関西クラブチームリーグの覇者を決める「ナニワラクロスクラブ対ヘルプ戦」が3日、浜寺公園グラウンドで行われヘルプがナニワを7‐6で破り、チーム創設以来6年越しの初優勝を決めた。
リーグ戦の戦いぶりからナニワ不調説が大半を占め、試合前はヘルプ優勢との前評判が高かったが、一部のラクロスマニアは「いや、そういいつつヘルプは毎年負けている。 勝負強いのはナニワや」との声も聞かれていた。どちらにしろ緊迫した勝負になると思われた因縁の戦いは予想通りのガチンコ勝負。はげしい戦いのなか最後は1点差でタイムアップ。苦しい戦いの末、ヘルプベンチは6年分の喜びを爆発させ、とうとう万年2位の汚名を返上した。
念願の初優勝を決めたヘルプは、今年はイギリスへの海外遠征で力を世界に示し、また春先のプレミアカップでもナニワに勝利するなど年間を通して好調さを保っていた。その成果もあり、リーグ戦では全ての試合に15点以上の大差をつけて勝利するなど、豊かな攻撃力と確かなディフェンスのバランスが整っていたシーズンだった。
しかし、今年は全日本クラブ選手権の形をとっているため、クラブ選手権にはヘルプ、ナニワの2チームとも出場できる。さあ、いよいよ全日本の舞台に初めて挑むヘルパーたちが関東のチームを相手にどれだけ戦ってくれるか、来年に早くも照準を向けている左大文字にとっても楽しみである。
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「ラクロス全日本クラブ選手権が20日に舞洲、21日に金岡で開催!」
クラブチームの日本一を決める「第1回ラクロス全日本クラブ選手権」が20日から大阪市此花区の舞洲公園で始まる。記念すべき第1試合目のグラウンドセッティングは、名門左大文字ラクロスクラブが務める。
今年はクラブチーム選手権の形態をとり、まずクラブチームの日本一を決定する。我が西日本地区からは関西リーグ初優勝を決めたヘルプとナニワラクロスクラブ(上段に関連記事あり)の2チームが出場する。
1日目の舞洲公園は、男子、女子とも「東日本クラブチーム1位 対 西日本クラ ブチーム2位」が行われる。女子は正午、男子は午後2時半から試合開始。2日目は大阪府堺市の金岡陸上競技場で男子、女子とも「西日本クラブチーム1位 対 東日本クラブチーム2位」が行われる。女子は午前11時、男子は午後2時から試合開始。
ちなみに1日目の試合運営は、並み居る観衆の前でグラウンドセッティングからオフィシャルまで務めることとなるため、ビジュアル系の左大文字ラクロスクラブに白羽の矢が立った。部員のみなさん20日は出欠を早めにGMまで知らせてください。 ちなみに決勝は27日、東京都品川区の大井埠頭中央海浜公園第2球技場で行われる。
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「今季最後の練習試合。衣袋選手ラストゲーム!」
人一倍のハスキーボイスで今季左大文字のゴールの守護神となった衣袋氏が6日、大阪府の浜寺公園グラウンドで行われたKGモルツ、PONSE上方との今季最後の合同練習試合に出場。ラストゲームをこころゆくまで楽しんだ。
衣袋選手(立命館大5回生)は、今年なんとか単位の目算もつき、来年からは横浜市のコンピューター会社に就職するため、今年限りでの退団が決まっていた。
左大文字今季最後の活動となったこの日は、KGモルツを除き、左、PONSE上方はリーグ戦の緊張の糸がほどけてしまい全くの人数不足。仕方なく左とPONSEは合同でKGモルツと対戦。また2試合目は、双方ともKGモルツの若い衆を借りて、つぎはぎだらけの練習試合となった。
試合後、衣袋氏は左のメンバーに囲まれ、感謝の言葉を述べたあと、胴上げ。小さな体が自分の声と同じくらい高く舞い、感動の引退となった。衣袋選手、今季の活躍 を忘れずに、関東にいっても頑張ってください。
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<今週のコラム>
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」
先日、ギブス姿の犬を見た。『メリーに首ったけ』みたいに石膏で固められたのではなくって針金みたいなので足を固定されてる犬。人間と同じで足以外はいたって元気なので家の中をうろつこうとするけどギブスをされている足は床に針金の部分があたってツルツル滑って歩けない。
まるで氷の上で滑っている犬。本人(犬)は必死なんだけど必死になればなるほど見ているほうは笑える。笑いながらも可哀相だなと思って飼い主の奥さんに『なんでまた骨折なんて?』と尋ねると抱いた犬に向かって『お父さんが悪いんよね~』と。???。
さらに聞いてみるとどうやら夫婦喧嘩のとばっちりを受けての骨折らしい。「『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』ってホントやわ」とまた一つ勉強をしたエムクミでした。
(今週の筆者 マネージャー江村久美子)