第39号 決勝トーナメント出場チーム決定!ブロック戦全日程終える

2ブロックに分かれて関西各地のグラウンドで行われていた関西クラブチームのブロックリーグ戦の日程が3日終了し、決勝トーナメントに、Aブロックは「ナニワ」 「中東」、Bブロックは「HELP」「PONSE上方」の4チームが出場を決めた。
Aブロックでは、圧倒的と思われていたナニワも調子はいいとは言えなかった。大勝するかに思われた左大文字戦ではなんとか10点差をつけたものの本調子とはいいがたいでき。モルツ戦では40点を超す点差で快勝するも、中東戦に至っては、G日比野の前に沈黙。5点をとるにとどまり、なんとか勝ったという試合運びで宿敵ヘルプとの戦いに向け不安を残した。一方、中東は土壇場での力強さが目立った。G日比野を中心とする堅守で、対左大文字戦では1点差で逃げ切り、ナニワ戦でも大健闘。決勝トーナメントでのヘルプ戦が楽しみ。
Bブロックでは、予想通りヘルプが勝ち星を重ねた。初戦の上方戦に10点以上の大差で完勝して勢いに乗り、ブロックでは敵ナシ。KOBE、大阪の中堅チームも順当に退け、チームとしての完成度の高さを見せつけた。また今年新興チームとして名乗りをあげたエリート集団「PONSE上方」は、初戦のヘルプ戦に大敗するものの、潜在能力の高さを徐々に発揮し、人数、練習場所に恵まれないながらKOBE、大阪の中堅チームを次々と撃破。中年腹のベテランチームと比べて、血筋の良い上品さとまだ社会にすれていない若さが際立ち、関西へ新しい風を吹き込んだ。また1回生中心のSOLTは2試合を棄権。
決勝トーナメントは10月から11月にかけて「ナニワ対PONSE上方」、「ヘルプ対中東」の2試合が行われ、勝者同士が決勝で勝負を決める。今年は、目立った補強のなかったナニワに比べ、万年2位の汚名を返上すべく張りきるヘルプの活きがいい。新興チームPONSE上方と安定した力を持つ中東の2チームがどれだけからめるか?決勝トーナメントは全てが面白い試合となりそうだ。
<詳しくはホームページのリーグ戦途中経過をご覧あれ>
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「24日、KOBEと二色の浜で順位決定戦!」

 さて、決勝トーナメントに残れなかった「ラクロス三都物語」の左大文字、KOBE、大阪の中堅3チーム。二色の浜グラウンド(大阪府貝塚市)で3日行われた 「KOBE対大阪」はKOBEが圧勝したため、京都の名門左大文字は、来る24日にKOBEとリーグ5位をかけた順位決定戦を二色の浜グラウンド(大阪府貝塚市)で行う。
 KOBEは攻撃力にすぐれた技巧派チーム。昨年のリーグ戦では、我が左大文字は10対6で快勝しているが今年のKOBEは昨年よりさらに攻撃力が増し、ヘルプから移籍のAT田中を中心にゲームを作り、決めるべきところを桜井などの技巧派がきちんと決める決定力があるチームになっている。
 きちんとした戦術がなくリーグ戦で勝ちのこれなかった左大文字としては昨年と同じ5位の座を死守するためにKOBE戦に向けた練習での対策が求められる。
 KOBEと大阪の試合を休みにわざわざ見学したヒマ人の吉井マスト選手(26=ラクロス歴9年)は「オフェンスが桜井中心かな。点は取られるのは覚悟しなければいけないが、点は取れるのではないか。オフェンスの奮起にかかっている」と試合に向け意気込んでいた。
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「編集局のパソコン復活!編集再開」

 週刊左大文字編集者のパソコンが4日に復活。週刊左大文字の発刊が5日から再開した。
 仲屋聡編集長(24=独身)は「画面も明るくなって見やすくなった。前にもまして頑張って週刊誌作りを続けて行きたい。燃え尽きるほどヒート、これからもよろしくメカドック」と話していた。
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<今週のコラム>
「福祉はいきとどくか?」

 最近、介護保険の関係でお年寄りや福祉関係者と話すことが多い。特別養護老人ホームやグループホームなどの施設に出向くことが多く、これまで祖父母と一緒に暮らしたことのなかった私にとって接し方にとまどうことが多かった。そんなふれあいの中で、車椅子にお年寄りを乗せる手伝いをしたとき、持ち上げた体のあまりの軽さと私にしがみつく手の力のあまりの弱さに何かこみあげてくるものがあった。
 介護保険は来年4月から導入される社会全体で被介護者を支えようという制度。40歳以上の人たち全員が保険料を払うことになり、7段階で介護を受ける人の度合いを計る認定審査の受付けが10月1日から始まったばかり。しかし認定審査のコンピューターシステムなどに疑問があり、訪問調査と合わせて公平な審査を受けられるかどうかが問題点となっている。
 お年寄りにとって重要な介護保険について話していると、あまりシステムを理解できていない人が多いようだ。制度だけが先走りして、非常にわかりにくく肝心の主役のお年寄りを置き去りにしているシステムとして感じてしまう。自治体などは必死になって説明会に走り回っていたが、質問のなかで一番多いのがやっぱり保険料の問題。65歳以上の2号被保険者の場合、住む自治体によって金額が変わってくるので、やはり1番気になるのであろう。年金生活での月に3000円近い天引きは、介護を受ける受けないにかかわらずとられてしまう。認定審査を合わせて生活に対して不安になるのは無理もない。
 老人ホームでのあの軽い体の力弱いお年寄り。あの人にどのような介護度の審査がくだされるのだろうか。たった数回の訪問調査、コンピューターだけでは計り知れない重みがお年寄り1人1人の体にあるような気がする。
          (今週の筆者 LMF仲屋聡

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