哲学系クラブチームの左大文字随一の最悪部員・星野久史選手=京都市左京区=がこのほど国家公務員一種試験に見事合格。左大文字初の官僚選手が誕生することが確実となった。
星野選手は、関西圏の大学最高峰の京都大農学部OB.。本年度から京都大大学院で学問に励むかたわら、公務員試験の勉強にもひそかにチャレンジしていた。
一次試験は、鉛筆サイコロ作戦でインチキ臭く通り、今回の2次試験に挑戦。このほど10数人 の合格者のなかでも、上位の好成績を収め見事に合格した。とても受験勉強中に、 ファイナルファンタジー9にはまっていた男と思えない快挙に部員も驚きの表情。ミスター体 制派の鶴原氏などは、さっそく態度をコロッと変え「おめでとう星野!合格信じてたよ」と猫撫で声で祝福。今後も年賀状とお歳暮はかかさないつもりだという。
星野選手はまだ来年も大学院が残っているため、来年もまた試験に挑戦してさらに上の順位を目指す予定。将来は建設省の役人として働くのが希望で「これでやっとドラクエ7をゆっくりできます」と余裕の表情で話していた。
久々の明るい話題の左大文字だが、官僚の不祥事がひとしきり騒がれたご時世だけに、他の部員たちは、「淫行やしゃぶしゃぶ接待の汚職で絶対新聞に載るで」と今から心配している。
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「特集 今、デブが熱い!ぽっちゃり系人気の秘密を追う」
現在、左大文字でデブが熱い。このところ夜の懇親会などで相手に人気投票をとってみると、必ず上位に挙がるのは、ぽっちゃり系の選手の名前。なぜこれほどまでに デブがもてるのか、人気の秘密を探った。
左大文字のなかでの代表的ぽっちゃり系といえば、ばた君選手と山田選手の2人。左のキムタク、金城武ともいわれるばた君は最近、大ブレイク。懇親会では、ばた君人気が根強く、ぼてぼてならぬもてもて状態。一方、国際派として、海外でも通用する魅力を示した山田選手も、今は追い風。ばた君とともに人気の的に。
2人の人気をうらやんで、他の部員たちも「俺も俺も」と次々と体重を増加中。一 方、加来選手、安田選手など少数派のガリガリ派は一様に渋い顔で、「なんでデブやねん!」と激怒。確かに人気の秘密は謎。ぽっちゃり人気の秘密はどこにあるのか?
京都学院総合大学で「デブ学」について教鞭をとる仲屋聡教授は「今、時代はいやし系。一見暑苦しいように見える体型も、女性にとって安心感を与える結果につながっているのでは。安心とはとてもかけ離れた人たちなんですけどねえ。このままデブ人気が持続すると、チーム全体の平均体重が約10キロアップすると、プレステ2による試算でも出ている」と指摘している。
厚生省は近畿地区では今後もぽっちゃり人気が続くして警告を発している。左大文字上層部では対応策のため、今後、ぽっちゃり予備軍の梅垣、青木両選手などの健康管理に気を使っていき、「チームのデブ化傾向に歯止めをかけたい」との考えを示している。
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<今週のコラム>
【Let’s positive thinking! vol.1】
「落ち着けって言われても・・・」
試合中、なかなかリズムに乗れないチームや浮き足立っているようなチームがある。相対的に劣勢なチームのコーチやベンチの選手はよく「落ち着け!」という言葉をかける。これを声援と呼ぶのか、コーチングと呼ぶのかそれともアドバイスだろうか?
まあこれは、テンポが速いラクロスというスポーツの特徴でもあろう。ポゼッションというものが明確にあるからがゆえであり、サッカーやアメフトではまあ使われない“言葉”だと思う。
“落ち着いて”ボールを保持していることが比較的可能であり、サッカー・ホッケー・ラグビーではそれは難しい。
あなたはラクロスのプレー中に「落ち着け!」と声を掛けられたことはありますか?多くのプレーヤーはあるのでしょう。気づいていなくてもあるはずです。聞こえたあなたはその際、あなたはどういったことを考え、どういった行動をしたでしょうか ?おそらく、「落ち着かなければ」「落ち着こう」と考えたでしょう。
しかし、具体的に落ち着くためには何をすればよいか分かりますか?「落ち着こう」と思うだけでは落ち着けないのが現状です。落ち着くために、何をすべきか・何を考えるべきか?それを伝えなければ、“落ち着くこと”はできないのです。
私は、コーチング(選手に声をかける)する際には絶対に「落ち着け!」という言 葉は用いません。そう言っても“落ち着ける”はずがないと思うからで、それなら 「周りを見ろ」「ボールに集中しろ」「味方の声を聞け」といった、どうすればよい のかの出来るだけ具体的に指示をすることにしています。
そうすることで、このあと何をすればよいかを伝えることが出来ると思うからで、“落ち着く”=状況を判断して次のプレーを冷静に予測することが出来るのです。
これが「ポジティブシンキング」(プラス思考)の第一歩だと思います。たとえ劣勢の状況であっても、プラス思考をしなければ、決して優勢になることはできず、優勢であってもプラス思考を持たなければ、それを維持することは出来ないでしょう。
強いとされるチームやそこにいる個人は、絶対にプラス思考で物事を考えられています。そこから始めることが、強いチームを作る基本なんですよね。まあ、こういったメンタルが全ての基本にあるのであって、メンタルだけで勝てるスポーツなどないのですけどね・・・。やはり「心・技・体」なんですよ。
(今週の筆者 アドバイザー山本昌宏)