第20号 リーグ戦振り分け決定!HIDARI、なにわブロックに

(大阪支局 西端記者)日本ラクロス協会大阪事務所で15日、1999年度第5回クラブチームミーティングが行われた。今回の議題は主に、ポンセ上方、K.G.モルツの2チームの参戦によるリーグ戦の形態についての再検討。普段のミーティングには興味を示さないクラブからも上層部がこのミーティングに参加し、このリーグ戦の問題の深刻さを語っていた。我らが左大文字ラクロスクラブからは、加来真佐志GMが参加予定だったが、午前中に行われた京産大戦で見せたハエが止まる程の強烈なシュートが得点に結びつかなかったショックからか、資格の勉強を理由にして突然の欠席。左大文字の全権は、クラブチーム連盟西日本支部長の西端氏の掛け持ちで委ねられることとなった。

 ミーティング開始早々から、前回までの中堅チームでの予選リーグ案にこだわる派と、昨年までの2ブロック制に戻そうとする派、3ブロック制にしようとする派に別れ、対立。余りの激論のため、途中、SOLT・K.G.モルツの2チームにフレッシュマンリーグとして別ブロックを作って2チームでリーグ戦をさせようとする闇の動きもあった。
 結論がなかなか出なかったが、そこは細い身体の割に心は幅広い西端氏。結局全チームが公平に試合が出来るように、2ブロック制・ブロック分け抽選案を提示。西端氏の堂本剛ばりのカッコイイ判断に、各チーム代表者もあっけにとられ、思わず賛成。1時間以上も続いた討論も幕を閉じた。
 なにわ、ヘルプの2チームをブロックに分け、各ブロックの上位2チームが決勝 トーナメントファイナル4に出場できる。
  西端氏の流れるような司会進行のもと、別の議題でミーティングが続いたあと、ヤジウマも見守るなか、最後に組み合わせ抽選会が公正に行われた。左大文字ラクロスクラブは、G.M.(ガリガリマネージャー)の代わりに西端氏がカッコよくクジを引き、なにわLC・中東・K.G.モルツとの4チームのブロックに入った。HELP率いる別ブロックは、KOBE・大阪・ポンセ上方の中堅3チームが集まる強豪ブロックになり、リーグ戦での激戦が予想される。
 左大文字ラクロスクラブは、中東戦だけに標準を向けてファイナル4 を目指す形となるが、ブロック分けの結果を知ったG.M.は既にファイナル4進出が決定したかの如く、喜びを全身の骨と筋とで表現し、決勝トーナメントのHELP戦に向け てHELP代表の寺本氏に挑戦状をたたきつけた後、より強烈なシュートの開発の為に、素振りに出かけた。
 気楽なG.M.とは正反対に、左大文字ラクロスクラブ上層部の中でも性格が著しく卑劣で有名な鶴瓶こと山田は、元日本代表、中東のエースGのゴールをうち破るために、名古屋在住の松本に裏工作を命じた。試合当日には埼玉在住の昨年までチームメイトだったベスト10ミディの鈴木にも、中東へ毒舌をはくために来阪。同じく東京栄転となった喧嘩大将のD,Z氏も、昨年の借りを返すために 喧嘩要員として上洛予定。
 リーグ戦は8月から開始。詳しい日程はラクロス協会企画部山本昌宏氏と西端氏の公平な組み合わせのもとに行われる。
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「中東と練習試合の要望高まる!7月にも名古屋遠征か?」

 リーグ戦の振り分けが決まり、当面の目標を中東ラクロスクラブ戦に向け練習に励む左大文字。ここにきて中東の実力のほどを確かめたいと名古屋遠征の要望がホームページ掲示板上で盛り上がってきた。
 この要望を受け、加来GMは雨の多い6月は避け、「もし行くのなら7月ごろがいいのではないか」と談話を発表。しかし、中東へのオファーはいまだならず、審判、グラウンドなどの運営面での準備の難しさも指摘されており、今後の調整が期待されている。
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「練習試合 対立命戦またもや快勝」

 新緑美しい京都市右京区の嵐山東グラウンドで22日、立命館大との練習試合が行われ、大人のラクロスの左大文字が11-4で快勝した。
 この日は今季立命館大とは2度目の対戦。前回も快勝しているだけに今回は大きな点差で勝負をつけたいところ。ロングもちゃんと3本そろい、ゴーリーにも昨年京都大のレギュラーとして活躍した説田選手も初参加、ミディーも結構そろいなかなかの人数で試合に臨んだ。
 立ち上がりから好調なHIDARIは、いきなり松本の泥臭いプレーから先制点。このあとアタック陣も良い動きを見せ、鶴原、山田が1オン1から連続でゴールを決め、遅刻してきた清島もいつのまにか出場しており、いつのまにか得点。アタック中心のオフェンスのなかでも、エキストラのチャンスに星野もミドルショットを決める。ディフェンス陣も若い現役選手らを相手に1歩も引かず、新人の説田を中心にチームディフェンスがまとまりを見せた。
 前半だけで6点を奪い、楽勝ペースのHIDARIは後半にも大ハッスル。ゴール前で絶妙のポジショニングを見せる宮崎、1オン1が好調の鶴原が各3得点をあげる活躍を見せ、締めには扇谷が強引な1オン1からダメ押し。チェックアップミスからの失点もあったが、11点をあげて、マネージャー豊富な立命大に2連勝した。

