HIDARI今季初の名古屋遠征は6日、愛知学園第4グラウンドで3万2千人の観衆を集めて行われ、臨時の美女マネ3人を加えた左大文字ラクロスクラブが中東ラクロスクラブに8-4と快勝した。
なぜか前日から名古屋入りしていたメンバーも含め、早朝から会場に駆けつけたメ ンバーは、30度を越える真夏日ということもあり、体調不良。酒くさい息を吐きながらのアップもぎこちなく動きが悪い。オフェンス陣は数がそろったが、いつもどおりロングは4本。厳しい試合になることが予測された。
試合開始からゆっくりとした試合展開が続くなか、HIDARIの好調アタック陣が細かい連携から、次々とビッグセーブを披露する元日本代表ゴーリー日比野の壁をついに破り、先制点を決める。続けて2点目を奪うが、そこからじわじわと中東ペースに持ち込まれてしまう。ピックとカットインを使った攻撃からシュートを続けざまに打たれるが、HIDARI新人ゴーリー衣袋のビッグセーブでなんとかしのぎ、前半は2-2の同点で折り返した。
後半に入ると社会人チームの悲しい習性、双方ともバテが見え始めてきた。しかし、頭数の豊富なアタック陣は動きが衰えず、OPECゴーリーの交代ぎわに、山田が、素早いロールからの左ショットをつきさした。さらに新人ATの小林、ベテラン鶴原などが次々と得点。ミディー陣も八木のエキストラショット、星野のインバートなどでゴールを奪い、疲れの見えるOPECオフェンス陣のやる気をそいだ。ロング陣はマンダウンから得点を2点奪われたほかはチームディフェンスでなんとかしのぎきり、終盤に元日本代表AT坪内にミドルショットを決められはしたものの失点を4に押さえ、人数不足を感じさせないまま安定感ある試合運びで勝利した。
リーグ戦で、決勝トーナメント出場を争うOPECなだけに、今回の勝利は選手の大きな自信となった。しかし、相手はG日比野が途中交代したこともあり、今回が本気だとは思えず無気味な存在ではある。昨年までの得点力不足は克服できたが、ベストゴーリーの堅守から点をどうやって奪っていくかが課題になりそうだ。
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<試合結果> 左大文字L・C 中東L・C
8 - 4
<得点者> 山田②、鶴原②、小林、八木、松本、星野
<出場メンバー>
G:衣袋、青木
DF:吉井、服部、青野、仲屋
MF:西端、松本、星野、加来、沖中、八木、鈴木
AT:宮崎、山田、小林、清島、鶴原
コーチ:山本 マネージャー:ゲスト美女3人
←今回の遠征に応援にきてくれた元立命マネの小川恵里香氏。水クミなどが得意技。(稲沢市在住)
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「名古屋遠征夜の番外編、宮崎選手大健闘」
左大文字名古屋遠征前日にさきがけて、現地女性との懇親会が豊田市で一部の左大文字部員 (7~8人と目算される)の間で開かれていたことが発覚。愛知県出身部員で、現地 コーディネーターをかってでた宮崎選手の活躍で、メンバーたちはさまざまな過ごし方をして愛知県の夜を満喫していたようだ。
懇親会は遠征前から宮崎選手が現地の知人を通じて計画しており、当初は7~8人の参加が予想されていた。しかし、当日ドタキャンが相次ぎ、当日待ち合わせ場所に現れたのは3人。急激な人数減に責任を感じたコーディネーターの宮崎氏は、豊田市駅周辺をうろうろしている若い女性たちに、誠意を込めて懇親会への参加を要請。急きょ 8人の女性陣の参加者を獲得した。消息筋では、その中には女子高生らしき人物も含まれていたともいわれている。宮崎氏の参加要請の現場を見ていたY氏は「さすがは京大生。宮崎氏の機転の利いた対応にはびっくりしましたが、おかげでいい思いができました」と当時の状況を振り返る。
懇親会では女性陣は全く知らない人同士というわけのわからないものだったが、やたらハイテンションな女性2人が名古屋ギャグを連発。関西の文化に慣れきっていた部員たちは「OK牧場」、「ぜんぜんガッツ石松」という中部のギャグ文化に大きな衝撃をうけていた。さらにその文化を深く知りたいがために、部員たちは女性陣とさらに懇親を深めるために2次会に次々となだれこんでいった。
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「鶴原選手のカーナビ初めて活躍」
以前、本誌の報道で利用効果が疑問視されていた鶴原選手のカーナビゲーションシステムが、今回の名古屋遠征で初めてその高性能機能を発揮した。
中東L・Cとの試合に勝利後、夕食を兼ねた祝勝会をすることになり、名古屋~京都間に適当な店を探すことになった。このとき鶴原氏のカーナビが飲食店の検索を開始。高級とんかつ店をはじき出し、珍しく先導をして名古屋市内の店でめでたく祝勝会を行うことができた。
初めてのカーナビの活用に鶴原氏も満足そう。しかし、「こんなこともできたんや」といまだに説明書を読んでおらず、機能を理解していないようだった。
::::::::::::以上、名古屋遠征篇
「山口大蔵選手今場所出場断念!?」 (東京支社 山口記者)
今年2月転勤により生活基盤を東京に移し今期リーグ戦の出場が危ぶまれていた山口選手が今期のプレーを断念する見込みである事が明らかとなった。
山口選手は年中無休3交代勤務(夜勤有り)という激務に身を置き、生まれて初めてという東京LIFEをENJOYしているが、その一方、左大文字L.C.創立からの最古参メンバーとして、また頭数不足の左DF.の一員としてその去就が注目されていた。正式には発表されてはいないが、消息筋によると『気力も尽き、体力の限界…』と昭和の名横綱からパクったとしか思えない発言をしていたという。 また一部関係者からは『新幹線代がないだけちゃうん?』と妙に説得力のあるコメ ントも聞かれた。しかし先日秘密裏に帰郷しチームのコーチを務める山本氏(一時 山口との確執が取り沙汰されるも当局の調査によりヤラセと判明)と密談を交わし 今期プレーする意志がない事を伝えた。ただしイベント等にはスケジュールが許す限り参加する構えであるとみられる。
有識者からは『彼のアグレッシブなファイト(プレー外)が今期見られないのは残念。しかし今年の左は優秀なプレーヤーの補強に成功しておりチーム自体は非常に好調』との声の反面『戦闘能力(プレー外)が落ちるのは必至。その分西端、松本らタカ派プレーヤーへの負担(プレー外)が増すだろう』と意見が分かれた。”でっかいおっさん”こと前キャプテン吉井が山口が抜ける事によるDF内のジェネ レーション・ギャップをどう埋めるかが鍵になりそうだ。
これがそのまま廃業に繋がるのかそれとも単なる休場なのか現時点では判断でき ないが、『精進、体…』とこれまた新横綱の訳のわからん口上をパクって再び土俵入りしてくれる事を期待したい。
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<おわび>
今週は特集号のためコラム休みます。