名門左大文字の部員のなかで高まっていた名古屋遠征の要望が、加来GMの心を動かし、ついに実現の運びとなった。日程は6月6日とほぼ決定。現在、西端氏が中東ラクロスクラブと連絡をとっており、今週中盤にもグラウンド、試合開始時間などが決まる予定となっている。
名古屋でも、ビジュアル系の左大文字人気は非常に高く、愛知県の女子大生ラクロッサーの間では、招待の声があがるほど。黄色い声援も期待でき楽しみ。また、愛知県出身部員、宮崎選手により、地元の女性の生態を知る夜の懇親会の準備も計画されており、部員たちの興奮は冷めやらない。
試合が目的なのか、観光が目的なのかさっぱりわからないが、リーグ戦で壁となる OPECだけに、しっかりとスカウティングしながら勝って帰還したい。
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「京都大と合同練習、学生チームと交流図る」
(西端記者)
社会人チーム京都No.1を誇る名門左大文字ラクロスクラブと、日本が誇る学業、ラ クロスともに京都トップの京都大が29日、京都大黄檗グラウンドにてクラブチーム、 学生チームとの交流を図る合同練習を行った。
合同練習と聞いて、左大文字の主力メンバーたちは、欠席、遅刻者が続出。しか し、参加メンバーは、京大OBから、今期左大文字に入団の噂がある古林選手が初参加。京都工繊大OBから、扇谷選手が同期のミディーとゴーリーの2人を連れて参加。予想外に結構な人数が揃った名門左大文字は調子に乗って、急きょ京都大との20分ハーフでの練習試合を行うこととなった。
立ち上がりから、練習で疲れ切った左の主力に加え、Mr.コンプレックスの鶴原選手は「京都大」という学歴に過剰反応し、終始あきらめムード。その間に、昨年まで左大文字メンバーだった佛教大からの助っ人・田中選手があっさり1オン1で抜か れて失点。フェイスオフも相手のU-19代表のLMFに全てやられてポゼッションすら出来ない悲しい状況。
そこで流れを変えたのは、セクハラオヤジAT山田選手だった。試合前の練習では、豊富なマネージャーの中でも1番かわいい娘に目をつけ、彼女の背中に、毛虫を のせて「毛虫着いているから取ったるわ!」と優しい中年紳士を装いボディータッチをしまくり、京都大プレーヤーから顰蹙(ひんしゅく)を買いまくっていた。左の人気マネージャー・エムクミのいない日に、セクハラ絶好調をみせつけた山田は、卒業旅行において本場ハリウッドで学んだ、得意の演技で反則を連発。その間に今期絶好調のアタッカー陣が得点を重ね、前半は何とか2-2の同点で折り返した。
後半に入っても絶好調のアタッカー陣が得点を重ねるが、フェイスオフが思うように取れず、星野・八木・松本らのミディー陣が不発。巨漢・西端選手も前々日の夜、タクシー代を浮かす目的で、会社から家まで1時間かけて走って帰ったため筋肉痛でいつも以上の不調。バテバテの名門左大文字は結局、後半に4点を失い、これまで守り続けた京都No.1の座を、一時奪われた形になってしまった。
だが、山田ら絶好調のアタッカー陣の汚い演技にしてやられた京大ディフェンス陣。「今までのプライドを傷つけられた」と大声で騒ぎ立てる始末に、試合後、チーム内でも性格が著 しく卑劣な山田選手は「俺らの方がラクロス経験は倍近くあるねんぞ」と負け惜しみにまみれたわけのわからない毒を吐いていた。しかし、ここまで学生チームにバカにされているとは思わなかった左大文字メンバーたちはひそかに落ち込んでいた。
試合後、左大文字上層部は、食べ放題の焼き肉屋で緊急の会議を開き、試合の反省を行った。不調からか、西端選手は肉ものどが通らないほど、物思いにふけっており今後も極度の激やせが心配される。反省会の結果、左大文字ラクロスクラブは、名門復活をかけ、6月6日にも名古屋遠征を急きょスケジュールに組み込み、再度京都No.1の座をかけて、京都大に挑む予定。
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左大文字 京都大 (負け)
4 - 6
(得点者)
鶴原、山田、八木、宮崎
(出場選手)
G:京都工繊大OB、ゲスト
DF:吉井、古林、ゲスト2名
MF:沖中、八木、西端、加来、松本、扇谷、星野、京都工繊大OB(中野?)