     左大文字    立命館
      11  -   4

(得点者)松本、鶴原③、山田、星野、宮崎③、扇谷、清島
エムクミの選ぶMVP:イブ   おいしかったde賞:扇谷くん、寿磨さん、西端さん、益人さん

出場選手
G:説田、衣袋
DF:吉井、青野、仲屋
MF:濱田、星野、八木、西端、加来、松本、三宅、扇谷、沖中
AT:鶴原、山田、宮崎、清島
マネージャー:エムクミ
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「山山戦争、やらせ発覚!」
(東京支局 山口記者)

 本誌の前号、前々号に渡り掲載され、波紋を呼んでいる山本・山口の対決(いわゆる山山戦争)に関して衝撃の続報が伝えられた。
本誌18号に山本氏により独占スクープとして報じ、19号で反論が掲載され 全面対決の様相かと見られたが、実は”ヤラセ”であったことが山口氏に近い筋から明らかになった。
 これによると問題の記事が掲載された18号発行直前(週刊左大文字・早版の配達直後)に山口氏のもとに山本氏よりお詫びと釈明のメールが届いていたと思われ、加えてこの事件は慢性的なネタ不足に喘ぐ週刊左大文字編集部をも含む組織的なヤラセである事が判明した。前述のお詫びメールには画像ファイルが添付されており、山口氏は見た瞬間に『これはきっとH画像だ!』と思ったにも関わらずその場で開いてしまいその場に居合わせた女性社員(23=推定、独身)に見られてしまい白眼視されたが『右手人差し指が勝手にダブルクリックしていた』と満更でもない表情で語っていたと言う。
 この事態を受け監督指導機関である日本ラクロス評議会(JLC)は『不快感を禁じ得ない。チームの広報を受け持つ週刊左編集部が関与していた事は誠に遺憾であ り、今後このような事がないよう代表である加来GMを呼び厳重な注意を促すと共に事実の究明に全力を挙げるよう指示したい』と非公式コメントを発表した。
  また週刊左大文字編集責任者である仲屋氏はこの記事を掲載した事に対して『ネタ不足なんだから、しょうがないじゃん』と軽くコメントする反面、苦渋の表情を隠し切れなかった。
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「江村のいなり寿司、賛否両論」
(城陽支局山本記者)
  意味不明の掲示板書き込みの主エムクミが15日の試合会場に手製のいなり寿司を持参していたことが発覚。左大文字グルメアカデミー主宰料理記者暦40年の山本昌宏氏は彼女の作品をこう評価した。
 「甘からず、辛からず、それでいてうまからず」とダチョウ倶楽部のネタを交えながらも
:アゲの味付けが弱い。 :安物のアゲを使っている。 :すしめしを多く詰めすぎている。(やや大きい)
と相変わらず厳しい評価をした。 しかし、
:すしめしにはたくさんの具を加えている :干ししいたけ、ごぼうを使うことで味にうまく旨みやいい食感を加えている。 :俵型ではなく三角形にしたのは○
と、プラス材料も多いことを付け加えた。
当アカデミーでは、彼女に再度同一の課題を与え、進歩を見るほかに次の課題として、夏に向けて「スタミナ料理」を提案した。食品の衛生管理も含めこれからの季節は特に弁当系はムズカシイ。そこで「家事手伝い、エムクミ継続雇用に向けた手腕が試される時期である」と15日の夜以降原因不明の腹痛に悩む山本主宰は語った。

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<今週の試写室>

『ライフ・イズ・ビューティフル』(ロベルト・ベニーニ監督・脚本・出演)

 タイトルどおり「LIFE IS BEAUTIFUL」と思わせてくれます。「恋する気持ち」 や「家族の絆」が嫌味なく描かれていて、心にジワッと染み入ってくる感じです。ど んな苦境にたたされても明るさと前向きさを忘れることなく愛するもののためにベストを尽くす主人公グイドに魅力を感じない人はいないでしょう。
 ヒューマンドラマにありがちな深刻さや押し付けがましさがなく、全てが素朴なんだけど「笑い」と「涙」の均衡がとれています。見終えたときには複雑だけど、暖かい幸せな気持ちになりました。さすがはアカデミー賞3冠に輝いた作品ですね。
(今週の筆者 マネージャー 江村久美子)

<今週のコラム>

「国際ネタ、中国篇」

 NATOの波がラクロス界にも押し寄せていることを皆さんはご存知ないでしょう。といっても、社会事情には精通していないので軽く触れる程度にしますが日本のラクロスはここ近年中国へのラクロスの普及に力を入れており 今年は6月にアメリカ・中国・日本の交流試合を計画していたのですが、当然の様に アメリカ側からは中国への入国にはSTOPを掛けてきました。
 確かに中国帰りの下ネタ宮崎も言うように激しくデモっているのでそんな国で親善試合なんてできるわけないですよね。しかも見たことも聞いた事もないラクロスなんてスポーツを見に来る中国人なんていないあるよ。これで、ラクロスアジア選手権やパンパシフィック大会は遠い先の夢になってしまいそうです。
   (今週の筆者 コーチ 山本昌宏)

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