大阪市本庄のラクロス協会事務所で20日、定例のクラブチームミーティングが行われ、秋のリーグ戦方式など3議案を提案。全て原案通り可決し、閉会した。
協会提出議案は、クラブチームは上位下位の2部制に決定。上位4チーム、下位3 チーム(2月現在)による総当たりになる模様。「なにわ」と「HELP」は上位 シードとされ、残りの2つの座をかけて5チーム(2月現在)による総当たりリーグ 戦を行う。そのリーグ戦の結果による上位2チームと、「なにわ」「HELP」を 加えた4チームによるリーグ戦で全日出場の2つのイスを争う。 下位3チームは下部リーグとして3チームによるリーグ戦となる。
5チームによるリーグ戦は8月下旬から開始予定。今年の公式戦は春季のクラブチームトーナメントは廃止されたため、秋のリーグ戦のみとなった。今年は神戸、同志社の卒業生などによる新チーム作りが模索されている最中であるが、もし新チームが発足すると6チームでのリーグ戦で5試合を消化する形になると思われる。
今年のリーグ戦は若手のSOLTを含むため、新チームができなければ実質的には大阪、中東、KOBE、HIDARIの4チームによる争いとなると予想される。各チームともいまだ補強の内 容が明確になっておらず、力の差は均衡。昨年リーグでは4チームの中で突出した実力のチームがなかったため、結局2強には歯が立たなかった。今年は下部リーグの結果が決勝リーグの行方を左右するため、激しい争いになると思われる。関西ラクロス界のレベルアップのため、今年こそ2強を揺るがすチームの浮上が期待されている。
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「立命OB高橋圭、まもなく帰国。春にはHIDARI合流表明」
立命館の昨年度のOBであり、長い就職活動の末、カナダの空へと旅立っていた高橋 圭さん(23)が今春帰国、HIDARIに合流するとの意思を、HIDARI広報部仲屋氏にあてた書面にて表明していたことが17日分かった。
高橋さんは、昨年まで立命館のMFとして活躍。卒業後は自分を見つける旅にでると、愛器ターボを携えカナダへと飛んでいた。カナダでは体重を約1.3倍(当社比)まで増やし、ラクロスの本場で技を磨いてきた。高橋さんは「今春帰国し、その 後ラクロスをぜひとも続けたい」と書面にてHIDARI上層部まで伝えてきた。
カナダでは、酔っ払いと死闘を演ずるなど、相変わらずの暴れん坊ぶりを見せている高橋さんがチームに合流するとなるとHIDARIにとっては大きな戦力。より肥えた体躯をもってリーグ戦に参戦して欲しい。
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<今週の読書室>
「天国までの百マイル」 浅田次郎 朝日新聞社1500円
ひそかに浅田次郎ファンが多かった左大文字。DF山口大蔵氏を筆頭に、AT清島氏、 LMF仲屋氏などが掲示板にて談議を深めていた。1番人気は今度映画化される「鉄道員」、そのあとに「きんぴか」など多くの作品が軒を連ねる。
この「~百マイル」は最近の作品の中では秀逸。何をやってもうまくいかない中年の主人公が病気の母を、百マイル離れた病院へ運ぶため、おんぼろワゴンで旅をする。途中の料理屋で 「最後の食事になるかも」という母の言葉に涙、涙。レストランでのおっちゃんも病人の体を気遣って「冷房を切れ、少しぐらい暑くたってかまいやしねえ」とさまざまな脇役キャラがところどころに効いている。主人公にガソリン代を貸す金貸しの片 山、別れた妻の英子、無償でささえるマリ、手術を執刀する名医の曽我など、人物のセリフ一言ずつに泣ける要素がつまっている。
こういう話は、映画化したらダメ。台無しになってしまうので、ぜひとも本を読んで感動して欲しい。最近では乙武洋匡の「五体不満足」とともに読んで後味さわやか となった久しぶりの本でした。
(今週の筆者 仲屋 聡)
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初練習の場所が変更になりました。3月6日、嵐山東グラウンド(京都市右京区)で午後2時から。阪急松尾駅から桂川沿いを上り、徒歩10分。