,かなり親しみの情を込めて,時には目下の者を見る視点で使われる表現であることに気がつく。
今ではテレビで見かけなくなったウィッキーさんの場合は敬称というよりも,日本人への擬人化の意味を込めて「さん」が付けられていたのではなかろうか。 歌手名に話を戻すと,一素人が面識のない歌手を,気軽に「さん」付けしてもよいのかという疑問も湧いてくる。むしろ,親しみの情を一方的に押し付けるのは,無礼ではないかとも思う。歌手の名前を個人名でなく,屋号や法人名のようなものと捉えたら,呼び捨ての方が尊敬の念を込められるのではなかろうか。その昔,「8時だよ 全員集合」という番組で, 志村けんの背後に幽霊が現れる場面がよくあったが,会場にいる子供たちは「しむらー,うしろー」と叫んだものだった。子供たちにとって「しむら」とは屋号のようなものであろう。
親しみの情がないから,また,尊敬の念がないから呼び捨てにしているのではない。 したがって,先の聴取者とアナウンサーとの敬称論争は,にわかにどちらが正しいと判断できない。 「さん」付けは,時として慣れ親しみの情を押し付けてしまう危険性を併せ持った敬称である。ドリフ系クラブチームの左大文字では,こうした危険性を察知してか,先輩後輩を問わず,部員名を愛称で呼ぶことが多くなっている。そこに尊敬の念が込められているかどうかは不明であるが,「太陽にほえろ」の刑事たちのような信頼関係が部員間に芽生えつつあるのだろう。
(今週の筆者 DF大原悟務)

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