第73号 日中ラクロス親善試合に沖中、鶴原両氏旅立つ

(泉佐野特派員 城陽支局山本記者)

日本ラクロス協会主催の「あなたと訪ねる三国志の世界・初夏の中国遠征」に2日、関西国際空港より名門左大文字からMF沖中氏とAT鶴原氏の2人が旅だった。
指定集合時間の30分も前に関空ロビーに現れた鶴原氏は白のポロシャツにグレーのスラックス、手にはルイヴィトンのバッグ、腕には金のローレックスが輝いていないものの、その姿はハワイかグアムにゴルフに行くおっさんそのもの。誰がラクロスを普及しに中国へ行く銀行員だと言い当てられるだろうか!
「今朝ネズミ捕りにやられてもーて免停や!」
「お金いくら持ってきた?いくら?いくら?」
と中国に向けての心の準備も万全で半分以上修学旅行気分。一方主将の沖中氏は朝から京都市南区の図書館に出かけ「地球の歩き方 北京と 「るるぶ 北京」を借りるのではなく、せこくコピーして蛍光ペンでお目当てのお店をチェックしたとのこと。
約5時間の空の旅に向け、すでに機内での飲み物のことが楽しみで仕方ない様子。その他はひたすらお土産の話。
「まずは漢方薬屋でよく効くあの薬買おう」
「チャイナドレスっていくらぐらいするんやろう」
とかなり楽しそう。
しかし、彼らには中国のコギャルとコンパの約束をとりつける前に、ラクロスを通じて親善試合・講習会で日中友好の掛け橋になるという重要な任務が与えられている。
なんと6月4日に行われるメインゲームには中国のTV局が取材に訪れるとのことを聞きつけ、
「どうする10億人が観るんやで」
「どうしよファンできて囲まれて帰れんようになったら」
といらん妄想は膨らむばかり。
だが、現実は、参加する男子選手15名のうちDF選手はたった一人!出国前夜も自分が持ってフィールドに立つことになるであろうロングスティックを関取青野親方の家まで借りに走っており、いくら普及して数年の中国が相手とはいえ、体育大学のスポーツエリート集団に15人の選手でどこまでイイ試合が披露できるのかはとても不安である。
あまり期待してはいないが、本来の目的である日中の友好の掛け橋となって東アジアのラクロスの発展に貢献して帰ってきてもらいたい。酒に酔って、中国治安警察に捕まることなく無事帰国を祈るだけである。現地での詳細レポートは、彼らが帰ってきてからの報告を待つことにしよう。帰国は6月6日の予定。
腹や太ももに覚せい剤を巻きつけて帰ってきても、沖中氏の大学時の友人の立命大元ラクロッサーの入国管理官がフリーパスで通してくれる手筈となっているので、その他密輸もOKだ!沖中家の玄関にパンダのはく製が飾られていれば、それは間違いなく密輸品だと思ってよいだろう。
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「プチミーティング開催」
(城陽支局 山本記者)

名門左大文字ラクロスクラブ首脳陣によるブレインミーティング(プチミーティング)が1日、会場に予定されていた京都市南区のファミリーレストラン「サンバレー」が閉店(つぶれていた)していたため、急きょ「エブリデイズ」に変更して開催された。
プチミーティングで決まった内容は、今年度の目標達成のためにも、WEB上では公開できないため3日の練習で随時選手には伝達されたが、雨が多いため練習不足の不安材料は解消されないままだ。
危機感を感じた首脳陣たちは、チームとして完成させるために残された日はあまりにも少ないため、急きょ声明を発表。声明の内容は「梅雨どきに入り、これまで以上に雨が多いと思うが、選手が個人でできる体力維持には日々努めていただきたい。HipHopを踊るのもよし、園部町のあぜ道を走るのもよし、NCAAのビデオを見てイメトレするのもいいだろう。あとは雨男を発見して、御払いにでも行かせて練習するのみである・・・」とのこと。
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「TeamU.S.Aリーグ戦参加辞退」
(城陽支局 山本記者)

本年度から西日本クラブチームリーグに参戦を予定していた東海地区2番目のクラブチーム「teamUSA」がリーグ戦参加を辞退する意向を4日までに明らかにした。
この結果、いやし系の左大文字ラクロスクラブのAブロックはHELP、中東ラクロスクラブ、KGモルツとの4チーム構成となる。
これにより名古屋遠征の機会がほぼなくなることとなり、選手が楽しみにしている夜の栄での試合がなくなってしまい、リーグ中の選手のモチベーション維持が心配される。
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<今週のコラム>
 「総選挙」

衆議院が2日解散し、いよいよ総選挙が近づいてきました。今回の選挙は森首相の「神の国」「国体」発言が大きく取り上げられ、首相の資質が争点にされそうですが、そんな不毛な選挙で終わらせてはならない。また今の日本にそんな暇はないのです。これだけ景気が低迷しているこの世の中、早急に手を打つべき政策を進んで行うことができる政治家を選ぶのが国民に与えられた権利であり、義務であります。
森のおっさんの発言ばかりがとらえられているが、それに乗ずる野党も情けない。失言を争点にするのはいいが、それを本質ではないだろう。やはり景気に対する政策を示してくれねば国民も信用はしない。自公保の連立と民主、社民、自由、共産と野党の単体の戦いという構図になっていて、もし自民が大敗した場合の政権の枠組みというものがイメージできない。ここらへんで野党共闘の姿勢を示しておかないと、「結局は自民しかないな」というムードが漂いそうだ。自民もそこの弱さが分かっているから、「共産が与党に入ったらどうなる」とゆさぶりにかかってるわけだ。民主も本気で勝つなら、政策と選挙後の枠組みを国民に示して行くことが重要だろう。
でも、今度の選挙はおもしろいよ。自分の1票をあの政治家のセンセイたちが、よだれ流して欲しがってるって結構気分良くないですか?「たかが俺が1票入れたって、日本はかわんねえよ」という人もいるかと思いますが、そういう世の中の下地を作ってるのは、その人たち。現代の少年犯罪の多さも、「大人たちがだらしないから」という理由も大きいと思います。そりゃあ選挙も行かないような大人から、いろいろ説教されたくねえよなあ、子供たちも。
せっかくの機会ですし、こんな時代だからこそ25日に選挙というゲームに参加してみようじゃありませんか。こんな日本にした政治家たちへの怒りもゲームに参加しなければ文句も言えませんしね。
(今週の筆者 LMF仲屋聡)

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