第37号 天王山中東戦、HIDARI1点差に泣く!

ナニワブロックの天王山、左大文字対中東戦が19日、JR研修センター吹田グラウンドで行われ、名門左大文字は中東ラクロスクラブに8-9の1点差で敗北し、決勝トーナメント出場の可能性がなくなった。
 左大文字のメンバーたちは、実質的にナニワブロックの2位を決めるこの試合にかける意気込みは十分。昨年からこの試合のため1年間練習してきたといってもいい試合であった。しかし、豊富なオフェンス陣とは対照的に相変わらずロングは4本。ディフェンス面で厳しい試合になることが予想された。
 試合開始直後、AT山田がエキストラ崩れから、中東G日比野の壁を破り、いきなり先制点。その後も山田の2点目、星野のショットなど次々と決まり、驚きの4点先取。しかし敵もさるもので、AT坪内を中心に、すぐに2点を返して必死にくらいついてきた。このまま突き抜けたい左大文字だったが、2Qに相手のプレーについつい引き込まれる悪いクセがではじめる。中東の荒いプレーに頭に血が上ったプレイヤーが増え次々と反則退場。いきつく間もないマンダウンがディフェンス陣の体力を徐々に奪い始めた。2Q途中でついに逆転されるが、AT三宅の粘り強いショットで1点差に追いつき前半を終える。
 後半になって両チームともに体力が落ち始めたが、中東が気力で3Qに攻撃をたたみ掛け、AT村瀬の1オン1など多彩な攻撃で一気に2点を奪取。突き放しにかかっ た中東相手にAT陣のパスミスなどが目立ちはじめた左大文字はペースを相変わらずつかめない。ショットもG日比野の網にかかってしまう悪循環。
 3点差となって意気消沈する左大文字だったが、4Qに入って団結しての怒涛の攻撃。 あと1点差にまで詰めよるものの、1点及ばぬまま無情のタイムアップ。昨年の中東戦で活躍した左OBの大原氏が見守るなか、悔しい敗戦となってしまった。
 反則だけで時間の大半を使ってしまい、荒い相手のペースに合わせて雰囲気は最悪。審判への意味のない抗議を含め無駄な場面での熱さが目立った。結果的に1点差に泣いてしまったが、結局いきつく所は力不足。決勝トーナメントでヘルプと対戦する構想はもろくも破れたが、今度は気分を切り替えて順位決定戦で頑張ろう。5位をかけて争う相手は大阪かKOBEのどちらか。10月中旬に対戦の予定。
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<左大文字 対 中東>
       7-8
      1Q 2Q 3Q 4Q
左大文字  4  1 0  2
中東     2  4  2  0
<得点者>
山田③、星野①、三宅①、竹志①、宮崎①
<メンバー>
・AT 小林 宮崎祐 鶴原 清島 山田 芝
・MF 八木 三宅 鈴木 竹志 星野 森本 濱田 松本     加来 沖中 西端
・LMF 仲屋
・DF 青野 吉井 宮崎智
・G 青木 衣袋
・コーチ 山本
・マネージャー 江村
・チームドクター、ごみ拾い 米谷
・観客 左OBの大原氏などその他大勢。ご声援ありがとうございました。
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<リーグ戦得点ランキング>
①山田 9点
②竹志 5点
③清島 4点
④三宅、宮崎3点
⑥鶴原 2点
⑦星野、西端、松本 1点
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<今週のコラム>
「警察官」
神奈川県警の不祥事が世間をにぎわせて久しい。また、わが京都府警も覚醒剤、拳銃コレクションなど管轄する部署の警察官がストレートなことをしてくれている。
 どっちにしても、警察の監察官室というのがまったく機能しているとは思えない。神奈川県警などは集団暴行などを立件せずにいるし、警察内部の犯罪を警察が捜査するのはどうなのだろうか?右手が左手を調べているのと一緒だ。
 法の執行官たるものは普通の人より、より厳正に扱うべきであろう。それでいて皆に尊敬される職業とすべきである。裁判官は国会で弾劾裁判が開かれるように、警察官にしても権力に応じた相当の弾劾機関を設置しかるべきである。
 不祥事を起こした者も新米の時は正義感あふれる若者だったに違いない。それがそういう行動に走らせる組織の歪み自体も検証する時期に来てるのではないだろうか?
 部員のNくんも来年から警察官。かくいう僕自身も自分の正義感を具現化できる職業につきたいと思っている。 普段は、げすトークが絶えない部員ばかりだが、よき社会人としてがんばって来年こそ、今日のような悔しい思いをしないようにしていきたい。
        <今週の筆者 AT宮崎祐丞>

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