昨年、立命館男子ラクロスチームのコーチを務めていた元関西強化ディフェンダーの宮崎智弥選手(23)=大阪府茨木市=と入団に向けて接触していた左大文字強化部(加来真佐志GM)は、同選手の獲得を断念すると27日、関西ラクロス協会記者クラブの会見で発表した。
宮崎選手は学生時代、97年度の関西強化選手として立命館大のディフェンスの中心として活躍。昨年は、就職活動のかたわら立命館大のコーチを務めていたため、ナニワL.CやHELPが勧誘に動いていた。しかし、宮崎選手はコーチに専念したい、ユニホームを買う金がないなどの理由でどちらのチームにも入団を拒否。その合間をぬって、せこく左大文字ラクロスクラブが獲得に触手を伸ばしていた。
しかし、今年4月に関西在の会社に就職する宮崎選手は、「仕事の様子や勤務地が決まってみないとラクロスはやるかどうかわからない。早く決断しろというなら登録しなくても結構です」と頑なに入団拒否の意志を示した。一部の報道によると、コーチを務めていた昨年の立命館大の入れ替え戦のあと、ラクロスの道具を全て捨て去ったという情報も入っており、ほかのチームにも入団する可能性も低そうだ。今回の獲得断念によって左大文字強化部GMの加来氏は絶望的な状況に追いこまれており、辞任の動きも出ているが、左上層部では慰留に努めてる模様。宮崎選手は今年の関西ラクロス界の超大物ルーキーだけに今後の動きが注目されている。
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「HIDARIホームページの掲示板閲覧350人を突破」
左大文字広報部ホームページ製作班が作成し、試験的に公開しているホームページの掲示板の閲覧者のカウンターが30日午前0時現在で350人を突破した。1月10日にアップロードしてからのハイペースな閲覧者の増加でホームページ製作班はほくほく顔。順調な滑り出しを見せている。
掲示板はホームページの連絡網にも使え、他チームからの来訪者、また新入部員の勧誘などにも使えるため、各チームのホームページにもよく活用されている。掲示板の長所は電子メールとともに迅速に情報が全員に伝わることだが、左大文字L.Cでの問題は、パソコンを持っている部員が少ないこと。部員の鶴原選手などはパソコンを持っているのはいいが、繋ぎ方がわからないため単なる高価な箱と化しているという。
携帯電話全盛時代でHIDARI連絡網も迅速化してはいるが、アナログな面々が多い左大文字の部員にどれだけ掲示板が浸透するかが問題となっている。 実際、掲示板に書きこむメンバーも最近は固定化してきていることも大きな問題。しかし、その固定メンバーだけでは350という数字は到底クリアできないため、ホームページ製作班では「いちげんさん」が多くいるのではと見て、今後誰でも気軽に書きこんでもらえるような掲示板作りに力を入れ、他チームからのかきこみも積極的に呼びかけていく予定だ。
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「今週の試聴室」
CDアルバム 角松敏生 「タイムトンネル」 3000円
最近は他の歌手のプロデュース活動が多かった角松が、活動凍結後5年ぶりに出したニューアルバム。聞いてみるとあまり今までの角松と代わり映えせず、「5年間の意味はなんやったの?」と思うこともしばしば。しかし、「SHIBUYA」など都会的なセンスあふれる曲と、「匂い」などの聞いててしんどくなるようなバラードを聞かせるところはさすが。問題作「崩壊の前日」も必聴です。
「時間」という1つのテーマに沿って流れる一連のメロディーは、ベスト版全盛時代の今日に、これこそアルバムだと、ベテランの底力を見せつけてくれるなかなかの力作です。アルバム全曲を聞き終わってもしつこく待って聞いてみると、あの名曲のボーナストラックも・・・。初めて角松を聞くという人でも構えずに聞けるのでおすすめできます。
このアルバムをひっさげてのツアーもやるらしく筆者は2月2日の守山市でのライブに行ってきます。感想はのちほど。
(今週の筆者 LMF仲屋聡)