AT:鶴原、山田、宮崎、小林
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「いよいよリーグ戦出場登録期限迫る!ロング不足を解消できるか」
リーグ戦出場のための協会登録期限がいよいよ6月12日と間近に迫っている。左大文字の現在までの登録状況はオフェンス面では補強が進み、まったく遜色ないが、 問題はロング陣。現在確実にリーグ戦に出場できるのは、吉井、仲屋、青野、服部の4人のみ。
しかし、服部も夏が職場のかきいれどきのため出場も微妙だといい、東京に転勤になった山口氏が出場できるかも協議ができていない。立命OBの高橋氏にも声はかけているが、尾体骨の故障のため期待はできない。このような状況を考慮し、左上層部では「左大文字ロング不足解消委員会」を29日設立し、メジャー級の選手の獲得に乗り出した。京都大OBの古林氏、立命館大OBの宮崎氏に声をかけているが、今のところ 明確な回答は得られていない。
現在のロング陣では、確実にリーグ戦の日に仕事がないという保証はない。またもやショートクロスでのボトムディフェンスというリーグ戦では考えられない状況も十分ありえる。同委員会では、あと2週間全力を傾けて京都在住のロング陣の発掘に力を入れていくとしている。
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「ホームページ掲示板に偽ゆーそー続出」
左大文字ホームページの掲示板に、最近「ゆーそー」という偽名を使ったメッセー ジが多量によせられていることが30日までにわかった。
調べでは、問題の「ゆーそー」は、1995年度に立命館大を卒業したディフェンス藤井祐三さんのことと推定されている。藤井さんは現在高槻市に在住しており、以前から左大文字への参加を嘱望しているが、サービス業という仕事の都合上今まで参加できないでいた。藤井さんをよく知る部員N氏は「ゆーそーは昔からめし、めしと 食うことしか頭にない人でした。とにかくいつも空腹でその上、貧乏といういまどき珍しい人物です」と話している。
掲示板上の書きこみは、貧乏な藤井さんがパソコンを持っているはずがないという推測から、ほかの人物による 書きこみと断定され、左大文字広報部では書きこみ人物の割り出しを急いでいる。
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<今週の試写室>
「ディープインパクト」
毎日仕事で忙しく、ホンマ久しぶりにビデオを見ました。題名は「ディープインパ クト」です。僕は一応、趣味は映画鑑賞と履歴書などには書いていましたが、けっして詳しいわけでなく、ただ好きで見ていると言うだけで、今回も出演者の名前はよく覚えてません。
内容を簡単に説明すれば、地球にかなりでかい隕石が衝突し、人類滅亡の危機に瀕する、という世紀末もんです。主にTV局の女性と、隕石を発見した少年を中心に物語は進んでいきますが、隕石衝突を阻止するために核を積んで隕石破壊に向かうパイ ロットも物語の重要人物となっており、主人公が誰かわからない微妙な映画でした。
隕石衝突の映画というと、最近では「アルマゲドン」(ブルース・ウィリス主演) が公開されていたのは覚えているでしょうか。僕は映画館で見ましたが、今回見た 「ディープインパクト」と非常に物語の骨格が似ており、『なんか同じやな』とつぶやいてしまいました。
「ディープインパクト」は非常に良い作品だと思いますし、それなりに感動もしました。だが、これは「アルマゲドン」を見る前に見るべき作品かなと感じました。しかしながら、「ディープインパクト」を見た後に、「アルマゲドン」を見たら、同じ ように『アルマゲドンってディープインパクトに似とるで』と感じてしまうかもしれないので、この2作品は、どちらかだけを見るべきなのかもしれません。「たまごが先か、ニワトリが先か」と同じ問題でしょうか?僕としては、「アルマゲドン」のほうをお勧めします。
「両方とも見たでえ」と言う人はどう思われましたでしょうか?友人知人の間でも賛否両論の「ディープインパクト」。これを見た人は感想を聞かせてください。
(今週の筆者 AT小林克秀)